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ミニマリストのファッション-少ない服でおしゃれをする

コーディネート例2 ミニマリズム

元アパレル業界出身の僕が、大量の服を処分して辿り着いた、ミニマリストファッションについて紹介します。

服を処分して目指したのは、テキトーに選んで組み合わせてもサマになる、お気に入りだけが入ったクローゼット

クローゼットの中身とコーディネート例に加え、ファッション迷子だった僕が自分のスタイルを見つけるのに役立った本や考え方なども合わせて紹介します。

カラーボックス4つ分の服を捨てて残ったファッション

僕は元々ファッションが大好きで、ミニマリストになる以前はクローゼット2つとカラーボックス4つ分の服を持っていました。

たくさんの服を持っていることがおしゃれだと思ってたんですねー。

しかし「服を買うなら、捨てなさい」という本を読んで、おしゃれの考え方がガラッと変わり、ほとんど着ていなかったカラーボックス4つ分の服は処分してしまいました。

不思議なことに、服は減ったのですが逆におしゃれと言われる機会はグンと増えました(ありがたい…)。

現状のクローゼット

今のクローゼットの中身はこんな感じです。

クローゼットの中

入っているのは、

  • ジャケット4着
  • スラックス1着
  • デニム2着
  • Tシャツ
  • ストール

です。ここに写っているもの以外に、コートを1着持っています。

ジェイエムウェストンの靴たち

靴は革靴が好きなので、基本4足の革靴を履きまわしています。

スーツは着ないので、基本的に毎日これらのアイテムを組み合わせてコーディネートしています。

人によっては「少ない」と思われるかもしれないですが、かなり幅広いコーディネートが可能です。

百聞は一見にしかずということで、コーディネートの一例を写真で紹介します。

コーディネート例

コーディネート例1
コーデ例① ■ジャケット:RING JACKET ■デニム:SIVIGLIA ■インナー:UNIQLO ■革靴:J.M. Weston 641 Black

青系のジャケットにデニムを合わせたスタイル。ジャケットと革靴を合わせると結構ドレス寄りになるので、控え目にダメージの入ったデニムとUチップの靴でカジュアル要素を入れてバランスを取っています。

コーディネート例2
コーデ例② ■ジャケット:RING JACKET ■デニム:SIVIGLIA ■インナー:UNIQLO ■革靴:J.M. Weston 180 Dark Brown ■ストール:ZARA

茶色のジャケットは一歩間違えると野暮ったく見えそうなので、スリムフィットのダメージデニムにローファーを合わせて、スッキリ見えるようにしています。ストールは、今の季節役に立ちますよね。

コーディネート例3
コーデ例③ ■ジャケット:麻布テーラー ■デニム:SIVIGLIA ■インナー:UNIQLO ■革靴:J.M. Weston 641 Dark Brown

カッチリ目のネイビーのジャケットに、レビュラーフィットの程よくダメージ入ったデニムを合わせています。ネイビーと相性の良いブラウンの靴が映えます。

コーディネート例4
コーデ例④ ■ジャケット・スラックス:FABRIC TOKYO ■インナー:UNIQLO ■革靴:J.M. Weston 641 Dark Brown

セットアップスタイルです。セットアップは間違いないスタイルですが、仕事帰りのおっさんに見えるのも嫌なので(笑)、こんな風にラフなTシャツを合わせて腕捲り、くるぶしを出して軽快な感じに着崩すのが好みです。

コーディネート例5
コーデ例⑤ ■コート:nano・universe ■デニム:SIVIGLIA ■インナー:UNIQLO ■革靴:J.M. Weston 641 Black ■ストール:ZARA

濃いネイビーのチェスターコートにデニムとストールを合わせたスタイル。今の時期はこんな格好が多くなります。

どれをどう組み合わせても成立する

基本的にどのアイテムをどう組み合わせても上手くまとまるようになっています。

例えばこんな感じ。

コーディネート例6
コーデ例⑥ ■ジャケット:麻布テーラー ■デニム:SIVIGLIA ■インナー:UNIQLO ■革靴:J.M. Weston 180 Black ■バッグ:Zanellato Postina M+

