ブログ作りで役に立ったことなどをまとめたブログハックシリーズ、第4回目は「写真の撮り方・作り方編」。
第2回目の「構想編」でもちらっと書いたんですが、このブログでは「美的にかっこいい」といった価値を体現する為に、綺麗なオリジナル写真を使うことを心掛けております。
多少ノウハウが溜まってきたんで、今回は写真撮影・編集周りのTipsをまとめてみることにしました。
ブログ制作の裏話みたいな感じなんで、軽いコラムとして読んでいただければ幸いです。
撮影機材と画像編集ツール

まず最初に、現在使用している撮影機材・ツールを一覧でまとめます。
撮影機材は以下の通り。
項目 | 使用アイテム |
---|---|
カメラ | ソニー α6400 |
レンズ | ソニー SEL35F18 |
照明 | Yongnuo LEDライト(YN-600) |
照明スタンド | Neewer ライトスタンド |
三脚 | Manfrotto befree GT XPRO |
背景 | タカラ塗装 フォトボード |
タカラ塗装のフォトボードは、こんな感じで写真の背景として使えるボードです。

画像編集ツールはこちらです。
項目 | 使用アイテム |
---|---|
編集ツール | Apple iPad Pro 12.9インチ |
編集アプリ | Adobe Lightroom |
全てiPadで編集しているので、LightroomはiPad版のアプリを使用しています。
写真の撮り方
では早速本題に。
以下の写真を例に、この写真が出来上がるまでの行程を順を追って紹介していきます。

準備

撮影するときは、大体こんな感じで準備を始めます。
- フォトボードを設置する
- 照明を設置する
- 三脚とカメラを設置する
フォトボードは床に置くか、壁に立てかけるかして使うのですが、今回の写真は壁に立てかけて撮ることにします。
立てかけるときは、スタンディングデスクの上にこんな感じで設置しております。

照明は直接当てるのではなく、壁に反射させて使う感じ。

反射させることによって光が絶妙に柔らかくなり、いい感じの写真が撮れるようになるんですな。
以前は反射板やディフューザーを使っておりましたが、準備が面倒なので壁に反射させる方法に落ち着きました。

本当は自然光を使いたいところですが、我が家は日当たりが悪いので、ライトを使うしか無いんですよねぇ…。
なお、カーテンは閉めて外の光は入らないようにし、他の照明は全て消して、このライトの光だけで撮るようにしております。
色んな光が入ると、影がおかしくなったり、後で色味の調整がめんどくさくなったりするからです。

あとはこんな感じで三脚とカメラを設置したら準備完了。
撮影

カメラの設定でいじるのは、絞りと露出補正くらいです。
撮影は大体絞り優先モードで撮っております。
絞りの値はそのとき撮りたい写真に合わせて変えていますが、F1.8〜5.0くらいの間で調整することが多い感じ。
背景が暗いときは、カメラ側が明るく調整しようとして明るくなり過ぎちゃうので、露出補正をマイナスに(=暗くなるように)設定しております。
背景が明るいときは露出をプラス補正・暗いときは露出をマイナス補正、と覚えておくと楽。
今回は暗い背景ボードを使用するので、マイナス0.7に設定しました。
また、クリエイティブスタイルという加工フィルターみたいな機能があるんですが、これは常に「ナチュラル」というフィルターに設定しております。
ナチュラルはメリハリが無くてパッとしない印象になるフィルターなんですが、あえてこのフィルターで撮っています。
理由は、色味がパッとしないフィルターでも美しく見えるように撮れば、後で微調整したときにより美しくなるだろうと考えているから。
あとは色んな構図を試しながらパシャパシャと撮っていく感じです。

