以前書いた「服の再考」記事の続きでーす。
Project 333(33アイテムで3ヶ月過ごす)の考え方をベースにワードローブを再構築したので、今回はその中身をご紹介したいと思います。
これからの時代にフィットする服ってのを意識しつつ、特殊な機能性を備えたアイテムもいくつか取り入れました。
新・服一覧
前回の記事からの再掲になりますが、僕が考えた33アイテムのラインナップはこんな感じ。
Project 333の詳細については、前回の記事をご参照ください。
カテゴリ | アイテム | 数量 |
---|---|---|
アウター | コート | 1 |
ジャケット | 4 | |
トップス | Tシャツ | 5 |
パーカー | 1 | |
ボトムス | デニム | 2 |
スラックス | 2 | |
アンダーウェア | パンツ | 5 |
靴下 | 5 | |
アクセサリ | 指輪 | 2 |
腕時計 | 1 | |
靴 | 革靴 | 4 |
雨靴 | 1 | |
合計 | 33 |
では早速、具体的にアイテムの中身をざっと紹介しましょう〜。
各リンクは該当の商品ページか、当ブログの関連記事にリンクさせてあります。
以前こちらの記事で紹介しているアイテムを一部残しつつ、新しいアイテムを加えてアップデートしている感じ。
色は黒・ネイビー・茶・白をベースとしていて、基本的にどのアイテムをどう組み合わせてもサマになるように意識して揃えました。
全ては紹介しきれないので、以降ではこれらの中で特に特徴的なものに絞って取り上げてみます。
バッグを無くす試み
僕はバッグを持つよりも手ぶらで颯爽と歩いている方がカッコいいとか思っちゃうタイプでして、できればバッグは持ちたくないと常々思っているのですが。
そんなバッグ無しスタイルをどう実現しようかと考えた結果、行き着いたのがTEÄTORA(テアトラ)の服でした。
- 現代クリエーター・頭脳職の為のワークウェア
- 座るための服
というコンセプトで服を作っているブランドでして、大きなポケットが沢山付いていたり、シワが目立たないタフな素材を使っていたりするのが特徴です。
このテアトラで、コート・ジャケット・パンツを揃えました。
テアトラでは同じ名称のアイテムでもシリーズ毎に素材や機能が異なるんですが、僕が選んだのはパッカブルシリーズとゴーストコードシリーズ。
- パッカブルシリーズ:デバイスコート
- ゴーストコードシリーズ:デバイスジャケット
- ゴーストコードシリーズ:ウォレットパンツ
- ゴーストコードシリーズ:ウォレットパンツリゾート
デバイスコートとデバイスジャケットはその名の通り、ノートPC・iPad・Kindleなどのデバイスを入れられる大きなポケットが多数ついているのが特徴です。
見た目からは想像もつかないと思いますが、どちらも1〜2泊分くらいの荷物は携帯できてしまうくらいの収容力を持っています。
これだけの収容力あれば、もはやよほどのことが無い限りバッグは不要かと。
パンツもコートやジャケットほどではありませんが、これまた大容量のポケットが付いていまして、Kindleとかは余裕で入っちゃいます。
パンツの面白い点は、お尻の位置にはポケットが無く、代わりにサイド部分にポケットがついているというところ。
このおかげで、ポケットにモノを入れていても座ったときに気持ち悪くないし、座りながらモノを取り出すことが可能になっています。
これが「座るための服」の由来であります。
このアイキャッチ画像はすごく嫌だけどw
※上の動画で紹介されているのはパッカブルシリーズのウォレットパンツで、僕が買ったゴーストコードシリーズのウォレットパンツではないんでご注意ください。
上下をテアトラで揃えると、収容力がハンパないことになるんで、なんか無敵になった気持ちになれますね。もうなんでも持ち運べる、みたいな。
いつかバッグを持たずに、この服を着て手ぶらで旅行にでも行ってみようと思っております。
全てのドレスコードをクリアする
上で軽く触れましたが、ジャケットやパンツはテアトラのゴーストコードというシリーズで揃えております。
ゴーストコードは、「全てのドレスコードをクリアする」というコンセプトで作られているシリーズ。
公式から引用すると、
着用者の印象を品よく匿名化するGHOST CODEはまるでレーダーに感知されないかのようにあらゆるドレスコードをすり抜けます。
引用元:テアトラ公式サイト
シャドーと名付けられたGHOST CODEのために開発された特殊なカラーはドレスコードを研究するTEATORAが導き出した黄金比。
