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開化堂のナッツ缶を1週間で数年分エイジングさせる方法

開化堂のナッツ缶 日用品

「毎日ナッツを食べる」という習慣を身につけたくて、開化堂のナッツ缶を手に入れました。

開化堂といえば時の流れと共に美しく経年変化していくことで有名ですが、今回はちょっと邪道な取り組みを紹介したいと思います。

それはズバリ、エイジングを劇的に早める方法

本来はゆっくりとエイジングしていく姿を愛でるものですから、「早めたらダメじゃないか!」と言われてしまうかもしれません(笑)

しかし、たった1週間でとんでもない変化を遂げましたんで、あえて「早める方法」を紹介しようと思います。

開化堂のナッツ缶

開化堂のナッツ缶_上から

開化堂は京都の茶筒屋さん。

開化堂の茶筒は気密性が高く、時と共に美しくエイジングしていくのが特徴です。

開化堂の銅エイジングイメージ
こんな感じで、経年により色・風合いが変化していく。
引用元:https://kaikado-blog.blogspot.com/2016/08/blog-post.html

作りもしっかりしていて、100年使える暮らしの道具と言われております。

コーヒー豆の保存容器として使用している人も多いのではないでしょうか。

おしゃれなカフェでよく見かけます。

茶筒が最も有名ではありますが、僕が購入したのは銅製のナッツ缶

開化堂のナッツ缶の中身

見た目は茶筒と一緒なんですが、中蓋がお皿になっていて、その上にナッツを乗せられるようになっています。

開化堂のナッツ缶にナッツを乗せる

ナッツ缶を購入したのは、「健康のために1日20~28グラムのナッツを食べる習慣」を身につけたかったからです。

習慣化するには、デスク上の常に見える位置にナッツを置いておきたいと思ったのですが、見た目も機能性もgoodな容器を探した結果、開化堂に行き着きました。

手で触れる度にエイジングしていくんで、デスク上に置いておけば思わず手に取りたくなる→ついでにナッツを食べる、という好循環を生み出すことができるのではないかと思いまして(笑)

蓋がお皿代わりになる機能も非常に気に入っていて、お皿を別途用意することなくサクッと食べられるのが良いですね。

ナッツは食べ過ぎると良くないですが、お皿に乗せて「1日だいたいこれくらい」って量を把握しておけば、食べ過ぎ防止にもなります。

1週間での劇的ビフォー・アフター

それではさっそく本題ですが、たった1週間で遂げた劇的ビフォー・アフターを紹介します。

開化堂_エイジング前
before
開化堂_エイジング後
after

やばくないですか?(笑)

上で紹介している銅の経年変化イメージと見比べてみるとわかりますが、なんかもう1年とかいうレベルを飛び越えちゃってるのでは?(笑)

もはや数年間使い込んだかのような貫禄です。

上から見るとこんな感じ。

開化堂_エイジング前真上から
開化堂_エイジング後真上から

ちなみにバーメイジュさんで2ヶ月ちょっと使い込まれた茶筒を見せていただきました。

バーメイジュの開化堂茶筒
左がブリキで右が銅のもの。銅は少しエイジングが見られるものの、まだまだ輝きが残っている。

少しエイジングの進行が見られるものの、まだ銅の輝きが残っていますね。

これと比較していただければ、僕のナッツ缶がいかに爆速でエイジングしたかお分かり頂けるかと思います。

エイジングを早める方法

エイジングした開化堂ナッツ缶

開化堂の茶筒に関しては、綺麗に磨く方法というのはググればよく出てくるんですが、逆に早くエイジングさせる方法というのは見当たりません。

そもそもゆっくり変化を楽しむというのが正しいあり方のような気がしますが(笑)、一応早く変化させるメリットというのも無くはないんで、僕が発見した「爆速エイジング法」をご紹介したいと思います。

「撫で方のコツ」が存在する

開化堂ナッツ缶と手

まず前提として、開化堂では「味わいのある色変化を楽しむ為に、手の平で撫でてください」と案内されています。

僕も手で撫でることによってエイジングさせましたが、「撫で方のコツ」というものが存在します。

これは動画を見ていただいた方が早いでしょう。

このように全体を満遍なく撫でるのがコツです。

購入したばかりでピカピカの状態だとちょっと触れるだけで指紋が付きますが、その指紋を手のひらで撫でまくって消していくようなイメージです。

1日1~2時間くらい撫で続ける

開化堂ナッツ缶を手で包む

エイジングというと「◯年使用!」といったように使用期間のみフォーカスされることが多いですが、実際は「①使用期間×②使用頻度」で変わってくるものだと思います。

上の式に当てはめれば、たとえ期間が短くても、触る時間・頻度が多ければ多いほどエイジングを加速させることができるはずなんですな。

そう、僕の爆速エイジング法は、②の頻度の方を劇的に増やすというものです。

開化堂ナッツ缶の蓋を開ける

具体的には、普通の人は撫でるにしても1日数秒程度だと思うんですが、僕の場合はそれを1日1~2時間やったんです(笑)

