お気に入りの偏愛アイテムを語るこのシリーズ。
第13回目はサボテン「アリオカルプス 玉牡丹(たまぼたん)」。
今、一番カッコいいと思っているサボテンです。
アリオカルプス 玉牡丹(たまぼたん)
こちらが、美術館みたいなサボテン屋「叢」さんで購入したアリオカルプス、玉牡丹。
ゴツゴツとした造形が岩にも似ていることから「生きた岩」とも呼ばれており、自生地では砂れきに埋もれるように生息しているようです。
ひとつとして同じ表情のものは無いため、マニアに人気が高いサボテンなのだとか。
アリオカルプスのみを収集している人も結構多いらしい。
その見た目とは裏腹に、可憐な花を咲かせるというギャップもまた魅力です。
僕が育てている玉牡丹は、肉厚の葉が特徴。
クリスタルのようにも見える造形がカッコよく、実物を目にすると結構迫力を感じます。
ちなみに鉢は、陶芸家・佐々木りつ子さん(@bocuca_kobocuca)の作品。
アシンメトリーな形状と鮮やかな色合いが、植物の美しさを一層引き立てているように思います。
struggle(もがく)
ご覧の通り僕が育てている個体は、片側が殻に覆われているちょっと珍しいタイプのもの。
殻を破って、いずれ子株が出てきます。
この様子を見たとき、真っ先に連想した言葉が「struggle(もがく)」でした。
今まさに成長しようともがいている様が見て取れて、力強い生命力が感じられます。
自分の殻を破って更なる成長を目指そうとしている姿を眺めていると、なんだか自分も心奮い立たせられるような気がしてきますね。
見た目は不恰好でも頑張る姿はカッコいいというのは、人も植物も一緒なのかもしれません。
僕は今の姿も好きですが、上手く殻を破って葉を出せたときは、きっとさらに美しい姿となるでしょう。
今後の成長を見守りたいと思います。
育て方
アリオカルプスも他のサボテンと同様、サボテンのスマートLED育成棚で育てています。
僕の住宅環境ではこうやって室内で育てる他ない為、上手く育って欲しいと願うばかりです。
今のところは問題なさそう。
調べてみると、アリオカルプスは「高温を好む」「湿度を好む」といった情報が出てくるので、基本的なサボテンの育成方法は踏襲しつつこの辺りも意識していきたいなと。
今は冬なので断水しているところですが、暖かくなってきたらロジカル水やりの考え方でお水を与えていこうと思います。
人生のパートナーとして
僕は少数のサボテンをゆっくりと時間をかけて育てていくスタイルが良いなと思って、意図的に生長が遅いサボテンを選んでいます。
サボテンも「少しだけ、でも飛びっきり良いものを」という方針。
アリオカルプスも生長が遅いサボテンなので、焦らずゆっくりと育てて、盆栽のように長く楽しんでいければなと。
何年もかけて育て、見事に花が咲いた時には感動するだろうなぁ。
映画「レオン」で主人公が観葉植物を大切に育てていたように、僕も日々愛情を注いで育てていきたいと思います。
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