ちょうど1年前くらいにコーヒーアイテムの紹介記事を書いたのですが、あれから色々とアップデートがありましたので、改めて現在使用しているコーヒー器具をまとめてみたいと思います。
コーヒー器具は黒で統一したいという想いが芽生えまして、「黒いデザインで性能が良いやつ」という基準で各アイテムをアップデートしてきました。
ほとんどがマニアックなアイテムです。中にはほとんど使っている人が居ないようなアイテムも含まれていると思います。
こんなのもあるんだ〜と、何か参考になるものがあれば幸いです。
ミル・スケール・ポット
まずは3種の神器とも言える、ミル・スケール・ポットのご紹介。
豆の粒度、 重さ、湯温など、コーヒーの味に関わる各パラメータを自在にコントロールできるものをチョイスしておりおます。
Flair The Royal Grinder(手挽きミル)
Flair(フレア)の手動式グラインダー。
以前はカリタのネクストGという電動ミルを使っていたのですが、ネクストGではエスプレッソ用の粒度に対応できないのでこちらに切り替えました。
硬化スチール製の円錐形刃を備えていて、豆の粒度は72段階の調整が可能。
エスプレッソ~フレンチプレスまで対応できるので重宝しております。
ブラックのボディカラーも相当カッコいい。
手動ミルを使うのはこれが初めてだったのですが、力も要らず短時間で挽けてしまうので、全然苦になりません。むしろサクサク挽く感覚が楽しい。
コーヒー豆を挽いたときの、粒の均一性には驚きました(ネクストGよりもこっちの方が圧倒的に綺麗に揃っていました)。
acaia pearl Model S(スケール)
言わずと知れた、最高峰クラスのコーヒースケール。
とにかく高精度で多機能というのがacaiaスケールの特徴です。
いくつか種類があるんですが、僕が使用しているのはModel Sという3kgまで計量できるモデル。
なぜ3kgまで計量したかったかと言うと、僕はコーヒー以外にサボテンも計量しているから。
コーヒーだけでなくサボテン育成用にも使いたかったから、3kgまで対応していてかつ高精度に測れるスケールがどうしても欲しかったのです。
たまに料理にも使いますので、そういう意味ではコーヒー以外にも幅広く活用しているアイテムといえます。
品薄で、Amazonだとめちゃくちゃ価格が高騰しているので、もし購入する場合は正規代理店のFBCインターナショナルさんとかで購入した方が良いと思います。
Brewista Artisan Gooseneck Variable Kettle 0.6L Pure Black(電気ケトル)
40℃〜100℃まで、1℃単位で温度を調節できる電気ケトル。
形状を見てわかる通り、完全にコーヒー用に特化したデザインです。
バリスタの大会なんかでも使用されることが多いらしい。
温度調整ができる点と、オールブラックの見た目は気に入っているんですが、実は注ぎ口の形状はそんなに好みではないんですよね(笑) 良いケトルではあるんですが…。
温度調整ができて小型のケトルはこれしか見つけられなかったので、これを使っている感じ。
Fellowの電気ケトルのもう少し小型版が出てくれたら、最高なんだけどなぁ。
抽出器具
抽出器具によって、コーヒーの味わいも大きく変わるから面白いです。
以下の器具を気分によって使い分けています。
Chemex(ケメックス)ハンドブロウ
プアオーバー(ハンドドリップ)でコーヒーを抽出する時に使用しております。
ドリッパーとサーバーが一体化した、合理的なデザインが美しい。
使い勝手も良く、一番気に入っている抽出器具ですね。毎日使っています。
このケメックスは、ハンドブロウと言って職人さんが手拭きガラスで手作りしているシリーズ。マシンメイドとはまた違って、分厚くてずっしり重みのある質感です。
昔のケメックスには、中央の木のネック部分が黒のものがあったようなのですが、今はもう無いっぽい。願わくば黒が欲しかったですねー。
以前はサードパーティアイテムでブラックレザーネックが売られていたと記憶していますが、今検索してみても全然見つからない。3カップ用のブラックレザーネック、誰か作ってくれないかなぁ。
Flair PRO2(エスプレッソメーカー)
手動でエスプレッソを抽出できる器具。
こちらもいくつか種類があるのですが、僕が持っているのはダブルショット(約56ml)が抽出できるPRO2というモデルです。
購入にあたっては、僕が最も信頼している暁屋さんのコーヒーブログを参考にさせて頂きました。