コーデ例③の靴を黒のローファーに変更し、黒のバッグを追加したスタイル。靴が変わってバッグを追加しただけでだいぶ印象が変わります。ちなみにこのバッグは現在唯一持っているバッグ。

コーディネート例7
コーデ例⑦ ■ジャケット:FABRIC TOKYO ■デニム:SIVIGLIA ■インナー:UNIQLO ■革靴:J.M. Weston 641 Dark Brown

コーデ例④のボトムスをデニムに変更したスタイル。一気にカジュアル感が増しました。でも決して変な感じじゃない(よね?笑)。

コーディネート例8
コーデ例⑧ ■ジャケット:FABRIC TOKYO ■デニム:SIVIGLIA ■インナー:UNIQLO ■革靴:J.M. Weston 641 Dark Brown ■ストール:ZARA

コーデ例⑧に更にストールを追加したスタイル。着ている服は一切変えていないのに、全然印象が変わります。

特に深く考えなくてもコーディネートが完成するので、かなり楽。

少ない服でおしゃれになる秘訣

少ない服でおしゃれになる秘訣はズバリ、「スタイルの固定化」と「色合わせの固定化」。

よく言われる「私服の制服化(同じものを毎日着る)」とはちょっとニュアンス異なります

スタイルと色合わせを固定化すれば、テキトーに選んで組み合わせてもサマになる、お気に入りだけが入ったクローゼットを作ることができます。

スタイルの固定化

スタイルの固定化は、「服を買うなら、捨てなさい」という本からヒントを得ました。

服を買うなら、捨てなさい

この本は「おしゃれとはなんぞや」についてためになることがたくさん書かれている良書なんですが、中でも僕が気に入った一節がこちら。

ジャックリーン・オナシスやオードリー・ヘップバーンの名前を聞くと、彼女たちが着ているもの、髪型、メイクなどがパッとすぐ浮かんでくるでしょう。

それは、彼女たちのファッションや顔がいつも同じ、ワンパターンだから。そのワンパターンこそが、「スタイル」なのです。

スタイルとは、究極のワンパターンのことです。

おしゃれな人は、みんなスタイルを持っています。

おしゃれになるということは、自分のワンパターンを見つけることなのです。

「服を買うなら、捨てなさい」より

いろんなバリエーションの服を着こなすことがおしゃれだと思っていた僕にとっては衝撃でした。それまでむしろワンパターンにならないように頑張ってましたから。

でも確かに、おしゃれだな〜と思う人をよく見ると、自分のスタイルをお持ちなんですよね。

だから僕は、「基本ジャケット+革靴」という格好を自分のスタイルとすることに決めました(綺麗目が好みなんで)。

スタイルが決まってしまえば、服に沢山のバリエーションは要らなくなり、コーディネートを考えるのも楽になります

色合わせの固定化

スタイルと共にもう一つ固定化したのは「色合わせ」。

クローゼットは3色でいい」という本がめちゃくちゃ参考になりました。

クローゼットは3色でいい

簡単に言うと、

  • 全身3色以内でまとめましょう
  • まとまる色の組み合わせを知りましょう

といったことが書かれてます。

色合わせと聞くと無限にあって覚えるのが難しそうに感じますが、この本ではシンプルに整理されているので、めちゃくちゃ簡単に覚えられます

この色合わせを覚えたおかげで、随分とムダな買い物を回避できるようになったと思いますねー。

ちなみにこの本には色合わせ以外にも、体型に合わせた服の選び方、小物の使い方、服選びに最適なクローゼットの作り方など有益なノウハウも書かれてて参考になりますよ。

「スタイル」と「色合わせ」が固定化できればしめたもの。

固定化したルールに沿って決まったパターンのアイテムを揃えれば、どれをどう組み合わせてもサマになるクローゼットの完成というわけです。

その他参考になる書籍

少し話がそれますが、ファッションの基礎知識が身につく良書も紹介しておきます。

正直ファッション本は沢山読んでまして、一時は毎週のように書店に通っては読みまくり、ファッションコーナーの本は男女向け問わずほとんど全て読み尽くしたほど。

中でもメンズファッションの基礎知識としては、

がいい感じにまとまってました。

「最速でおしゃれに見せる方法」は、全年代に使える実践的なノウハウがまとまってる感じ。

