ミニマリストの僕がハマっている趣味の一つが、コーヒー。
最初はなかなか美味しくいれられなかったのですが、あるメソッドを知ったことで、美味しくいれられるようになりました。
美味しくいれられるようになってからは、コーヒーを遊ぶように楽しんでいます。
そこで今回は「コーヒーの遊び方」と題しまして、美味しいコーヒーのいれ方と遊び方をシェアしたいと思います。
僕のコーヒーのいれ方
「家で美味しいコーヒーをいれたい!」と思う人にとって、何の道具を使い・どこのコーヒー豆を選び・どんな方法でいれるか、というのは気になりどころだと思います。
僕は色々と試行錯誤を繰り返した結果、「ケメックスを使って、4:6メソッドで抽出する」という方法に落ちつきました。
4:6メソッドというのは、コーヒー抽出の世界大会2016でアジア初のチャンピオンに輝いたバリスタ・粕谷哲さんが考案したメソッド。
簡単に言うと、コーヒー豆の3倍の量のお湯を5回に分けて注ぐというやり方。
最初のお湯の2投で味わいを、残りの3投で濃度をコントロールします。
がっつり重たくて苦〜いコーヒーというより、軽いけど華やかな香りと味わいがしっかり感じられるコーヒーが出来上がります。
初めてこのいれ方で飲んだときは、「今までと違う…!豆の味がわかる…!」感動しました(笑)
このやり方の何が良いかって、自分好みの味わいを狙って出しやすいというところ。
コーヒーを始めたばかりの頃は、なかなか美味しくいれられなかったり、味が安定しなかったりしたのですが、このやり方を覚えてから安定して美味しくいれられるようになりました。
味をコントロールできるようになったことで、コーヒーを「いれる」というよりも「作る」という感覚が持てて、よりコーヒーを楽しめるようになりました。
コーヒーの遊び方
コーヒーは知れば知るほど奥が深く、色んな遊び方ができるなぁと感じます。
ここでは、道具・いれ方・豆の3つの観点から遊び方を紹介するとともに、僕のお気に入りも合わせて紹介したいと思います。
道具で遊ぶ
世の中にたくさんある道具の中から自分のお気に入りの道具を見つけ出すっていうのは、それだけで楽しいです。
たくさんの選択肢があるから、色んな遊び方ができます。
【遊び方例】
- 気分に合わせてカップを変えてみる
- 1つのとっておきのポッドを使い込んで経年変化を楽しむ
- カップや保存缶は見た目重視でインテリアに合わせ色を統一してみる
などなど。
愛着を持った道具でいれるコーヒーは、また格別です。
「とは言うけど、何を揃えりゃいいの?」という方は、以下の動画が参考になります。
僕のお気に入りアイテムはこちら。
ドリッパー
色々試して行き着いたのが、このケメックス。理由は、美しさと機能性を兼ね備えているから。
コーヒーの道具は毎日使うものだから、収納せずに常に出しておきたいんですね。目に見えるところに置くから、インテリア性も欲しかった。
ケメックスはニューヨーク近代美術館にも展示されているくらい、芸術的にも優れた名作です。機能的でデザイン性も高いケメックスは、僕のニーズにぴったりでした。
ちなみにケメックスは色々種類があってこれまた奥深いので、詳細な商品解説は以下のブログへどうぞ。
ドリップポッド
お湯を注ぐためのドリップポッドはKINTOのものを使用しています。
黒いドリップポッドが欲しくて、色々探した結果これを見つけました。
パカパカ式の蓋が付いているのが地味に便利です。
(僕は電気ケトルでお湯を沸かして、このポッドに移し替えて使っています)
ミル
こちらはコーヒー豆を挽くための電動ミル。
手動でもいいんですが、やはり電動でサッと挽けるほうが楽だろうと思い電動をチョイス。
電動ミルも沢山種類があるんですが、静電気対策がされていて手入れが楽そうだったんで、ネクストGを選びました。
コーヒースケール
コーヒー抽出用の測り。
時間と重さを両方同時に測れるようになっています。
コーヒーをいれるときは、この上にケメックスのドリッパーを直接置いて抽出しています。
保存缶
コーヒーを保存する缶。