僕は近ごろ在宅ワークをしているんですが、リモートで会議をしている最中などを利用して、手元で触り続けていたんですよ。

仕事で会議がそこそこ多いもんで、1~2時間撫で続けるのは容易なことでした。

「そんなん無理や!」という方は、テレビか映画でも観ながら撫でてやれば良いでしょう。案外あっという間です。

おそらく、夏の暑い時期にやったこともエイジングを早める一因になったものと思われます。

手の水分量がいい感じに作用したんじゃないでしょうか。

手が乾燥しがちな冬にやった場合は、ここまでエイジングしなかったかもしれません。

興味深いのは、あまり外気にさらされない底面も綺麗にエイジングしているということです。

開化堂ナッツ缶の底面エイジング
こちらが底面。非常に綺麗にエイジングしている。

このことから、外気に触れさせる時間よりも触る時間の方が、エイジング速度に与える影響が大きいのだろうと考えられます。

逆にエイジングを遅くしたければ、できるだけ触れないようにすればいいということですね。

エイジングを早めるメリット

開化堂ナッツ缶の中皿

ゆっくりとした変化を楽しめなくなってしまいますが、エイジングを早めるメリットもあります。

エイジングを早めるメリット
  • ムラなく綺麗にエイジングさせることができる
  • すぐに落ち着いた風合いにすることができる

エイジングの話題には失敗例もつきものですが、開化堂の製品も然りで、 「ムラや黒ずみが生じて汚くなっちゃった」みたいな失敗例 が意外とあるんですよね。

僕が自分のナッツ缶で観察したところによると、初期のピカピカの状態のときが最もエイジングのムラが生じやすいです。

最初にベタベタと中途半端に指紋を付けちゃうと、それが後のエイジングのムラに繋がっちゃうイメージ。

日々ちょっとずつ積み重なっていくものだから、ゆっくりしたエイジングだと案外ムラに気づきづらいのかもしれませんねぇ。

爆速エイジングを行えば、早い段階でムラなく均一にエイジングさせることができるんで、結果的にムラのない美しい状態を容易に作り出すことができます。

開化堂ナッツ缶のナッツ&蓋

また、早い段階で落ち着いた風合いにすることができるので、すぐにお部屋に馴染ませることができます(まぁこれはお部屋の雰囲気にもよりますが)。

僕はデスクの上に常に置いておきたかったんですが、新品のピカピカな状態だと綺麗すぎて存在がちょっと浮いちゃう感じでした。

まるで下ろしたての白スニーカーみたいに、悪目立ちしちゃう感じ。

今は落ち着いた風合いでお部屋にスッと馴染みつつ、使い込まれた美しいインテリアみたいな佇まいで独特な存在感を放っております。

ちなみにですが、新品のピカピカ状態にもどしたかったら、ピカールなんかで磨けば簡単に戻せるようです。

磨き方は暁屋さんで詳しく紹介されています

やり直しが効くということですから、わりと軽い気持ちで爆速エイジングにトライしてみても良いんじゃないでしょうか。

日常に溶け込む、暮らしの道具

開化堂ナッツ缶を手に持つ

爆速エイジングはだいぶ邪道な楽しみ方だと思うんで賛否両論ありそうですが、僕は結構気に入っています。

ナッツ缶はすでに僕の日常生活に溶け込んでいて、毎日ナッツを食べるというのもすっかり習慣化しました。

デスクに置いておくと、思わず手に取りたくなる存在です。

そういえば、僕は無塩の素焼きミックスナッツをナッツ缶に入れているんですが、改めてナッツって美味しいっすね。

特に、ナッツを一口食べた後にコーヒーやウイスキーを飲むとビビるほど美味い。

ナッツの自然な甘さとローストされた香ばしさが一段と引き立ち、口の中で旨みが爆発するんですよ。

手に持ったコーヒー
コーヒーと素焼きナッツの相性は最高。

やったことない人はぜひ試してみて欲しいです。

ミックスナッツって3種のものが多いんですが、マカダミアナッツが入った4種のミックスナッツが個人的にはおすすめ。

間接照明をつけてジャズでも流しつつ、ドリンクとナッツを用意すれば、一瞬でカフェ&BARみたいな雰囲気になりますんで、おうちでのリラックスタイムなんかに良いんじゃないでしょうか。

エイジングしたナッツ缶が、これまたいい雰囲気を醸し出してくれますしね。

あ、たった今、「# ナッツ缶のある暮らし」ってハッシュタグを思いつきました(検索結果0件w)。

いい雰囲気の写真が撮れたら、このタグを付けてインスタにでも投稿しようかと思います(笑)

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