New「クラシックシェービングのボウル」を公開

上質を携帯する|1902’s アンティークシガレットケース

アンティークシガレットケース 小物

イギリス銀製品のシガレットケースを買いました。

その名の通りたばこを収納するためのケースで、今から100年以上前に作られたアンティーク品です。

僕はこれを、サプリメントを持ち運ぶためのピルケースとして使っております。

旅行やジムへ行くときに思うこと

飲んでいるサプリメント

今まで旅行やジムへ行く度に思っていたのが、「サプリメントを持ち運ぶための上質なケースが欲しいなぁ」ということでした。

サプリメントは毎日飲んでいるわけじゃないんですが、たまにクレアチンやマグネシウムを飲んでいるのと、旅行のときは万が一眠れなかったときの為にメラトニンを持って行ったりしたいんですよね。

サプリメントと手

薬やサプリを携帯する為のケースをピルケースと言いますが、探してみるとこれが意外と欲しいと思えるものが見つかりません

Amazonや楽天で検索すればいくらでも出てきますし、なんなら100円ショップでも沢山売られていますが、好みのデザインのものが全然ヒットしないんですよ。

「サプリメントを入れられる」という機能だけを求めるなら、そこら辺で売っているプラスチックのケースで十分でしょう。

しかし、僕が欲しいのはただのケースではなく、装飾品(アクセサリー)としての機能も兼ね備えた上質なケースでした。

使う度に良い気分になれるような、ちょっと良いケースが欲しかったわけです。

1902’s アンティークシガレットケース

アンティークシガレットケース_前面

探し続けた結果、アンティークシガレットケースという最高にマニアックなアイテムに行きつきました。

こちらが僕が実際に購入したアンティークシガレットケースです。

アンティークシガレットケース_俯瞰

今から100年以上前に作られたものになります(スペック詳細は以下の通り)。

項目説明
製造年1902年
検査場所バーミンガム
純度925スターリングシルバー
メーカーP&S
サイズ約78mm×55mm×15mm
重さ約72g

なぜ製造年などが分かるのかというと、イギリスの銀製品には「ホールマーク」という刻印システムがあるからです。

ホールマークの読み方
ホールマークの例。それぞれの刻印には意味があり、作られた年代などがわかるようになっています。
引用元:https://selectors.jp/blog/20180428/
アンティークシガレットケースの刻印
アンティークシガレットケースについている刻印はこちら。

ホールマークについての詳細は以前書いたアンティークシューホーンの記事をご参照いただければと思いますが、この刻印によって年代やメーカーを特定できるようになっています

この刻印を読み解くと、1902年に作られた製品であることがわかるというわけなんですな。

僕が持っているホールマーク辞書で調べてみると1901年っぽいんだけど、販売元のお店では1902年と説明に書かれていました。まぁどっちでも良いですが。

アンティークシガレットケースの内側

古いものなので表面に若干の凹みがありますが、パッと見は気づかないレベル。状態としてはかなり良好で、内側もほとんど使用感を感じないほど綺麗な状態です。

シガレットケースは本来たばこを入れる為のケースなんですが、僕はこれがピルケースに最適だと思いました。

そう思った理由は3つです。

ポイント
    1. ポケットに忍ばせておける絶妙なサイズ感
    2. 銀製品ならではの堅牢性
    3. 唯一無二のデザイン

ポケットに忍ばせておける絶妙なサイズ感

アンティークシガレットケース_真上から

このシガレットケースは、現代のたばこの箱よりもグッとコンパクトで薄い作りになっています。

これが本当に絶妙なサイズ感で、カバンやポケットに入れておきやすい形状も相まって、非常に携帯性に優れているんですよ。

アンティークシガレットケース_背面の曲面
背面は僅かに湾曲したデザイン。胸ポケットに入れるためでしょうか?

邪魔になるどころか、むしろ常に持って歩きたいと思えるような、不思議な愛くるしさがあるサイズ感がナイスです。

銀製品ならではの堅牢性

アンティークシガレットケースを開ける

銀製品ですから、当然プラスチックよりも頑丈で、ちょっとした衝撃にも耐えられる堅牢性があるのも心強いです。

開閉ボタンを押すとバネでぱかっと開く仕組みになっているんですが、100年以上前に作られたものであるにも関わらず問題なく動作します。

そう簡単には壊れないしっかりした作りになっているんで、これから先かなり長く愛用していけるはず。

唯一無二のデザイン

アンティークシガレットケース_全面と背面

最大の特徴は、やはりこのデザインでしょう。

アンティークシガレットケースを探してみるとわかりますが、形状も柄も本当に多種多様で面白いです。

僕が購入した個体は、全体的に唐草模様の彫刻が施されていて、中央にポスターのような柄とイニシャル(?)が配置されたデザイン。

アンティークシガレットケース_ボタンと側面
このように側面にまで彫刻が施されている個体は、結構珍しいみたい。

パッと見で普通じゃないことがわかる、美術品のような佇まい

ここまで細かな彫刻が施されたケースって、現代のものでは見つけるのがなかなか難しいんじゃないでしょうか。

アンティークシガレットケースと手

アンティークシューホーンもそうでしたが、イギリスのアンティークシルバーは他にない凝ったデザインのものが多くて好き。

当時の英国紳士たちのこだわりが感じられます。

ピルケース(サプリケース)として使うとこうなる

アンティークシガレットケースとサプリ

実際にサプリメントを入れてみるとこんな感じ。

サプリメントをそのまま直で入れるのではなく、プラスチックのケースに入れております。

まさかのケースinケース(笑)

100円ショップのトラベルケース
ちなみにプラスチックのケースは100円ショップで買ったもの。Travel Caseって名称で売られていました。

シガレットケースの内側はかなり綺麗な状態なんでそのままサプリを収納しても良いんですが、まぁ念のため衛生面を考慮した方が良いだろうということでこうなりました。

アンティークシガレットケースと指先

「ならプラスチックのケースだけで良いじゃないか」と言われればその通りなんですが(笑)、シガレットケースはある意味アクセサリーとして購入しているんでこれで良いんです。

例えて言うなら、フリスクケースやスマホカバーなんかと同じような感覚でしょうか。

サプリメントをアンティークのシルバーケースで持ち運ぶって、なかなか趣があって良いでしょう?

さり気なく上質であること

アンティークシガレットケースを持つ手

日々愛用しているものが、さり気なく上質である」って、カッコいいと思うんです。

見せびらかすわけじゃなく、何気ない瞬間にサラッと良いものを使っているというのが、なんだかこだわりが感じられて良いじゃないですか。

イギリスのアンティークシルバーはこだわりのデザインが多いし、古いものでもまだまだ現役で使えるものが多いんで、日常の道具として取り入れるのは結構おすすめ。

今回買ったアンティークシガレットケースもとても気に入りました。これから末長く愛用していきたいと思います。

コメント