初めてJ.M. WESTON(ジェイエムウエストン)のスニーカーを購入しました。
買ったのは「ハント オンタイム #201」のブラックです。
この靴は僕にとって5足目のジェイエムウエストンなのですが、スニーカーをチョイスするというのは今回が初めての経験。
そのクオリティやフィッティング、実際に履いてみた感想などをレビューしていきたいと思います。
99%と1%の購入理由

僕がジェイエムウエストンのスニーカーを買おうと思った理由は、最近コーディネート的にスニーカーを合わせたいと思うシーンが増えたからです。
例えば、カジュアルな飲み会、近所への買い物、ジムへトレーニングしに行くとき、公園へ散歩しに行くときなど、TPO的に革靴よりスニーカーの方が合うんじゃないかなと思うんですよね。
なので、こういう時はよくASICS WALKING(アシックスウォーキング)のスニーカーを履いておりました。このスニーカーが思っていた以上に重宝しています。

ただ、このスニーカーだと僕としてはややカジュアルすぎる感じもしていて、もう少しだけ綺麗めなスニーカーがあると便利だなと感じていました。
そこで思い出したのがジェイエムウエストンのスニーカー。
ウエストンと言えば革靴のイメージがあるかもしれませんが、スニーカーも意外と種類豊富に展開されています。
中でも僕の記憶にずっと残っていたのがハント オンタイムというモデルで、スニーカーでありながら革靴のような上品なルックスを兼ね備えた1足であります。
これなら最近の僕の服装ともマッチするし、コーディネートの幅も広がって重宝するだろうなと思い、今回購入した次第です。買った理由の99%がこれですね。

そして残り1%の理由は「使命感」であります(笑)
というのも、ジェイエムウエストンのスニーカーをがっつりレビューしている人って全っ然いないんですよ。
ジェイエムウエストンと言えば革靴が好きな人が選ぶブランドだと思いますから、おそらく最初に買う靴として選ばれるのは、#180ローファーや#641ゴルフなどの革靴が中心でしょう。

1足目からスニーカーを選ぶという人は、ほとんど居ないんじゃないでしょうか?スニーカーを買うのは、僕みたいに既にウエストンの革靴を持っていて、かつウエストンが大好きな人達だけなんじゃないかと想像します。
多分そういう理由から、スニーカーについてはWEB上で手に入るリアルな情報が極端に少ないです。ネットで検索すると、ウエストンの革靴については山のように体験記が出てくるんですが、スニーカーに関してはさっぱり情報が出てきません。

「ウエストンのスニーカーが気になっているけど、他の人のレビューを参考にしたい…」という人もいるのでは?
こういう時こそ、ジェイエムウエストン偏愛ブロガーであるこの僕の出番だろうと。無い情報を切り開いていくことこそ、AIには真似できない、ブロガーとしての使命でしょう。
これまで4足のウエストン革靴をレビューしてきた知見も活かしつつ、ハント オンタイムスニーカーを紹介していきたいと思います。
ハント オンタイム #201 ブラック

ハント オンタイムにはいくつかのカラー・素材バリエーションがありますが、僕が購入したのはブラックのボックスカーフモデルです。

革靴とスニーカーのハーフみたいな靴で、アッパーが上質なボックスカーフ、ソールが白のラバーソールになっています。
そもそもハント オンタイムってのは何かというと、レジェンドとも言える革靴「#677ハント」と、クラシックなテニスシューズの「オンタイム スニーカー」を組み合わせてデザインされた靴なんですよね。

アッパーはまさに#677ハントを彷彿とさせるデザイン。
#677ハントといえば、今や定価50万円ほどになっており、値上げ値上げで限界突破してしまった感があるレジェンド級の革靴。
素材や細部は若干違えど、その#677ハントに通づるデザインを楽しめるという点では、ある意味お得なんじゃないでしょうか。

ボックスカーフは滑らかで、触っていて気持ちいい手触りです。
靴紐は、革靴で使われているのと同じ丸紐ですね。
僕は革靴なら紗乃織靴紐(さのはたくつひも)に交換するのが好きなんですが、ハント オンタイムはこのデフォルトの靴紐のままの方がドレッシーになり過ぎず良いバランスかもしれないです。しばらくはこのままの状態で楽しんでいこうと思っています。

ソールは約4cmほどの厚みがあり、裏面はモノグラムラバーソールになっています。
このソールが白いところが、スニーカーっぽさがあっていいですね。ソールまで黒いボックスカーフ&スエードのコンビモデルもあったのですが、見た目にスニーカー感が欲しかったので、僕はこのモデルをチョイスしました。
↓参考までに、ボックスカーフ&スエードのコンビモデルはこれ。
ちなみにこのスニーカーは1度だけオールソール(靴底全体を新しいものに交換する修理)が可能。スニーカーでありながらソール交換が可能なハイブリッドモデルとなっています。

