新着:偏愛アイテムシリーズに新記事をアップしました。

偏愛アイテムを語るvol.4「BKFチェア」

BKFチェアを入口からライフスタイル

10年後も手放さない、お気に入りアイテムを語るこのシリーズ。

第4回目は「BKFチェア」について。

BKFチェアは1938年にアルゼンチンで誕生した名作椅子です。

この椅子のおかげで、僕のライフスタイルは大きく変化しました。

家、使いこなせてない問題

BKFチェア裏面のクエロブランドロゴ

僕は自分の家での暮らし方に課題を感じていました。

それは「家だと集中できないし、心地よくリラックスすることもできない」ということ。

それまで僕は、何か集中して作業をしたいときや、リラックスして大好きな読書に没頭したいときなどは、決まってカフェに出かけていました。

家だと何となく集中できず、なぜか落ち着かない気分になっていたんですよ。

そんなときカフェに行くと、作業用がしやすかったり、読書が捗ったりしました(まぁ、実際は「捗った気がしていた」だけなんだけど)。

でもあるときふと、それってちょっとおかしいことだなと思ったんです。

家は自分の好きなように過ごせる空間なのだから、最も集中できて、最もリラックスできる、居心地の良い場所にすることもできるはず。

それなのに、僕はその空間に居ることを避けるように生活している…。ちょっと変じゃない?

「自分は外の方が集中できるのだ!」とか思っていたけど、それって実は単純に家を上手く使いこなせていない、使いこなすための工夫をしていないってだけなのかもしれないと気づきました。

椅子を変えよう

BKFチェアを上から

そこで、家を上手く使いこなすためにはどうしたら良いかを考えてた結果、気づいたのは椅子が重要な役割を果たしているってこと。

思い返してみると、居心地の良いお気に入りのカフェには、必ず心地よい椅子があったんです。

集中できるカフェには集中できる椅子があったし、リラックスできるカフェにはリラックスできる素敵な椅子があった。

逆に座り心地の悪い椅子しかないカフェは、長居せずに出てしまうことが多かったです(そしてそういうカフェはリピートすることがない)。

つまり、その空間の居心地の良さというのは、椅子によって決まっているんじゃないかと思いました。

そこで僕は、椅子によって家での過ごし方を変えてみようと思い立ち、集中する用の椅子とリラックスする用の椅子を買うことにしました。

それまで家の椅子と言えば、適当に買った安物のソファを使っていたんですが、これがどうも居心地悪かったんですよ。

何となくカフェに行きたくなっちゃうのは、こいつが原因だったのかもしれません。

北欧の蝶、BKFチェア

BKFチェア3色一覧

そういうわけで、リラックス用に購入したのがBKFチェアです。

「BKF」は3人のアルゼンチンデザイナーの名前の頭文字で、蝶が羽を広げたようなユニークな形状から、別名バタフライチェアとも呼ばれています。

BKFチェアの素晴らしいところは、次の3つ。

  • 座り心地が良い
  • ヘタレず、レザーのエイジングが楽しめる
  • 佇まいが美しい

座り心地の良さ

BKFチェアに座りながら読書

BKFチェアの坐り心地、なんとも形容が難しいですが、身体が包み込まれるような感覚です。

全身の力を全て預けてしまえるような感じ。心地よすぎて、そのまま眠ってしまうこともしばしばあります(笑)