豆の鮮度を保つ為に、空気と光を通さないよう密閉できて、デザインは黒色のものを探しました。
OBSCURA COFFEE ROASTERSが販売しているオリジナルキャニスターはまさにぴったり。
デザインがイカしてるので、気に入っています。
カップ
カップはORIGAMIのアロママグを使用しています。
これは「コーヒーを香りで楽しむ」というコンセプトで作られたマグで、口がすぼまっているのが特徴。
サイズが2種類あるのですが、この200ccの小さい方の大きさがかなーりいい感じ。何というか、手に絶妙に馴染むんですよね。
いれ方で遊ぶ
コーヒーはいれ方一つで味わいが変わるのが面白いところ。
具体的には、使う器具・時間・温度・粒度・豆の量・抽出量などの組み合わせで味わいが変わります。
掛け合わせが多くて混乱してしまいそうですが、上で紹介した4:6メソッドを基準にして少しずつ好みの掛け合わせを探っていくと良いと思います。
【遊び方例】
- 粒度を1段階ずつ変えてみて好みを見つける
- エアロプレスなどペーパー以外の他の抽出器具を試してみる
- コーヒー豆の焙煎度合いに合わせて相性のいい抽出方法を探ってみる
などなど。
僕のお気に入りは4:6メソッドですが、他にも方法論は色々あるので、コーヒーの本やYouTubeで研究してみるのもおすすめ。
(おすすめの書籍とYouTubeは次の章で紹介しますね)
コーヒー豆で遊ぶ
最後にコーヒー豆選びですが、これが一番重要なんじゃないかなと思います。
どれだけ上手くいれられるようになっても、その豆が持っているポテンシャル以上のものは引き出せないので。
豆は生産地・精選方法・焙煎度などによって風味や味わいが異なってきます。
これはもう好みの問題なので、色々試してみるのが良いと思います(それが楽しい)。
【遊び方例】
- 人気店のコーヒー豆を順番に試していく
- 自分好みのコーヒー豆の生産地と焙煎度を探ってみる
- フードとのペアリングで相性の良い豆を探してみる
などなど。
超個人的な経験に基づく選ぶ際のポイントですが、
- 焙煎日がわかること
- バルブ付きなどコーヒー豆の鮮度を保つパッケージであること
の2点を満たしている豆を選ぶと、失敗が少ないかと。
僕のおすすめは堀口珈琲のコーヒー豆。
堀口珈琲のコーヒーを飲むと、この名言を思い出します。
よいコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、愛のように甘い。
シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール
そう、甘いんです!
初めて飲んだ時は、美味すぎてしばらく放心状態になりました(笑)
ネット通販だと送料かかっちゃうんですが、それでもほんと美味しいのでおすすめです。
おすすめの書籍と動画
コーヒー関連の書籍はたくさん読みましたが、蕪木祐介さんの「珈琲の表現」という本がおすすめ。
YouTubeなら上でもチラッと紹介しているカズマックスのコーヒーワールドがおすすめ。
まとめ
この記事で何が言いたかったかというと、コーヒーは色々遊べてめちゃくちゃ楽しいですってことです。
実はこの記事、最初は「コーヒーの嗜み方」ってタイトルにするか迷ったんですよ。
でも、コーヒーをいれるのに正解とか無いと思うんですね。
嗜み方っていうと、なんだかルールや正解があるように感じますが、僕のコーヒーのイメージはそんなに堅苦しいものではありませんでした。
だから「遊び方」にしました。
遊び方にルールや正解なんてないように、コーヒーも遊ぶように楽しもうという意味を込めたつもりです。
この記事を書いていたら、他のみなさんがどんな「遊び方」をしているのか気になってきました。
使っている道具やいれ方、おすすめの豆など、他の人の話を聞くのも面白そう。きっと多種多様で面白いんでしょうなぁ。
ぜひぜひTwitterなどでコメント頂けたら嬉しいです。
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