履いてみた印象としては、ヒールはそんなにすぐ削れなさそうな感じでした。僕の場合、毎日履くわけでもないし、すり減り具合はかなりゆっくりになるでしょう。
これだけ分厚いソールですし、オールソールする機会なんて訪れないかもしれません(笑) スニーカーだけど、革靴並みに長く履けそうですねぇ。
普通のスニーカー、だと思ったら大間違い

さて、このハント オンタイムですが、履いてみて思ったのが「これはスニーカーという名の革靴である」ということです。
スニーカーだから楽に履ける…などと思ったら大間違いで、革靴と同じように履き慣らしが必要でした。

まずサイズですが、僕が選んだのは5ハーフ(5½)。
僕は#180ローファーで5D、#641ゴルフで5Eを履いているのですが、ハント オンタイムだと5のサイズは足が入らなかったのでハーフサイズアップしています。
相当無理してねじ込めば5でも履けましたが、履いた瞬間「このサイズは選んじゃダメ!!」と本能で直感しました。

これまでウエストンやトリッカーズを軽々と履き慣らしてきた僕ですが、それらをも超える尋常ならざる締め付けに、恐怖すら感じましたね(笑) このまま歩いたらもはや骨折するレベル。
そこでハーフサイズ上げてみたところ、無事に履けそうな感じだったので、最終的に5ハーフをチョイスしました。これで変なゆとりもなく、タイト目に履ける感じです。

ウエストンでは革靴だとウィズ(幅)が選べるんですが、このスニーカーはウィズの選択肢がありません。
推測ですが、ハント オンタイムはウィズが若干狭めなのかなと思ったのと、履き口も少し狭めなのかも。

やはり靴のデザイン・型が違えば履き心地も違いますね。革靴と同じサイズを選ぶと失敗する可能性があるので、スニーカーを選ぶ場合も必ず複数サイズを試着してみることをおすすめします。
そうしてハーフサイズアップで購入したハント オンタイムですが、それでもかなりのタイトフィットです。万力締めで知られるウエストンフィッティングがスニーカーでも健在。
僕は1週間ほど、家の中で履き慣らしをしました。

履き慣らしの際は、①普段より分厚い靴下を履くこと、②履いたままちょっと立っておくこと、がコツです。
僕は普段はユニクロのアンクルソックスみたいな薄手の靴下を履いているんですが、履き慣らしではあえてより分厚い靴下を着用しました。

分厚い靴下にする理由は、厚みの分だけ革にストレッチを掛けて早く馴染むようにする為です(加えて、足の保護にもなる)。
靴下の厚みは結構侮れなくて、いつもよりちょっと分厚くなるだけで履き心地が激変します。
ハント オンタイムはハーフサイズ上げたにも関わらず、感覚としては#180ローファーの履き慣らしと同じような締め付けを感じました。つまり超絶タイト。
でも大丈夫で、30分〜1時間程度履くというのを1週間ほど続けたところ、馴染んで普通に履けるようになりました。

履き慣らしの際は座ったままじゃなくて、できれば立った方がいい気がします。その方が靴の左右にストレッチが効いて馴染みやすいのと、ソールも若干沈む(?)感じがあって馴染みが早いように思います。
僕はスタンディングデスクを使っているので、履いている時はそのまま立って作業をしておりました。

なお、全ての革靴の履き慣らしでやっていることですが、ブリフトアッシュのシュークリームを塗るとより足馴染みが良くなる感じがします。
ソールが白いので、クリームはナチュラル(無色)のものを使うのが良いかと。
色付きを使っても良いですが、ソールに付かないように塗布するのは神経を使いそうです。マスキングテープなどでソールを保護すれば、色付きクリームでもいけるかもしれません。

さすがはジェイエムウエストンの革、クリームを塗って軽く磨くと、しっとりテラテラの艶感が出ました。
他の革靴と同様に、エイジングでさらにカッコよくなっていきそうです。
履き心地とスタイル

室内での履き慣らしを経て路上デビューを果たしましたが、歩いた感じは革靴に近い感触です。
もちろんラバーソールなので、足裏は普通の革靴ほど硬くはありません。
ただフカフカというほど柔らかくはなく、適度な硬さが感じられる歩き心地。これが絶妙な塩梅で、地面をしっかり蹴れる感覚があり、個人的には結構気に入っています。

そこそこ歩いても疲れないですし、変に靴擦れしちゃうことも今のところ無し。最初こそ足先の曲がるところ、特に親指の付け根あたりに革が当たる感覚がありましたが、すぐに馴染んで気にならなくなりました。
履けば履くほどより心地良くなっていく気がするんで、これからの経年変化が楽しみです。