影を実体化したかのような色彩は品格の中に静けさを内包し、着用者の印象を品よく匿名化します。
とのこと。
ほんのり厨二病感が漂っている気がしますが(笑)、コンセプトとしては素晴らしいんじゃないでしょうか。
黒ともグレーとも言えない絶妙な色合いで、質感はクラシックな表情。
パッカブルシリーズとは違って、素材のシャカシャカ感はありません。
かといって、カッチリし過ぎている感じでもない。
特にジャケットはフォーマルとカジュアルのちょうど中間を狙ったような仕立てで、非常に気に入りました。
全ドレスコードに対応するってコンセプトはいいなぁと思ったんで、僕はワードローブ全体にもこの思想を適用することにしました。
例えばTシャツは、カジュアル感が強いヘインズと、ドレス感が強いファブリックトーキョーの2種を揃えまして、シーンに合わせてカジュアルとドレスの度合いを微調整できるようにしております。
よりラフで力の抜けた感じを出したいならヘインズを選び、クライアントとの打ち合わせや高級レストランなどよりフォーマルを出したいときはファブリックトーキョーを合わせる、みたいな感じ。
めんどくさがって写真撮らなかったんですが、ファブリックトーキョーのJOB Tはもはやシャツと言っても良いくらい、ドレス感すっごいです。
ウォレットパンツを太さ違いで揃えたのも同じ理由ですね。
- デニム:超カジュアル
- ウォレットパンツリゾート:リラックス
- ウォレットパンツ;きれい目
といった感じなんで、組み合わせ次第でどんなシーン・気分にも対応できるようにしています。
人生を共に歩む靴
靴は雨靴以外、ジェイエムウエストンで揃えております。
僕は正直、服自体にそこまで強いこだわりは無いんですが、靴に関しては話が別。
靴はジェイエムウエストンしか履かないと決めてまして、これはもはや信念とも言えます。
フランスの非常に美しい革靴でして、いい感じに上品さを演出してくれるんですよねぇ。
もはや「ジェイエムウエストンさえ履いていれば、どんな服装だろうが美しく整う」とすら思っているくらいです(笑)
僕という熱狂的なJ.M. Weston信者の戯言です。真に受けないように(笑)
ジェイエムウエストンと言えば、通称「万力締め」とも呼ばれる、強烈な痛みを伴う履き慣らし期間があることで有名。
この儀式を通過できた者だけが履くことを許される、まさに「履く者を選ぶ魔性の革靴」なんですが、僕は運よく完璧なフィット感が得られました。
これはもう、人生を共にするパートナーみたいな存在。
なので僕の場合、服に靴を合わるんじゃなくて、靴に服を合わせるようにワードローブを構築しているイメージです。
差別化としてのスタイリング
最後はアイテムではなくスタイリングの話になるのですが。
上で「服自体に強いこだわりは無い」と書いていますが、僕は服やコーディネートよりも、スタイリングにこだわるようにしております。
コーディネートが組み合わせるという行為なら、スタイリングは美しく整えるという行為かと思いますが、このスタイリングで差別化が可能だと思うんですよ。
ちょうど僕とほぼ同じ服を着ている着用イメージを見つけたんで、比較画像を作ってみました。
ほぼ同じ服なのにちょっと印象が違って見えるのは、袖・襟・裾・靴の種類など、細部のスタイリングが異なるからであります。
僕が特に強く意識しているのは、手元・足元を美しく見せるってことですね〜。
ググってみると「テアトラはオーバーサイズでゆるく着よう」みたいなアドバイスが多かったんですが、僕は少し品の良い感じを目指したかったので、それらのアドバイスは完全無視しました。
いやー、しかしこうして画像で比較してみますと、改めて着こなし次第でだいぶ印象が変わることがわかりますね。
スタイリングで差別化できていれば、もし街中で同じ服を着ている人とすれ違っても恥ずかしくありません(笑)
引き続き自分のスタイルを貫いていきたいと思います。
着潰すのではなく、着尽くす
以上、新ワードローブの紹介でした〜。
この33アイテムは一応3ヶ月おきに見直せるというルールになっていますから、アイテムは状況に応じて入れ替えていくつもりです。
例えば、冬になってより寒くなってきたら、ヘインズのTシャツをユニクロの極暖ヒートテックに替えたりとかですね。
昔、ペラペラのアウターと極暖ヒートテックだけで雪山へ行ったことがあるんですが、余裕で暖かかったんで、今のラインナップかつ都内ならTシャツを極暖ヒートテックに替えるだけで冬を越せるんじゃないかと(笑)
