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2021年4月読んで良かった本まとめ【写真家の目線、抽象的思考など】

2021年4月読んで良かった本まとめ読書シリーズ

毎月、読んで良かった本をピックアップして紹介していくこの企画。

今回は2021年4月に読んだ本の中から、特に良かった3冊をご紹介します。

4月はとある小説を洋書で読んでいるんですが、それがわりとヘビーでなかなか進まないもんだから、日本語の本では比較的ライトなものを読んでおりました(笑)

しかしながら、写真の目指すべき方向性が定まったり、何度も読み返したい本に出会えたりと、なんだかんだ良い感じの読書ができた月だったなと。

最近、なぜかいい本に出会える確率が上がってきているように感じるんですが、これは「本選びのスキル」が上がってきたということなのでしょうか?それとも、気づきや学びを得る「読むスキル」が上がってきたということなのかなぁ。

写真からドラマを生み出すにはどう撮るのか? 写真家の視線

写真からドラマを生み出すにはどう撮るのか? 写真家の視線
高橋 伸哉 (著)

写真家の頭の中を垣間見ることができる本。

具体的なテクニックというよりも、「どのように考えて撮っているのか」という思考の中身について語られています。

個人的には「なるほど、そうか」と新たな気づきが得たれた点が多く、ためになりました。

1回の撮影で1,000〜3,000枚撮っているとか、撮影場所が旅館やホテルのときは間取りから日の光の入り方を計算しておくとか、プロとはそういうものかと唸る部分が多かったです。

個人的に心に残ったのは「監督であれ」って言葉ですかね。

監督・脚本家として一つの世界観を作り上げよってことなのですが、これを読んで僕はこれから目指すべき写真の方向性が見えた気がしました。

監督・脚本・演技がうまくいっている写真は、フィクションであることを感じさせず、ノンフィクションとして人の心に届く。

引用元:写真からドラマを生み出すにはどう撮るのか? 写真家の視線

この言葉がまさに僕が目指したい方向性を端的に表しているように思いました。

僕の中で「撮るべき写真」と「撮らなくていい写真」が明確になって、なんだかスッキリした気持ち。

方向性が定まったので、あとは練習あるのみです。

テクニック本だけでなく、こういった思想系の本も役に立つものですねぇ。いい発見でした。

人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか
森 博嗣 (著)

「抽象的思考」をテーマに、抽象的に考えるのはどういうことかということを掘り下げて語られている本。

「この本を読もうとする人ってほとんど居ないのでは…」と思えるほど堅苦しいタイトルですが、率直にいってめちゃくちゃ面白かったです。

まぁ面白いと感じたのは、「自分の頭で考える」ということについて、最近僕が考えていたことに近いこと(つまり同じ意見)が書いてあったからなのかもしれません。

同じ意見と言っても、僕の中ではまだまだ言語化できていなかったところが多数ありましたので、この本を通してより考えを深めることができた。

「抽象的な思考について具体的な文字で説明する」ということ自体が難しいことだと思うんですが、そこはさすが森博嗣さんといったところで、個人的にはとてもわかりやすく解説されていると感じました。

ただし明らかに万人向けに書かれた本ではないので、読んで良かったと感じる人は限られそうです。

おそらく、仕事などで日頃から抽象度を上げて物事を俯瞰的に捉えるような思考をしている人や、抽象美術が好きだったり自身も何かクリエイトするようなことをしている人にとっては、本書から何かしら得るものがあるのではないかと思われます。

僕は同じ本を繰り返し読むことは滅多にないんですが、この本はもう何度か読み返したいと思っております。

図解 ワイン一年生

図解 ワイン一年生
小久保尊 (著)

ワインをより楽しめるようになりたいなぁと思って読んだ本。

ライトな本なのでそこまで期待せずに読み進めたのですが、思いのほかわかりやすくて気に入りました

本書の最大の特徴は、ワインの主要な品種をキャラクター化(擬人化)して漫画風に仕立ててあるところ。

漫画やアニメのキャラクターの性格が記憶に残りやすいと同じで、キャラクター化されることでその品種の特徴が強くイメージとして残り、頑張らなくても自然と主要な品種を覚えられるんですよ。

これは企画として秀逸だなぁと感心してしまいました。

小難しい説明はほとんど無かったので、僕のような何の基礎知識もない超初心者が読む入門書としては、かな〜り良かったなと。

何と言っても、この本を読んでからワイン売り場を見るのがめちゃくちゃ楽しくなったんですよ。

産地や品種の特徴を思い出しつつラベルを読み解くだけでも面白いし、「あの料理に合わせるならどれかな」などと想像しながらボトルを選んでいくのも相当に面白い。

まるで本屋さんで面白い本を探しているときと同じような、好奇心を刺激される感覚があります。

また人生の新しい楽しみ方を見つけちゃった気がするなぁ。

これまでワインを飲むときは何も考えずに適当に飲んでいるだけでしたが、これからは全く違った視点でワインの面白さを味わうことができそうです。

色々と楽しくなりそうだなこれは。

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MINIMALOG(ミニマログ)

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