Kindle Paperwhite(第12世代)のシグニチャーエディションを購入しました。
ここ最近、本を読むデバイスとしては「PC・iPad・iPhone」を使い分けていてこれで十分だと思っていたのですが、家電量販店で第12世代Paperwhiteを触ってみたらあまりの快適さにびっくり。
それで5年ぶりにKindle端末を購入してみた次第です。
言及している人が少ないようなのですが、僕は新たに使えるようになった「ダブルタップ機能」に大興奮しております。
ダブルタップでページめくりができる快適さ

最新の第12世代Paperwhiteは2024年10月に発売されたモデルで、前世代よりも画面が大型化&動作が高速化しているというのが特徴です。
このサイズ感と画面の反応スピードには確かに感動しましたが、僕がそれ以上に嬉しかったのは「ダブルタップでページをめくる」という機能が実装されたことです。

この機能は5.18.1ソフトウェアにアップデートすることで利用できるようになります。対応しているのは第12世代PaperwhiteとColorsoftモデルで、これより古いKindleでは使えない模様。
使い方は簡単で、本を読んでいる最中に背面や側面などどこかをダブルタップすると、次のページに遷移することができます。
この機能がめちゃくちゃ便利すぎて、僕はこれだけで第12世代Paperwhiteを買って良かったと思いました。
これを使うと、片手持ちでの読書がめちゃくちゃ捗るんですよね。

僕はこうやって片手で持ち、背面を人差し指でダブルタップしてページをめくって読んでおります。

この持ち方だと、不思議と端末が軽く感じ、ホールド感もアップするんで手が疲れづらいです。
立っている時も、座っている時も、寝っ転がっている時も安定感があって、どんな姿勢でも片手で読めるのが気に入っています。
結果読書頻度が増え、読書ペースもアップしました。まさに読書体験が次のステージへいった感じ。
欲を言えば、「トリプルタップで前ページへ戻る」みたいな機能も実装されて欲しいところですね。たま〜に前ページに戻りたくなることがあるので。
今後のアップデートに期待したいところです。

「こんなに便利な機能なのだから、Kindle界隈ではさぞかし話題になっているんだろうなぁ」と思いきや、このダブルタップ機能について言及している人があんまり居なくて意外でした。
もしやと思い、僕の奥様に今回買ったKindle端末を持ってもらったところ、「手が小さくて片手では持てない」とのこと。
なるほど、僕が気に入っている片手持ちダブルタップスタイルは、手の大きさによってはできないみたいです。
誰もができるわけじゃないからこそ、あんまり話題になっていないのかもしれないですね。



ちなみにKindleの幅が約12.5cmに対し、僕の親指から小指の長さが約20cm。これくらいの手の大きさの人であれば、楽に片手持ちができます。
5年ぶり3回目の購入で感じた別物感

僕のこれまでのKindle端末購入歴は以下の通りです。
- 2015年:Kindle Paperwhite
- 2020年:Kindle Oasis
- 2025年:Kindle Paperwhite(第12世代)
ちょうど5年おきに買っているんですが、今回購入した第12世代モデルは過去一で進化を実感しました。
画面の切り替わりスピードは実用に耐えるレベルで、やっと快適に読書ができるようになったという感じ。
もちろんiPadなどに比べればわずかなラグが生じるのですが、全然気にならないレベルで、過去のKindle端末を知っている身からすると爆速に感じます。これまでのKindleとは明らかに別物だなぁと思いました。

このスピード感に加えて大きくなった画面、そして前述のダブルタップ機能が組み合わさり、読書体験が快適。
最近までは持ち歩く端末を増やしたくなくてスマホアプリのKindleで読書をしていましたが、この第12世代Paperwhiteは荷物が増えても良いから持ち歩きたいと思えるほど良い端末ですね。
僕はカラーモデルもアリだと思う

Kindle Paperwhiteを買うにあたって迷ったのは、やはりKindle Colorsoft(カラー版Kindle)です。
僕は「白黒ページをより美しい画質で見たい」と思って最終的にPaperwhiteを選びましたが、正直なところColorsoftを買えば良かったかなと少し後悔しています。
Colorsoftの評判を調べてみると賛否両論といった感じですが、店頭で実物を触ってみたところ全然悪くありませんでした。
個人的に盲点だったのは、今のKindleに「ロック画面に表紙を表示」という機能があるということです。
これは今読んでいる本の表紙をロック画面に表示させることができる機能なんですが、昔は無かった機能なので、今回買ったPaperwhiteを使っていて初めてこの機能の存在を知りました。

この「ロック画面に表紙を表示」機能ですが、Colorsoftとの相性がとても良いように思えます。
ロック画面にカラーで表紙が表示されていると、「思わず手を伸ばしたくなる、読みたくなる」という効果があると思うんですよね。違う言い方をすれば、カラーで表示されていると「読むという行動の引き金を引きやすいのではないか」ということ。
仮に白黒の表紙とカラー表紙が並べて置いてあったとして、手が伸びるのはおそらくカラーの方ではないでしょうか(少なくとも、実機を触ってみて僕はそう感じました)。

読書は手に取らなければ始まらないわけですから、この「手に取りたくなる」って効果は、読書習慣を身につけたい人などにとってはかなり大きなメリットになると思います。
それだけじゃなく、ロック画面にお気に入りの本の表紙をカラー表示させ、アートみたいに飾っておくということもできるでしょう。読んでいない時も、インテリアの一部になるのです。視界に入るだけでテンションが上がりそうですね(本好きの人ならわかるはず)。
こういう心理的な効果や、習慣・行動への影響というのは、値段やスペックといった表面的な情報からはなかなかわからないものです。ネットで調べて出てくるレビューも、こういう観点で考察しているものはありませんでした。
Paperwhiteには大満足しているものの、買う前にこれに気づいていたら、僕はColorsoftを買っていただろうなと思いますね。
レビューを鵜呑みにするのではなく、実機を触りつつもう少し熟考すれば良かったと反省しました。
持ち歩きたくなる端末

以前までは「スマホとKindle、2台持ちは面倒くさい」と思っていましたが、第12世代Paperwhiteの快適さを知ってからは「面倒でも2台持ちしたい」と思うようになりました。
サイズ的に、ジャケットの内ポケットやパンツのポケットなんかに入れられるので、バッグを持たずに手ぶらで持ち歩けるところも良いんですよね。

最近はこのKindleを持って、ふらっとカフェに行って読書する機会も増えました。読書習慣を変えてくれる、魔法の端末ですなこれは。
もしブラックフライデーセールとかで安くなったら、Colorsoftも買っちゃうかもしれないですね〜。
それくらい、今回のKindle端末は満足度が高いです。
























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