「最強の服選び」は、主に20代後半から30代以上の方に特に役立ちそうな感じでまとまってました。

この辺を読むと色々と服が欲しくなってしまうのが難点ですが、基礎知識つける為に読む分にはおすすめです。

ファッションで失敗しなくなる3つのポイント

アンティークシューホーンとジャケット

上で紹介した書籍を読むだけでファッションにはほぼ悩まなくなると思います。

ここでは最後に、僕が何度もファッションで失敗して学んだ、失敗しないためのとっておきのTipsを3つ紹介します。

真似したい人、なりたいイメージを見つける

ファッションで真似したい人を見つけるというのは、服の買い物やコーディネートで失敗しないための手っ取り早い方法の一つです。

失敗・後悔しない為には、自分の好きなスタイル・なりたいイメージから「外れた」ものを買わない・身につけないこと。

服を買うときやコーディネートをする時に、

  • 憧れのあの人ならこの服を買うか?
  • 憧れのあの人ならこういう格好をするか?

と自問することで、そのアイテムが自分の目指すスタイルに合うのかどうか、冷静に・客観的に判断することができます。

僕の場合は、元ビームスの高田朋佳さんのテイストが好きなので参考にしています。

ファッショニスタ”高田朋佳(BEAMS/ビームス)”着こなし術

もちろん、こういったファッショニスタのファッションを全て真似しようとするとそれこそいくら服があっても足りません(笑)

ファッショニスタと同じところを目指す必要はないので、あくまで自分のなりたいイメージとして参考にする程度に留めるのがいいでしょう。

ファッションにおけるマイルールを持つ

ジェイエムウエストン641_着用画像正面

ファッションにおけるマイルールを持つというのも、買い物やコーディネートで悩まなくなるのでおすすめ。

例えば僕の場合は、

  • 必ず白を入れる
  • 革靴はカジュアル寄りのものを選ぶ
  • くるぶし出す
  • ジャケットは本切羽・パッチポケットを選ぶ
  • アクセサリーは時計と指輪だけ

などをマイルールとしてます。

マイルールは、自分の体型を綺麗に見せる為のTipsを入れるでも良いし、単純に好きだからという理由で「◯◯は必ず身につける」みたいなものを定めても良いと思います。

要は何もルールが無いから悩むのであって、ルールを持っておくと自分のスタイルが決まるし、迷うこともグッと減ります。

髪と靴を整える

オブヘアシャンプーとトリートメント

ラストはこれ。ファッション好きな方や業界の方はよくご存知かと思いますが、髪と靴は全体の印象を決定づけるほどのインパクトを持ちます。

例えば、サイズがダボダボの服を着ている人を想像してみて下さい。

そして、その人の髪と靴について次の2パターンをイメージ下さい。

  • 髪がボサボサで、めちゃくちゃ汚れた靴を履いている場合
  • 髪が美しく整っていて、綺麗な靴を履いている場合

前者はめちゃくちゃだらしない人っぽく感じますが、後者は今風の格好をしてる人みたいに感じません?後者は「あぁ、おしゃれの為にあえてビッグシルエットの服着てるのね」みたいな(笑)

同じ服なのに髪と靴が違うだけで全く印象が変わります。最悪、髪と靴さえ整えておけば、服装がちょっとイマイチでも整って見えるのではないかと(笑)

何となくおしゃれに見えない、という場合はもしかしたら髪や靴を変えてみると大きく印象が変わるかもしれません。

ヘアケアや靴については、また別記事で詳細を書いていこうと思います。

まとめ

めちゃくちゃ長くなってしまった…(笑)まとめます。

少ない服でおしゃれになる秘訣
  • スタイルの固定化
  • 色合わせの固定化

上記2つを行うことで、テキトーに選んで組み合わせてもサマになる、お気に入りだけが入ったクローゼットを作ることが可能。

また、ファッションで失敗を減らす為の工夫は以下の通りです。

失敗を減らすためのTip’s
  • 真似したい・なりたいイメージを見つける
  • ファッションのマイルールを持つ
  • 髪と靴を整える

参考になれば幸いです。


最新の「服」記事はこちら。

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