お気に入りの偏愛アイテムを語るこのシリーズ。
第25回目は「クラマタ産業×東屋の霧吹き」について。
僕のボタニカルライフをより一層楽しいものにしてくれた、世界一美しい霧吹きスプレーです。
霧吹きの消耗
僕はお部屋で植物を育てておりまして、毎朝、観葉植物に葉水する(葉っぱに霧吹きをかける)のが日課となっております。
実はこれまで、2台の霧吹きを使い潰してきました。
1台目は雑貨屋さんで買ったこちらの霧吹き。
これはある日、取っ手がポロっと取れて壊れてしまいました。
続いて2台目は、Amazonで買ったSegbeautyのスプレーボトル。
細かい霧を噴射できる優れものでして、かなり気に入って使っておりました。
しかしある時、トリガーが自動で元に戻らなくなって壊れてしまったんですよね。
それでも手動でトリガーを戻しながら無理やり使っていたんですが、遂に完全に壊れてしまい、お水が出なくなってしまいました。
霧吹きは毎朝使っているから、ちょっとずつ摩耗しちゃったみたい。
そんなわけで、3台目の新しい霧吹きを購入した次第です。
クラマタ産業×東屋の霧吹き
実は、次に買う霧吹きはもう決まっておりました。
それがこちらのクラマタ産業×東屋の霧吹き。
「クラマタ産業さんの業務用噴霧器を、家庭向けに調整しました」みたいなアイテムです。
まずクラマタ産業さんの噴霧器というのは、クリーニング店や文化財の修理現場など世界中のプロに愛されるロングセラーアイテム。
ちなみにマルハチ産業さんというところからも似たような噴霧器が出ております。会社名もアイテムもよく似てるので注意。
今回僕が購入したのは、クラマタ産業さんと東屋さんがコラボした商品でして、家庭用に噴射角度が調整されたモデルであります。
オールメタルで美しいデザイン。
目立つロゴなどの装飾は無く、ハンドル部分に控えめな刻印が入っております。
どこかクラシックな雰囲気を感じさせる佇まいで、インテリアとして置いてあるだけでもカッコいい。
こちらは取扱説明書なんですが、複数のパーツが組み上げられて作られており、結構複雑な構造をしていることがわかります。
「こんなにパーツがあると、壊れやすいのでは?」と思われるかもしれませんが、元々プロフェッショナル用ということで耐久性はかなり高い模様。
クラマタ産業さんの噴霧器を調べてみると、「十数年使って初めて修理に出す」みたいな人を見かけたんで、そう簡単には壊れなさそうです。
万が一どこかが壊れたら、そのパーツを交換すればまた使い続けられるので、そういった意味でも長く使える道具であると言えましょう。
加圧式の実力
加圧式の霧吹きを使うのは今回が初めてだったのですが、植物への葉水がラクで素晴らしいですね。
トリガーを引いている間ずっと霧が噴射し続ける感覚が心地よく、植物のお世話をするのが一層楽しくなりました。
購入前に懸念していたのが「加圧するのが面倒ではないか?」ってところだったんですが、その心配は杞憂で全く手間は感じませんでした。
確かに、使うときは水を入れて20回ほどポンプを上下して加圧しなければなりませんが、すぐ終わりますし、その作業自体もちょっと楽しいんで全然苦にならなかったんですよ。
1度加圧すれば、結構長い時間噴射し続けられるんで、僕の使い方だと何度も加圧し直す必要はありませんでした。
何十個もたくさんの植物を育てている人でも、大抵は1回の加圧で全体に葉水できちゃうんじゃないでしょうか。
美しい道具を使って植物のお世話をするのは、面倒どころか逆に癒しの時間となっております。
これは使い捨てスプレーを使っていた頃にはなかった感覚ですねぇ。
使用後は、逆さまにしてトリガーを引いて空気を抜き、残った水を捨てればOK。
僕はいつもこんな感じで、少し乾かすために分解した状態で放置しております。
より良い日常のために
毎日使う道具を良いものに変えると、それを使う時間がとても楽しみになるものですね。
朝起きたら、コーヒーを淹れて、霧吹きで植物に水をやる。
こんな何気ないルーティーンでさえも、心地よい充実感をもたらしてくれる特別な儀式のように感じるようになりました。
良い道具は、より良い日常を作り出してくれるなぁということに、改めて気付かされました。
僕なりの言葉で表すならこの霧吹きは、使い潰す消耗品ではなく、使い尽くす偏愛品。
何年も使い続ければいずれ壊れるかもしれませんが、そのときは修理してもらって、また使い続けていけたらなと思います。
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