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服の再考

ミニマリズム

久々の再考シリーズ、今回は「」についての再考です。

そろそろワードローブをアップデートしようと思い立ちまして、ここ最近は色々と服を物色しておりました。

いくつか面白い考え方取り組み方が見つかったんで、参考にした本など含めご紹介したいと思います。

そろそろ服を変えようか

デニムコインポケットアップ

服を変えようと思ったきっかけは、「時流(コロナ)」と「年齢」の変化です。

時流についてはことさら詳しく言及するまでもありませんが、1年半ほど前から外出機会が激減したことで、着なくなった服がちょいちょい出てきました。

この流れは当分変わりそうにないですから、もはや時代が変わったのだと判断し、これを機会に「必要な服」というものを再定義しても良いんじゃないかと思ったんですよね。

それに加えて、ちょうど年齢の変化も考慮するタイミングなのかなーとも思いまして。

というのも、今持っている服はだいたい20代の中盤〜後半あたりに買った服が多いんですよ。

ジャケットをメインに構成しているのでアイテム的にはそこまで違和感があるわけじゃないですが、上着の丈感やパンツの太さなどをかなり攻めた(20代にマッチするような)サイジングにしてるんで、この点は見直す時期なのかなと。

ちょうど良いタイミングなんで、以前より興味を持っていた「Project 333」という考え方をベースにワードローブを変えてみることにしました。

Project 333でワードローブを再構築する

手元と時計と指輪

Project 333とは、「3ヶ月間、33のアイテムだけで過ごす」という取り組みで、海外ミニマリストのコートニー・カーヴァーさんが考案したものです。

この33アイテムの中には、小物・アクセサリー・靴なんかも含みます。

こちらがコートニーさん。 引用元:https://bemorewithless.com

重要なことを先に記しておくと、「3ヶ月間・33アイテム」という数字の部分には特に意味はありません

コートニーさんも以下の著書で述べていますが、3・3・3と、ただ語呂がいいからって理由で採用された数字です。

ですから無理にこの数字縛りでやる必要も無く、好きな数でやればいいとのことです。

僕の場合はこの33アイテムという基準を踏襲することにしました。

これは、「最初に数の制約を決めてしまった方が頭を使うことになるだろう」と考えたからです。

数の制限があればその制限内で何をどう選ぶべきか熟慮するので、結果的によく考えられた、洗練されたワードローブが出来上がるのではないかと。

本家のProject 333では、下着やルームウェア、トレーニングウェアは33アイテムの対象外として良いってルールになっているのですが、僕は下着も含めて33アイテムにしてみることにしました。

毎日外出するわけでもないんだから、下着を含めてもいけちゃうんじゃないかと思いまして(笑)

後ろ姿とジェイエムウエストン

というわけで、まずはどんな33アイテムを揃えるかを検討しました。

僕の案は以下の通りです。

カテゴリアイテム数量
アウターコート1
 ジャケット4
トップスTシャツ5
 パーカー1
ボトムスデニム2
 スラックス2
アンダーウェアパンツ5
 靴下5
アクセサリ指輪2
 腕時計1
革靴4
 雨靴1
 合計33

これだけあればかなりの組み合わせが考えられますから、必要十分だなぁと思いました。

ちなみにニットやシャツが入っていないのは、33アイテムに入らなかったからじゃなくて、元々そんなに好きじゃないからです(笑)

これらはケアが面倒臭いというのと、なぜか大学生がよく着ているイメージがあるので、例えおすすめされたとしても買わないようにしてるんですよね。

入れたいのに入らなかったアイテムとしては、ストール革手袋の2つがあるんですが、ジャケットとデニムを1つずつ減らして代わりにこれらを追加してもいいのかもしれません。

まぁ、冬しか使わないわけだし例外アイテムにしちゃってもいいと思いますが。

「3ヶ月」の方のルールは一旦無視しまして、基本的にこれで年中いけるというラインナップを考えました。

「3ヶ月に1回、もし見直したければ見直してもいい」くらいの感覚で運用していければと思います。

どう選ぶか

クローゼットの中

ざっくりと揃えるべきアイテムが整理できましたんで、次は具体的な服選びです。

服の選択肢は無数に存在するので、これをどう選んでいくかが悩みどころなわけですが、何か参考になればと思い「ニューヨークの人気スタイリストが教える 似合う服がわかれば人生が変わる」って本を読んでみました。

