人生初、衣類スチーマーを買ってみました。
購入したのは、SteameryのCirrus3(サイラス3)。スウェーデンのブランドの製品です。
「衣類スチーマーあったら便利かもなぁ。でも無くても問題ないかなぁ」と悩み続けて早10年。
満を持して買ってみたら、僕の中で服の楽しみ方が変わりました。
10年以上悩んだ末に購入
衣類スチーマーは昔から買おうか悩んでいました。
服によっては洗濯後しわくちゃになっちゃう素材のものもあるんで、サッとシワを伸ばせるのは便利だなと。
しかしまぁ、マストで必要かと言われると別にそうでもないなとも思っていたんですよね。
洗濯後に軽く叩けば、スチーマーが無くても多少はシワを改善できますから。
ところが最近は事情が変わってきまして、
という変化がありまして、いよいよ衣類スチーマー購入の温度感が高まっておりました。
ちなみに昔はアイロンを使っていましたが、アイロンは準備するのが面倒くさいので、より手軽に使えるスチーマーが欲しいなと思いました。
洗濯乾燥機で乾燥まですると、服の素材によってはとんでもないレベルのシワが残ってしまうんですよ。特にリネンが混ざったシャツなんかは凄いです。
そんなときに、THE CONRAN SHOPさんにて偶然見つけたのがSteameryのCirrus 3です。
衣類スチーマーといえば、パナソニックやティファールが有名どころでしょうか。
↓参考
Steameryというブランドはここで初めて知りました。
スウェーデン・ストックホルム発のトータルファッションケアブランドで、モダンなデザインのケア用品をいくつか販売している模様です。
パナソニックのスチーマーでも良かったんですが、Steameryのブランドコンセプトがなかなか面白かったのと、デザイン的にはこっちの方が好みだったんで、Cirrus 3を購入。
これからその全容や使用感を紹介していきます。
Steamery Cirrus 3
僕が購入したCirrus 3は、スチーマーとアイロンのハイブリッドみたいな製品で、スチーマーなんですがアイロンのプレス加工っぽいこともできるアイテムです。
水を入れて電源を付けると、約25秒で使用可能になります。それでは実際に使ってみた様子を紹介しましょう。
まずこちらが洗濯乾燥後(スチーマーを掛ける前)の白Tシャツです。
早速、スチーマーをかけていきます。
タンクに水を入れて本体にセットし、電源をON。
スチームボタンが点滅から点灯に変わったら準備完了です。
Tシャツはハンガーにかけたまま、生地を少し引っ張りつつスチーマーを押し当てます。
↓やり方はこんな感じ。
しっかりとスチーマーを押し当てながら、ゆっくりと動かすのがコツ。Tシャツの場合は、内側からスチーマーを当てるのも有効とのことです。
完了するとこうなりました。
着用画像を比較すると、一目瞭然で違いがわかります。
ハンガーにかけたまま、サクッとシワを伸ばせるのは良いですねぇ。
使い勝手に関して特に不満はありませんでしたが、強いていうなら、水タンクの仕様は好みが分かれそうな感じです。
給水口が小さくて水を注ぎづらいのと、タンクの容量はかなり少なめ。
この容量だと、Tシャツなら3~4枚スチームをかけたらタンクが空っぽになってしまいます。
シワを伸ばすのが難しい大きめコートとかだと、1枚かけただけでタンクが空っぽになる場合もありそう。
あくまで1~3枚程度にチョイ使いすることを想定した製品みたいですね(もちろん、給水すればまた連続で使用できますが)。
上手く使うためのテクニック
しばらく使ってみて、僕なりに上手く使いこなすためのTipsを発見したんでご紹介します。
服は手前に引っ張る
スチーマーは服を軽く引っ張りながらかけるんですが、ハンガーに吊るしている場合、真下ではなくちょっと手前に引っ張るようにすると上手くいきます。
こうすると生地にしっかりとスチーマーを押し当てることができるんで、シワが取れやすいんですよ。この状態でゆっくりスチーマーを動かすのがコツです。
Cirrus 3に限らず、他のスチーマーでも使えるテクニックではないかと思います。
「スチーマーで全然シワが取れない!」という方は、ぜひこのやり方をお試しください。
端っこ(袖・裾・襟)はプレスする
Cirrus 3にはこのようなミトンが付属しており、こいつを使うことでハンガーにかけたままプレスしたような仕上がりにすることも可能です。
特に服の端っこ(そで・すそ・えり)あたりはこれを使うと綺麗に仕上がります。
ボディ面のシワが取れていても、端っこがしわくちゃだと妙に目立ちますんで、スチーマーをかけるならこのプレス処理は必須かと(スチームが高温なので、端っこは手のみだとキツい)。
ただこのミトンもちょっと曲者なんで、上手く使うには多少練習が必要かもしれません。
僕は2~3回使ったら慣れました。ミトンに手を入れられるようになっていますが、手を入れずに使った方が使いやすかったです。
すぐ使える場所に置いておく
意外と大事なのがこれ。
スチーマーで服をケアするのを習慣化したければ、置き場所を工夫すると良いです。
僕は洗濯機の隣の洗面台の下の棚に入れています。
この場所は、服を洗濯機から取り出して収納するまでの動線上にあるので、自然な流れでスチーマーを使うことができるんですよね。
こうすることで、自然とスチーマーを掛ける習慣が身につきました。
服を愛でる作業
スチーマーを使ってみて最も意外だったのは、ケアしている時間が案外楽しいということです。
スチーマーを掛けるのはちょっと面倒くさいかなとも思っていたのですが、実際やってみると、増えたのは面倒くさい時間ではなくケアを楽しむ時間でした。
この感覚は靴磨きと似ていると感じます。なんかこう、心地よい集中タイムが訪れると言いますか。
大切な服を愛でる作業をしていると、不思議と気分が落ち着くんですよね。
服って着るだけじゃなく、大切にメンテするという楽しみ方もあったんですなぁ。
なんだか、ファッションの楽しみ方の新境地を開拓した気分です。
少しだけ、でも飛びっきり良い服を
ケアする時間を楽しめるということは、それだけお気に入りの服を着ているという証拠だと思います。
もし面倒だと感じるなら、それはおそらくその程度の服だということでしょう。
これから服を選ぶ際は、「しっかりケアして長く使いたいと思えるか?」を判断基準の1つに入れても良いかもですね。
もちろん人それぞれ好みがありますから、「ケアなんてせずにダメになったら買い替える」という考え方もアリだと思います。
しかし僕は、「少しだけ、でも飛びっきり良い服を大切に長く愛用する」という方がカッコいいと思いますね。
Cirrus 3は水タンクの容量が少ないですが、「良い服を少しだけ」というライフスタイルを送るには、むしろピッタリな仕様の衣類スチーマーなんじゃないかと思いました。
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