ジョシュアエリスのカシミヤストールを購入しました。
ジョシュアエリスは200年以上の歴史を誇るイングランドの老舗カシミヤブランドで、高品質のカシミヤ製品で知られています。
近年では価格が上昇していますが、僕はとある方法でここの大判ストールをお得に手に入れることができました。
この記事では、購入したカシミヤストールを実際に使ってみた感想やコーディネート例、安く手に入れる方法についてご紹介します。
Joshua Ellis(ジョシュアエリス)のカシミヤストール
冒頭でも触れましたが、ジョシュアエリスはイングランドの老舗カシミヤブランドです。
高級なカシミヤストールと言えば有名どころはジョンストンズですが、ジョシュアエリスも200年以上の歴史を誇り、その名はジョンストンズと並び称されているらしい。
ジョンストンズもジョシュアエリスも高品質なカシミヤ製品で知られていますが、製造プロセスや仕上げの方法に違いがあり、それぞれ独自の風合いを持っています。
項目 | ジョンストンズ | ジョシュアエリス |
---|---|---|
創業年 | 1797年 | 1767年 |
所在地 | スコットランド | イングランド |
製造工程 | 一貫生産、伝統的な工程と最新の機械を使用 | 縦糸と横糸の両方を縮絨する手法、熟練した職人による製造 |
実物に触れたことがありますが、ジョンストンズのストールはどちらかというと硬めの質感があり、カシミヤの密度をしっかり感じる触り心地でした。
一方で、ジョシュアエリスのストールはハリがありつつも柔らかく、しなやかな質感といった印象です(シリーズによっても質感が異なるみたいなんで、僕が触ったのがたまたまそうだっただけかもしれませんが)。
僕は毎年、秋冬には必ず大判ストールを愛用しております。
とても便利ですし、長く使えるアイテムなんで、いつかは上質なカシミヤストールを手に入れたいと思っていたんですよね。
そんな中、ブラックフライデーセールでジョシュアエリスのストールが安くなっているのを見つけ、今回購入に踏み切りました。
あえて明るい抜け色をチョイスする
ジョシュアエリスのカシミヤストールは、サイズと色・柄の選択肢が豊富です。
僕としては、サイズに関しては「190×70cm」一択でした。
これまでいくつかのストールを試してきた経験から、ストールは180~190cmくらいの長さがある大判のものが一番使いやすいと感じています。
程よいボリューム感が出てバランスが取りやすく、巻き方でアレンジもしやすいんですよね。
問題は色・柄の選択です。
ジョンストンズやジョシュアエリスのストールはチェック柄が定番のようですが、柄物は合わせる服を選ぶので、使用頻度が少なくなってしまうと思いました。
「どんな服にも合わせやすく、頻度高く使えるもの」を基準に考えた結果、無地のベーシックなカラーを選ぶことにしました。
最終的に選んだのは、「Vanilla Cream」というホワイト系のカラーです。
真っ白というよりは生成色が入ったオフホワイトで、柔らかく上品な印象があります。
メンズだとネイビーやグレーなどの暗めの色を選ぶのが定番かもしれませんが、僕はあえて「抜け感のある白」をチョイスしました。
白系ならモノトーンコーデにも馴染むし、色味のあるコートとも合わせやすいはず。また、手持ちの服が基本的にダークカラーなので、服と合わせたときに重苦しくならず、コーディネートに軽快さがプラスされていい感じになるだろうと考えたのです。
実は、僕はすでに黒のストール(4年前に購入したZARAのカシミヤマフラー)を1本持っています。2枚目となる今回は明るい色に挑戦してみようという気持ちもありました。
黒のストールはクールで引き締まった印象ですが、白のストールはリッチで気品のある雰囲気があります。
これまで明るい色のストールは持っていなかったので、秋冬のコーディネートの幅が一層広がりました。
他のストールとの違いは、美しいドレープにあり
ジョシュアエリスのカシミヤストールは、他のストールと何が違うのでしょうか?
