お部屋のデスク周りの環境を一新しました。
スタンディングデスクとして5年ほど使っていたバーカウンターを処分し、代わりにPalmwork(パームワーク)の電動昇降デスクを導入。
Appleのオフィスを連想させるような、モダンで使い勝手の良いデスク環境ができました。
パームワークさんより製品提供いただいております。
Appleオフィスみたいなデスク環境を目指して
デスク周りのリニューアルは去年からずっと構想していまして、電動昇降デスクを導入してお部屋のレイアウトを変えようと思っていました。
ちょっと気分を変えて、デスク周りを「Appleオフィスみたいな雰囲気」にしてみようかなと。
まぁ実際にAppleオフィスに行ったことはないんですが(笑)、僕が勝手に想像するAppleライクなデスク環境は以下のようなイメージです。
- ミニマル(デスクの天板は広く、モノが少ない)
- ナチュラル(木や植物など自然素材を取り入れる)
- ハイクオリティ(照明など周辺アイテムの質が高い)
そういうわけで、いい感じにお部屋にマッチしそうな昇降デスクをずっと探していたのですが、奇跡のタイミングで製品提供のお話を頂きました。
今回お話を頂いたのは、今年の4月に発売された新製品「パームワーク昇降デスク」の製品レビューであります。
実は、昇降デスクのレビュー依頼は過去にも他社さんから何件か頂いているんですが、これまでは全てお断りしていたんですよね。理由はシンプルに、欲しいと思わなかったからです。
しかしパームワークさんの昇降デスクは、ちょうど僕が求めていたデザインや機能の要件を満たしていまして、これは良いなと思えました。
というわけで今回の記事は、パームワークさんからの製品提供を受けて執筆しております。
新しくなったデスク環境
それでは早速、新しくなったデスク環境をご紹介しましょう。
自然光が入る明るい窓辺に昇降デスクを設置し、ナチュラルカラーの天板と植物をあわせて、クリーンでモダンな雰囲気をイメージしてみました。
パームワークの昇降デスクは、天板カラー・サイズ・脚カラーの組み合わせで、合計12パターンからデザインを選ぶことができます。
僕がチョイスした組み合わせは以下の通り。
サイズはラインナップの中で最も大きい横160cmです。
天板はナチュラルカラーにして、脚には差し色としてブラックを合わせてみました。
ブラックがいい感じに全体を引き締めてくれて、シンプルでありながらモダンな印象。まさしくこれは、Appleオフィスにあってもおかしくない佇まいであります。
完成したデスク環境を奥様に見せたところ、なぜか僕以上に気に入って絶賛しておりました(奥様も自分の部屋に置きたいらしく、追加でもう1台買おうとしている)。
少し辛口で評価すると、パームワークの昇降デスクは他社に無いような革新的なデザイン性があるわけではなく、個性的な独自機能があるわけではありません。
脚がコの字形でスッキリしていて、天板が綺麗で、上位モデル相当の基本的な機能性が備わっていますが、そんなのは他社製品と大差ない標準機能の範囲だと思いますから、取り上げたってしょうがないでしょう。
パームワークの昇降デスクの強みは、そういった派手な見た目の部分ではなく、もっと細部に宿っております。
パームワークの昇降デスクと他社製品の比較
パームワークの昇降デスクは他社製品と何が違うのか、簡単に比較表を作ってみました。
色んなメーカーから昇降デスクが出ていますが、その中でも定番のブランドであるFlexiSpot(フレキシスポット)の昇降デスクと比較してみましょう。
項目 | パームワーク | フレキシスポット |
---|---|---|
選びやすさ | ◯ | × |
カスタマイズの手軽さ | ◯ | × |
アレンジの幅 | × | ◯ |
組み立てサポート | × | ◯ |
一言でいうとパームワークの昇降デスクは、「デスクに詳しくないライトユーザーでも簡単に選べて、特別なスキルが無くてもちょっとしたカスタマイズができる」という点に強みがあります。
選びやすさ ◯
意外に思われるかもしれませんが、僕はこの「選びやすさ」こそがパームワーク昇降デスクの最大の魅力だと感じました。
他社製品(フレキシスポット)の場合、商品の種類がめちゃくちゃ多く、天板とフレームの組み合わせだけでも膨大にあります。
そのバリエーションの豊富さが強みとも言えますが、機種毎にスペックが違っているんで、選ぶのが大変なんですよね。
昇降デスク選びは価格やカラーだけでなく、
- 昇降範囲と身長は合っているか?