また、履いた姿が普通のスニーカーより上品に見えるところも気に入っています。
プライベートでの普段使いにはもちろん、オフィスカジュアルOKの職場から、少し綺麗めなレストランにも履いていけそうな汎用性の高さが良いですね。
「お洒落は足元から」などとよく言われますが、全身の印象に対する靴の影響は結構大きく、スウェット姿のだらしない格好ですらこの靴を履くと品格がプラスされる感じがします。
着用写真はあまり撮ってなかったので画像が少なくなっちゃいましたが、近々別記事で「新コーディネート一覧」を公開しようと思っているんで、コーデと合わせた着用画像はそっちの記事で詳しくご紹介しようと思っています。
ニューノーマルな靴

まとめると、ハント オンタイムは「2足目以降のジェイエムウエストンの靴として、めちゃくちゃアリ」だと思いました。
アッパーでウエストンの革とデザインを堪能でき、経年変化も楽しめ、かつスニーカーのような気軽さで履けるというのは、まさにこれからの時代のニューノーマルな靴って感じがしますね。
革靴ほどかしこまった感じにならず、上品さを残しつつ程よくカジュアルダウンできるので、着用シーンは多くなりそう。これからガンガン履いていきたいと思います。

ちなみに今回、このスニーカーを求めて「ジェイエムウエストン丸の内店」と「ジェイエムウエストン青山店」に行きましたが、丸の内店だと在庫がなく、青山店に在庫ありと案内されました。
青山店でもいくつかのカラー・サイズは欠品していましたが、まだ在庫は何足かあるようだったんで、店舗で実物を見たいなら青山店に行くと良いと思います。店頭に展示はされていませんが、店員さんに尋ねれば出してもらえます。
最近ジェイエムウエストンのオンラインサイト上ではハント オンタイムが確認できなくなってしまいましたが、阪急メンズのサイトならオンラインでも確認可能です。
ハント オンタイムはウエストンのスニーカーの中でも傑作だと思うんで、「上品で質の高いスニーカーを探している」という方はぜひチェックしてみてください。





コメント
minima_log様
以前、インスタにてコメントさせていただき
ご丁寧にご返信いただきましたKomaba_bunkoと申します。
ひとつご教示いただきたくメッセージさせていただきました。
3月に御殿場のWESTONにて、念願の#201(Tan)を購入してまいりまして
本当に素晴らしく気持ちよく履かせていただいております。
Blackも購入したいと考えていたところ、偶然にもリユース品に出会いまして
速攻、購入させていただいたのですが、型番からソフトカーフであることがわかりました。
できればボックスカーフのモデルが欲しいと望んでおりましたが
店舗では既に取り扱っておらず、フランスのHPをみても記載がありません。
もうリユース品のみが頼みの綱なのですが型番がわからず探すのに困っておりましたところ
minima_log様が保有する#201がボックスカーフ、という記事をブログで見まして
もしも可能でありましたら型番をご教示いただけないものかと思い
メッセージさせていただきました。
可能でありましたら、お手数をおかけいたしますがご教示いただきたく
よろしくお願いいたします。
>Komaba_bunkoさん

コメントありがとうございます!
TanもBlackもお持ちなんて、羨ましい!!
品番は「S2-GAA-201-0A」です。
僕はボックスカーフと書いちゃってますが、スポーツカーフの間違いですね…。
今はもう公式サイトでは見れなくなっていますが、以下が当時の公式サイトのキャプチャです。
ボックスカーフなのは、スウェードとコンビのやつですかね?多分それをみてボックスカーフと間違えたのだと思います…。
MINIMALOG様
ご丁寧にご返信いただきまして誠にありがとうございます。
品番のご教示ありがとうございました。ご回答を頂けたのは大変喜ばしいことでした。
大阪心斎橋店、阪急百貨店、東京青山店、新宿伊勢丹店に問い合わせや店舗に伺って話を聞くも、どこのお店でも「ハントオンタイムのボックスカーフモデルはコンビしか見たことがありません」とのコメントで、半ば諦めていたところにMINIMALOG様のコメントに出会い、俄然勇気が出て調べまくりました笑
正直に申しますと、フランスにもメールをしまして確認したのですが明確なコメントがなく「バスケット・シャッセ・オン・タイム(ハントオンタイム)はスポーツカーフが最適です」的な回答で「承知しました!」で終了しました。
この靴が本当に素晴らしくて、出張の多い私には本当にありがたく、できれば、少しカチッとしたボックスカーフが欲しいな、と今でも思っていてですね…。
聞けばパーソナルオーダーの対象でもないため、本当に欲しいのであれば個別のオーダーしかない状況のようですが、お幾らかかるのか…。
まずはご回答の御礼まで。
お手数をおかけいたしました。
ありがとうございました。