僕が感じた最も大きな違いは、「美しいドレープ」にあります。
ジョシュアエリスのカシミヤは滑らかな手触りと上品な艶を備えているだけでなく、独特のハリ感が特徴的です。
このハリ感があるおかげで、ただ首に巻くだけでも綺麗なドレープが自然と生まれるのです。
他のカシミヤマフラーと比較すると、ZARAのカシミヤマフラーは少しもこもこした質感で、巻いたときにフラットでのっぺりした印象です(それが悪いわけではありませんが)。
一方、ジョシュアエリスのストールは、適当に首に巻くだけで美しいドレープが生まれ、ストールの艶感と陰影が相まって立体的な表情を作り出します。
バニラクリームというカラーを選んだのも良かったかもしれません。明るい色味が影を際立たせることで、陰影がよりはっきりと見えます。
実際に使ってみるまでわかりませんでしたが、良いストールというのは艶とドレープがとても綺麗に出るものなんですね。
ちなみに余談ですが、ストールには上の写真のようにタグがついています。
このタグについては、付けたまま使うべきか取り外すべきかで意見が分かれている模様。
ジョシュアエリスのストールのタグは四隅を簡単に止めてあるだけなので、メーカーとしては取り外しを前提としているように思えます。
しかし、僕はタグを付けたまま使っています。個人的にはタグが付いていても気にならないし、わざわざ取るのも面倒だからです。
タグを付けっぱなしにしておいた方が、クリーニングに出したときに扱いが丁寧になるかもしれません(笑)
特に気にならなければ、付けっぱなしでも全然問題ないでしょう。
海外の公式サイトから安く手に入れる
今回僕は、ジョシュアエリスのカシミヤストールをイギリスの公式サイトから購入しました。
理由はもちろん、日本で買うよりも安かったからです。
元々イギリス公式サイトの方が日本よりも価格設定が安いですが、僕が購入したタイミングではブラックフライデーセールが開催されていて、通常価格よりもさらに40%オフになっていました。
僕が購入した190×70cmストールの価格は、81,440円から40%オフの48,864円。海外からの発送ですが、送料無料で商品は即日発送され、数日で手元に届きました。
これでも安い買い物ではありませんが、日本で同じストールを購入しようとすると93,500円(税込)です。 ※2024年12月時点。
日本との価格差は約4万4千円。なかなかデカい差ですよね。
実は、他にもお得な購入手段はあります。
たとえば、Amazonや楽天でもいくつか安く売っているものを見つけることができます(正規品かどうかはわかりませんが)。
シーズンオフになるとさらに値引きされる可能性もありますが、個人的には今回のブラックフライデーのタイミングで買えて満足。公式サイトから買っているんで、確実に正規品ですしね。
ブロガー仲間のちゃん貴さんも同じようなことを書いていますが、ジョシュアエリスやジョンストンズのカシミヤストールを検討しているなら、イギリスの公式サイトを一度チェックしてみるとよいでしょう。
時期やセールによっては、日本での価格と大きな差が生まれています。
上質なワインのように
ジョシュアエリスの公式サイトの商品説明に、面白い一文が記載されていました。
“Like fine wine, cashmere will improve with age if cared for properly.”
引用元:https://joshuaellis.com/en-jp/products/classic-plain-ripple-cashmere-stole-vanilla-cream
(上質なワインのように、カシミアも適切な手入れをすれば、年月を重ねるごとに上質になっていきます。)
カシミヤストールは新品のパリッとした風合いも美しいですが、丁寧に扱い、時間をかけて使い込むことで、風合いや手触りが柔らかく変化していくと言われています。
新品のシャープな風合いには洗練された魅力がありますが、年月を重ねてしっとりとした柔らかさが増していくカシミヤもまた、格別な味わいがあるでしょう。
こういうアイテムは、「いいものを長く使う」という暮らしの在り方を思い起こさせてくれます。
流行に流されることなく、本当に良いものを選び、ケアをしつつ大切に使っていくのって良いですよね。
僕が購入した大判ストールも、これから長い時間を共にしていく中で、少しずつ変化していくでしょう。その変化を楽しんでいきたいと思っています。
上質なストールは、単に冬の寒さをしのぐだけでなく、人生に「時間を味方につけるという楽しみ」をもたらしてくれる存在なのではないかと思います。
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