- 耐荷重は問題ないか?
- 機能は何があるか?
- 静音性はどれくらいか?
- フレームと天板の形状はどれを選ぶべきか?
など、考慮すべき点が結構多いんですよ。
それゆえ、果たして自分に合ったモデルはどれなのか簡単に決めることができません。これが、僕がすぐに昇降デスクを購入しなかった理由の1つでもあります。
一方パームワークの昇降デスクは、サイズとカラーは選べますが、昇降フレームの仕様や天板の素材などは予め決められています(つまり選択肢が無い)。
この「選択肢が無い」ってところが実はポイント。これはつまり、昇降フレームがあらゆる人・ニーズに合うような設計で作られているので、細かいことを考えて選ぶ必要がないってことなんですよ。
パームワークの昇降フレームは、可動範囲が広く、耐荷重も125kgと十分にあり、昇降スピードや静音性も優れています。
これは他社製品と比べてもわりと上位機種クラスの性能でして、あらゆる体型・さまざまな利用シーンを想定した守備範囲の広いスペック。
だから、いちいちフレーム選びに頭を悩ませる必要がなく、カラーとサイズを選ぶだけでOK。面倒なことを考えたくない人にとって、これはナイスなユーザー体験であります。
「とりあえずこれを選んでおけば間違いない」みたいな万人受けスペックだったからこそ、僕も迷わず導入を決めることができました。
カスタマイズの手軽さ ◯
他社製品(フレキシスポット)の場合、収納など色々とカスタムしようと思ったら、選んだ天板によっては自分で穴を開けてDIYみたいなことをしないといけなかったりします。
これはDIY好きでもない限り、めちゃくちゃ面倒くさいと感じるんじゃないでしょうか。
対してパームワークの昇降デスクは、最初から天板にネジ穴が複数空けられており、好きな位置に別売りのカスタマイズユニットを取り付けることができるようになっています。
用意されているカスタマイズユニットは全部で3種類。
3種類だけ?と思われるかもしれませんが、特にこだわりがなければ、カスタマイズはほとんどの人がこれで事足りるんじゃないでしょうか。僕もこれで必要十分だと感じました。
ちなみに、最初からネジ穴が空いていて簡単にカスタマイズできる天板というのは、特段珍しいものではありません。探せば他ブランドでも見つかります。
ただし、そういうのは天板単品だけでも価格がめちゃくちゃ高かったりするんですよね(例えばこれなど)。
他ブランドで天板とフレームを別々に揃えて、同様のカスタマイズ性を再現しようとすると、かなり高額になってしまう可能性があります。
アレンジの幅 ×
一方、アレンジの幅という観点では、フレキシスポットに軍配があがります。
天板の組み合わせが自由で、パーツの選択肢が多く、やり方次第でいかようにもDIYできますからね。
パームワークの天板でもDIYできなくはないと思いますが、最初から空けられているネジ穴が干渉して、やりづらい場合があるかもしれません。
まぁそもそも、パームワークの昇降デスクは自分でガンガンDIYしたいという人をターゲットにはしていないでしょう。
「手軽に、予め用意されたカスタマイズユニットの範囲内で軽くカスタムできればいい」という人がパームワーク昇降デスクの想定ユーザーなんじゃないでしょうか。
ちなみに僕も実はDIYが好きなタイプなんですが、デスク周りに関してはゴリゴリにDIYしたいという気持ちは無く、手軽にちょこっとカスタムできれば十分と考えています。
デスク自体の作り込みに時間を掛けるよりも、そのデスクを使って何を生み出すかの方が大事だと思っているからです。
僕みたいな考えの人にとっては、パームワークの昇降デスクはまさにちょうどいい製品と言えるんじゃないでしょうか。
組み立てサポート ×
フレキシスポットは公式サイトから組み立てサポートも申し込むことができますが、パームワークにそういうサービスはありません。
「誰かに組み立てを手伝って欲しいけど、身近に頼れる人がいない!」みたいな人は、ちょっと困るかもしれませんな。
組み立てや設置は2人でやることが推奨っぽいんですが、僕は届いてすぐに使いたかったんで、1人でやってしまいました(1人で出来なくはないが、結構重量があるんで注意)。
組み立ててみて気づいたんですが、台車と手袋とデカいゴミ袋を用意しておくと便利だな〜と思いました。