こればかりは座らないとわからないので、もしインテリア屋さん等で見かけたらぜひ座ってみてください。

色々体勢を変えて座ることができるんで、座り疲れることなく読書に没頭できるのもこの椅子の魅力です。

BKFチェアに座りながらスマホいじり
こんな感じで片足を乗っけてくつろいだり。
BKFチェアにあぐら
あぐらをかいて座ったり(これやると寝ちゃうパターン)。

余談ですが、オプションの専用ピローはあったほうが良いなと思いました。

BKFチェア専用ピロー

見た目的にアレかなと思って買わなかったんですが、あったら絶対気持ちいいと思います(購入検討中)。

ヘタレず、エイジングが楽しめる

BKFチェア座面の縫い目

BKFチェアの座面は 通常の手法よりも手間のかかる方法でなめされたベジタブルタンニンレザーのみで作られており、クッション材などは使われていません。

それ故、クッションが使われているソファのようにヘタることがありません

むしろエイジングによって自分の身体に馴染み、ちょっとした傷ですら味となり、どんどんカッコよくなっていく

このあたり、僕の大好きな革靴の魅力にも通ずるところがあります。

BKFチェアサイドの縫い目
丁寧な縫い目。

育てる椅子」と言えば、革靴やレザーアイテムがお好きな方には激しくグッとくるポイントではないでしょうか。

エイジングといっても、体重で変に変形することがないように作られているので、基本的にダメになることがありません。数十年レベルで愛用できると思います。

美しい佇まい

BKFチェアを入口から

BKFチェアは座り心地が良いだけでなく、その佇まいが美術品のように美しい

単なる「椅子」という枠を超えて、造形物としての美しさがあります。

名作と呼ばれる座り心地の良い椅子は他にもたくさんあるんだけど、このデザインは唯一無二の存在。「座る」だけでなく「見る」ことによっても価値を発揮する椅子と言えましょう。

BKFチェア発売当時のオリジナル版は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にも展示されているそうです。確かに、美術館にあっても全く違和感のない美しさです。

BKFチェア設置イメージ
僕の部屋だと上手く全体を撮れなかったんで、他サイトからイメージを拝借。
引用:https://vanilla-kagu.com/fs/design/c/070bkfchair

個人的には、この美しい椅子を部屋の入り口の対角線に置くのがお気に入り。

なぜ対角線に置くのかというと、ここに何を置くかで部屋の印象が決まると言われているからです。

人はある空間に入ったとき、無意識にいちばん遠い場所に目を向けるといわれています。

これは人間の本能で、ここは安心して過ごせる部屋なのかどうか、広さや状況を把握しているのです。

なので、ぱっと目につくこのスペースしだいで、部屋のすべてが決まってしまいます。

逆にいえば、ここさえきれいにしておけば、きちんとした部屋という印象が残るのです。

今あるもので「あか抜けた」部屋になる。

座り心地だけでなくデザインにもこだわったのは、こうして対角線に置いて部屋のフォーカルポイントにもしたかった為。

最も目につく対角線にこの美しい椅子があること、部屋に入るたびに嬉しい気持ちになります。

BKFチェアが変えてくれたこと

BKFチェア大きさ

BKFチェアを置いたことで、家での生活に2つの変化が起きました。

1つは、部屋が心地良いと感じるようになったこと。

以前のように無駄にカフェに行くことがなくなりました。

正直、BKFチェアレベルの座り心地を体験できるカフェってほとんど無いので、もはや家がカフェの居心地を超えちゃったんですよね(笑)

もちろんカフェは大好きですし、カフェそのものを楽しみたいときは行きますが、集中する為とか読書する為とか、何か作業をする為にカフェに行くということはめっきり減りました。

BKFチェア裏面の被せ部分
このように革を被せるシンプルな仕様です。

もう1つは、生活にメリハリがついたこと。

BKFチェアは主にリラックスする為の椅子ですが、前述の通りこれとは別に作業に集中する為の椅子も置いています。

机と椅子
作業用には、立ったり座ったりできるバーカウンターとスツールを使用。
ピシッとする為にあえて座り心地の硬いものをチョイス(わかりづらくてすいやせん)。

用途別に2種の椅子があることで、座る場所を変えるだけで気持ちの切り替えができるようになり、集中&リラックスがしやすくなりました。

僕みたいに1ルームで部屋の仕切りがなくても、椅子を使い分けるだけで気持ちの切り替えができるのは大きな発見でした。

椅子を使い分けるって、とても良いライフハックなんじゃないかなと思います。

部屋が最高の作業場であり、同時に最高のリラックス空間となりました。
 

椅子で暮らしをデザインする

BKFチェアと観葉植物
寒い冬にはシープスキンを乗せると良い感じ。

良い椅子が生活にもたらしてくれた変化は、想像以上に大きいものでした。

椅子には、部屋の印象だけでなく、日々の時間の使い方さえ変えてしまう効果があるようです。

ですから、僕はライフスタイルを変える一つの手段のとして「椅子を変える」ということをおすすめしたい。

僕のおすすめは、やはり「力を入れるとき」と「力を抜くとき」で椅子を使い分けること。

そのメリハリが、家で過ごす時間をより豊かにしてくれると気づきました。

そして力を抜くときには、このBKFチェアが最高の相棒となります。

思いきりリラックスしたいときは、美味しいコーヒーと魅力的な本、そしてこのBKFチェアさえあれば良い。これ以上、何を望むことがあるだろう?

この椅子のおかげで僕は、部屋で過ごす時間がとても好きになりました。

たまにレザークリームでメンテをしながら、これからも末長く愛用していきたいと思っています。

ご質問・ご感想はお気軽に

タイトルとURLをコピーしました