レビューを見ると「上手く抽出するには練習が必要」みたいに言われていることが多く、使いこなせるかちょっと心配でしたが、CAFICTさんの動画を参考にしたら1発目から大成功しました。
初めて飲んだとき、濃縮した果実のような味わいを感じて驚愕。美味い。
仕事の合間にこれでエスプレッソをクイっとやるのが最高で、毎日使っています。
エスプレッソを使ったドリンク作りにもそのうち挑戦してみたいです。
Delter Coffee Press
クリアな味わいのコーヒーを抽出できる、比較的新しい器具。
上記2つと比べると使用頻度は低いですが、たまにスッキリしたコーヒーを飲みたくなった際に使用しています。
形状はエアロプレスと似ていますが、仕組みはちょっと異なっていて、抽出方法もユニーク。
難点は専用フィルターを買わなきゃいけないところと、内部のパッキンが痛みやすいところですかね(使用頻度少ないのはこういったのも理由だったり)。
WEMUG BREW BOTTLE
水出しコーヒーを作れるボトル。
真ん中のストレージにコーヒー粉を入れて、じっくり抽出します。
容量は500mlで、冷蔵庫に入れていても邪魔にならないのがお気に入り。
特に夏場なんかは、これで長時間抽出した旨味たっぷりの水出しコーヒーをゴクゴクと飲んでおります。
周辺アクセサリー
最後は、コーヒーの周辺アイテムを5つまとめてご紹介。
Fellow Atmos(真空キャニスター)
フタを何度かツイストすることで、中身を真空状態にできるキャニスター。
そのユニークな機能性のみならず、Apple製品を思わせるようなミニマルなデザインが素敵です。
新鮮な豆を大量に入れると、豆から放出されるガスで(?)真空状態が緩むことがある点は注意が必要。
そんなデメリットがありつつも、見た目がシンプルでカッコ良すぎるのでとてもお気に入りです。
Sサイズを購入しましたが、僕がよく買う200gのコーヒー豆がギリギリ入らないので、もう1サイズ上のタイプを買えば良かったと少し後悔しております(笑)
現状、日本ではめちゃくちゃ高いみたいですが、僕はアメリカのAmazonで購入して3,000円台で入手できました。
竹俣勇壱氏のレンゲ
コーヒーメジャースプーンとして使っているレンゲ。
このようにコーヒー豆を取り出して計量する際に使用しております。
偏愛アイテムのアンティークシューホーンにも似た雰囲気で、長く使えるお気に入りの逸品です。
バカラ タリランド
コーヒーを飲む際に使用しているグラス。
「バカラのグラスでコーヒー?」と突っ込まれるかもしれませんが、この飲み方はバカラの公式サイトで提案されていたんですよね(笑)
宝石のように綺麗なグラスで、使う度にちょっとした高揚感を与えてくれます。
もちろん、お酒を飲むときなんかにも大活躍しております。
赤田刷毛工業 キーボードブラシ
主にミルの掃除用に使っているブラシ。
コーヒー器具の掃除用として売られているものには、なぜか黒のブラシが全然無いんですよね。
これはキーボードの清掃用のブラシみたいですが、僕はコーヒー器具の掃除用に使用しています。
立てておけるのが地味に便利で、収納的にもスッキリして良い感じ。
ノックボックス
ノックボックスというのは、エスプレッソ抽出後の粉を廃棄する為のゴミ箱です。
真ん中にラバー製の棒が付いており、この棒にトントンと打ち付ける形で粉を捨てます。
Flairでのエスプレッソ抽出の際だけでなく、ミルに付いたコーヒー粉を落とすのにも使っております。
卓上にこういったミニゴミ箱があるとなかなか便利です(特に手挽きミルは粉が散乱しがちなんで)。
嗜好品と至高品
というわけで現在のコーヒー関連アイテムのご紹介でした。
非常にマニアックなラインナップなので、万人におすすめできるものでは全くありません。
特にFlairのグラインダーやacaiaのスケールなんかは、扱いが少し難しいので、本気でコーヒーが好きな方以外には全然オススメできない(笑)
ですが、これらは僕の個人的な「好き」を追求して行き着いたものですから、めちゃくちゃ気に入っています。
コーヒーが嗜好品なら、これらのアイテムは僕にとっての至高品といったところ。
自分だけの美味しいコーヒーを、お気に入りの美しいコーヒー器具を使って作るという体験は、お店では体験できないことです。
その時間はとても格別で楽しいし、至高の在宅時間の過ごし方じゃないかなと思っています。
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