僕が使ったのは以下の台車(ちなみに引っ越しの時とかで大量に段ボールを移動させる時などにも役立つので、持っておくとわりと便利)。
手袋は表面にゴムが付いて滑り止めが効くものが役立ちました(防災グッズとして100円ショップで買ってたやつが活躍)。
完成したデスクをひっくり返して起こすときなど、グリップが効いてやりやすかったです。
あとは梱包材として段ボールや発泡スチロールのゴミが大量に出るんで、デカいゴミ袋が必要でした。
デスクの到着日は指定できるんで、ゴミを出す日に合わせて到着日を調整すると良いかもしれませんな。
昇降デスクにあわせた周辺アイテム
ついでに、昇降デスクにあわせて配置・使用しているアイテムについてもご紹介しましょう。
【足置き】BORDERLESS フットレスト
こちらも元々使っていたフットレスト。
これがあると、座っているときの快適性がさらに増して良い感じ。
【ラグ】BORDERLESS チェアラグマット
今回新たに購入したアイテム。
椅子のキャスターのグリップ強化&騒音対策で導入しました。
芝生っぽさを演出してみようと思いグリーンカラーをチョイスしましたが、これが正解。チラッと目に入る度に癒されております。
【照明】Ambientec Bottled
ボトル型の間接照明。
夜はこれを灯して癒し空間を演出しております。
【棚その1】山善 隙間トローリー
デスクの右手に見えますのは山善の隙間トローリー(2台)。
スリムで邪魔にならないところが秀逸で、使い勝手も良く気に入っています。細々したものを置く棚として使っています。
【棚その2】光る壁掛け棚
以前自作した光る壁掛け棚。
元々別のデスク横に取り付けていたものを、移動させました(ハイパーフックかけまくりを使って壁に取り付けている)。
文鎮:TENT BOOK on BOOK
透明な本の形をした文鎮。好きな本の好きなページを開いたままにしておく為のものです。
僕はこれを使って、今読んでいる本を開きっぱなしにしておくようにしております(こうすると、ふとした瞬間にすぐ読書を開始できる)。
デスクが広いから、開きっぱなしで置いていても全然邪魔にならなくて実に良いですねぇ。
昇降機能の利用状況
最後に、実際の昇降機能の利用状況についても触れておきましょう。
僕は毎日8時間ほど、この昇降デスクを使って仕事や作業をしていますが、昇降機能を使うのは1日に3~4回程度です。
特にタイミングを決めているわけじゃないんですが、作業が切り替わるタイミングや少し気分転換したいときなんかに、座り作業と立ち作業を切り替えている感じ。
ボタンひとつで自動昇降する光景がさながら秘密基地のようで、毎回テンションが上がってしまいます(笑)
ちなみに世の中には「スタンディングデスク不要論」という主張もあるようなのですが、これに関しては「人による」としか言いようがないでしょうね。
僕の場合、作業デスクとして高さ固定のバーカウンターのみを使っていた時期があります。つまり、スタンディングしかできないというハードモードで1日8時間作業したりしていました。
こういう特殊な訓練を積んでいる為か、僕は基本的に立っていようが座っていようが、効率もモチベーションも高いまま作業に集中できます。立ちでも座りでも、身体のどこかが痛くなるようなこともありません。
座りと立ちを切り替えるのは、単純に気持ちが良いからやっている感じです。
パームワークの昇降デスクに評価を付けるなら、個人的には星5。完全に気に入っていて満足しかありません。欠点やデメリットがあるとは感じられませんでした。
「提供してもらったからそう言うんでしょ」と言われてしまいそうですが、本当に不満が無かったのだからしょうがない(笑) 無理に不満やデメリットを挙げる方が嘘になってしまいます。
去年から構想して、ようやくデスク周りをリニューアルできて嬉しいです。この昇降デスクは、ずっと大切に使い続けていきたいと思います。
おまけ:クーポンコード「MINIMALOG」
パームワークさんより公式サイトで使える割引クーポンを発行頂きました。
クーポンコードは「MINIMALOG」。
商品をカートに入れて注文画面に行くとクーポンコードを入力する欄が出てくるんで、購入の際はご活用ください。
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