ファッション本は結構読んでいるんですが、そういえば海外のスタイリストが書いた本は読んだことなかったなぁと思い、手に取ってみた次第です。

全体を通して「100点満点のクローゼット以外認めない、妥協や誤魔化しは一切認めない」という超完璧主義が貫かれているんで、好き嫌いが分かれそうな本だったのですが(笑)

でもまぁ、良いものを厳選していくつもりなら、これくらい意識高い方がいい気もします。

というわけで僕はこの本を参考に、条件を整理していきました。

服の選び方

ウイスキーと手元

本書の中で服を選ぶ際に必ず自分に問いかけたい究極の質問というのが紹介されていまして、これがちょっと面白かったです。

その質問とは、「これは何を伝えているの?」というもの。

身につけるもの全てが何かしらのメッセージを主張している、と考える感じですね。

そのジーンズの主張は「だらしない」なのか「成功してそう」なのか、そのアウターの主張は「フリーターっぽい」なのか「仕事できそう」なのか、みたいな感じでしょうか。

1つ1つに主張があり、そしてそれらの組み合わせによっても主張が生まれるんだと。

だからまずその主張にあたる部分をどうしていきたいか考えよ、と本書では言われております。

具体的には、まず自分が発したい主張を「形容詞」で定めるわけです。

例えばこういう感じ
  • 爽やか
  • 個性的
  • 知的
  • パワフル
  • 親しみやすい など

数の制限の話と同じで、目指す形容詞(=基準) を定めるだけでも、結構服選びが楽になるのかもしれないですね。

もしかしたらこういうのを何も定めない人ほど、ファッション迷子になりやすいのかもしれませんなぁ。

爽やかな服を着て、周囲からも爽やかに見えれば、自然と振る舞いも爽やかになっていきそうですから、自分がなりたい姿で形容詞を定めちゃっても良いかもしれないっすね。

僕なりに解釈すると、服を自己実現のツールとして使おうぜ!って話なのではないかと。

ってことで僕も目指す形容詞を考えてみました。

僕は「品の良い」を目指したいと思います。

【品の良い】
優雅で洗練された雰囲気のあるさま、上質であるさまなどを意味する表現。「品がある」「上品である」などともいう。

引用元:Weblio辞書

僕が外出するとしたら、行き先はだいたい、

  • 美術館
  • レストラン
  • BAR
  • 本屋

くらいなもんなんで、これらを訪れるシーンを考えると、品がある感じにまとめておきたいなと。

品のいい服」で僕がイメージするのは、

  • サイズが合っている
  • カジュアルではなくややドレス寄り
  • 派手じゃない
  • 綺麗にケアされている

などですので、この辺を意識して揃えていくのが良さそうです。

色の選び方

ジェイエムウエストンの紐を結ぶ

本の中で、色に関するココ・シャネルのカッコいい名言も紹介されていました。

世界で最高の色とは、あなたをきれいに見せる色です。

– ココ・シャネル

ココ・シャネルが本当にそう言ったのかどうかは定かじゃありませんが(笑)、なかなか深い言葉ですね。

これをファッションに活かすなら、自分がきれいに見える色を身につけようということになると思いますが、逆に言うと美しく見えない色は着なくていいとも言えます。

僕は33アイテムという数の制限を設けるわけですし、無駄にカラーバリエーションを増やすのではなく、自分が美しく見える色だけで構成したいと思いました。

完全に自己評価ですが、僕の場合は黒やネイビーがしっくりくるような気がします。

逆にカーキやベージュは何となく合わないんじゃないかなぁ。

色選びについては以前別記事でも紹介したことがありますが、「クローゼットは3色でいい」という本で提唱されている組み合わせ理論を使えば良さそうなんで、引き続きこれを参考にすることにします。

揃えたアイテムについて

今回は再考シリーズということで、思考の部分を取り上げてみました。

「具体的にどんなアイテムで揃えたのか?」については、別記事にて近日公開しようと思います。

コートと後ろ姿
ちら見せすると、こういうコートとか買いました。

33アイテムの中にバッグを入れなかった理由も、ここで明らかにするつもり。なかなか面白い服を買いました。

余談ですが、服って写真を撮るのが地味に大変なんですよね〜(笑) 空き時間を見つけてちまちま撮影しております。

ある程度準備ができたら、今度写真を交えつつ紹介していければと思いまーす。


↓続編を公開しました。

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