時にはセルフタイマー機能なども活用しながら撮っております。
写真の整え方(RAW現像)
写真を撮り終えたら、次は写真を加工していきます。
上述の通りあえてメリハリの無い地道な色合いで撮影しているので、RAW現像で色味や雰囲気なんかを調整していきます。
ざっと手順は以下の通りです。
- iPad(Lightroom)に写真を取り込む
- Lightroomで各種調整を行う
- ショートカットで一括リサイズする
iPad(Lightroom)へ写真を取り込む

写真の取り込み方はいくつかあると思いますが、僕はUSB-C SDカードリーダーで取り込んでおります。
SDカードを読み込むと取り込みたい写真をポチポチ選択できるになってるんで、この時点である程度選別しながら、使いたい写真を取り込んでいきます。
Lightroomで各種調整を行う

ここからはLightroomでのRAW現像の話になりますが、僕の場合は基本的にメニューの上の項目から順番に補正していくことにしています。

いつも上から順にやるようにしておけば調整中に迷子になることがないのでおすすめ。
まずは自動調整を適用します。

これは全体的に自動でいい感じに整えてくれる機能ですが、一旦これを適用して微調整を加えていきます。

次にプロファイルですが、今回はモダン10というプロファイルを70%で適用してみました。


ライトの項目ではトーンカーブ・露光量・白レベル・黒レベルあたりをいじります。

トーンカーブでかなり写真の印象が変わるので、なんかイマイチなときはここを調整すればなんとかなることが多いです。
左にいくほど画像の暗い場所、右側にいくほど画像の明るい場所を示しており、上下に点をずらすことで明るさを変えられます。


続いてカラーの項目。ここでは色温度や彩度を調整します。

今回は少し青みがかった色合いにしたいので色温度を青っぽく寄せました。

彩度は、自然な彩度を+30、彩度を-5くらいにすることが多いです。これは好みですね。
次に効果の項目ですが、今回は真ん中の被写体を目立たせたいので、周辺光量補正をマイナスにして少し周囲を暗くしました。


ここで終わっても良かったんですが、右側だけが少し暗くなってしまったので、グラデーション補正で右側だけ露出を明るく調整しました。

同時に、構図のバランスを整えるため被写体を少し上に持ち上げています。
以上で調整は終わりです。Before・Afterを並べるとこんな感じ。


画像の調整はいつもこんな感じでやっております。
なお調整内容はコピペできるんで、同じような写真が複数枚ある場合はコピペで同じ設定を適用すればOKです。
ショートカットで一括リサイズする
2で画像が完成したら、あとは好きな形式でエクスポートすれば完成ですが、ここでひと工夫。
普通にエクスポートしちゃうとかなり容量が大きいデータになっちゃうんで、ブログ用にリサイズして容量を小さくします。

僕はiPadを使っているので、ショートカットアプリで複数画像を一括リサイズしております。


この神ショートカットはTwitterで繋がっているそうすけさんが紹介していて知りました。
僕は多いときで1記事30枚以上の写真を使ったりするんで、複数枚を一瞬でリサイズできるのは本当に助かっています。
写真の入れ方(アップロード方法)

ブログの記事はMWebというアプリで書いているんですが、写真もMWebで挿入しています。

MWebで記事の下書きができたら、そのまま画像が入った状態でWordPressにアップロードできるんで便利。
WordPress上でポチポチ挿入していくのは地味に面倒なので、今のところこの方法が気に入っています。
ネクストステージへ向けて

画像制作のだいたいの流れは以上です。
写真の撮り方やRAW現像についてはサラッと勉強しましたが、それほどしっかりと学んではいないので、現状はわりと自己流でやっている部分が多い感じ。
常に違う撮り方や加工方法を試してはいるんですが、実はまだまだ満足のいく写真は作れていないんですよねぇ…。
そろそろ自己流から脱却して、ネクストステージへレベルアップしたいなぁと思う今日この頃です。

ゴールデンウィークを活用して、一度ガッツリと勉強してみようかと。
色々と試行錯誤できるのが写真の面白いところなので、今のやり方にこだわらず、これからも色んなやり方を試していきたいと思います。
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