長期的には、いつかジャケットの1つをレザージャケットに変えたり、デニムを1つ減らして別のアイテムを1つ加えたりしようかなぁとぼんやり考えております。
こんな感じで、買い足すのではなく買い換えていくスタイルで、33アイテムを運用していければと。
33アイテムくらいなら、「全然着ない服」みたいなのを発生させずに、良い具合に全体をローテーションしていけるはず。
着潰すのではなく着尽くすという精神で、全ての服を存分に楽しんでいきたいと思います。
↓今回紹介したテアトラのオンラインストア。
コメント
以前情報収集術でコメントした者です。
こういう記事、めちゃくちゃ大好物なので楽しいです 笑
テアトラのスタイリング、カッコいいですね✨
サイズ感の大事さを再認識
私事ですが、MITTANという京都のブランドの
現代の民族服というコンセプトが好きで少しずつ買い替えてたりしてます。
亜麻苧麻パンツや竹パンツ、大麻シャツが日本の気候にあっていて
快適なのでおすすめです!染め直しや修繕もしてくれるみたいなので…
雰囲気は独特なので好みを選ぶと思いますが参考までに〜
あと手元のアイテムとしてTUAREG SILVERもお手頃な価格帯で
控えめデザインなので収集中です 笑
お久しぶりです!コメントありがとうございます!!
そう言っていただけて嬉しいです!!
MITTANというブランド、調べてみたらカッコいいですねー!
素材感も良さそうなんで、これは一度手に取って見てみたいと思いました!
TUAREG SILVERも知りませんでした〜。これは収集したくなる気持ち、頷けます(笑)
この投稿からミニマログのファンになりました。iPhoneのホーム画面にブックマークし毎週チェックさせていただいています。デバイスコートをジーンズとTシャツに合わせて夕暮れに撮影された画像がとてもカッコよくてteatoraを調べまくっています。最近はデバイスコートがワードローブから姿を消しアトリエコートに置き換わっているようですが、デバイスコートをやめた理由とかありますか?購入を検討するにあたり参考にさせていただきたいです。
>medball17さん
コメント頂きありがとうございます!!ブックマークもして頂き、嬉しく思います!!
TEATORAのデバイスコートですが、現在もバリバリ愛用しております!
最近はアトリエコートをフィーチャーしていましたが、ジャケットの上などにアウターとして着るならデバイスコートの方がガバッと大きく羽織りやすいです!
生地は薄めなので真冬は厳しいのですが、今くらいの気温なら丁度良くて、今日もデバイスコートを羽織って出かけておりました!
パッカブル仕様で小さくパッキングできるのですが、最近初めてパッキング機能を使ってみて、今更ながら改めてこの便利さを再評価していたところでした。
今度旅行に行くので、小さくパッキングしてスーツケースに入れていこうと思っております。
製品の仕様として推奨はされていないかもしれませんが、家のドラム式洗濯乾燥機で洗いと乾燥をかけても全く問題が無かったので、ケアも楽で助かっています。
総じて気に入っているので、このコートは引き続き愛用していきたいと思っています!(冬バージョンのデバイスコートDUAL POINTもちょっと欲しいと思っているくらいです)
詳細なご返信をいただき嬉しいです。
パッカブルのデバイスコート購入決定しました笑
あまりにテアトラが欲しくなりすぎてデュアルポイントのスーベニアハンターを購入してしまいました。スーベニアハンターだと首周りも暖かなのでデュアルポイントの季節との親和性が高いのと、純粋にフォルムも好みだったので。通気用のチャック(デュアルポイントのスーベニアハンターには両サイドに、デバイスコートには加えてリュックのための背面がガバッと開くチャックもあり)全開で着用すると暖かくなりすぎる事もなく、通勤の電車内でも快適で、機能面の良さも実感しております。
ミニマログは、(いつか自分でこんな発信媒体を持てたらいいな)と考えていたまさにそんなブログで、参考にさせていただきつつ、毎週更新を楽しみにしております。
引き続き応援しております!
>medball17さん
ご購入、おめでとうございます!
スーベニアハンター!僕も気になっていて着てみたいな〜と思っているモデルです!デュアルポイントは結構暖かいのでしょうか??
温度調整できて、着膨れしないのもいいですよね。
そのように言って頂けてとても嬉しいです!励みになります〜!
引き続きよろしくお願いします!!