人生初のカメラ、ソニーα6400を購入して半年が経過しました。
購入時にちょっと不安だったのが、「初心者でも上手く撮れるのか?撮り続ければちゃんと上達していくのか?」という点であります。
カメラや写真に詳しい人のレビューは沢山出てくるんですが、僕みたいにカメラを一切触ったことがない初心者はどんな感じで上達していくのか?といった観点のレビューはなかなか出てこないんですよ。
というわけで今回は、自分の成長記録も兼ねて「初心者が半年練習したら腕前はどう変化したのか」を振り返っていきたいと思います。
購入初期〜半年後の写真比較
これまで撮ってきた写真を、
- 購入初期
- 購入から2〜3ヶ月後
- 購入から半年後
に分けて並べてみます。
使用カメラはソニーα6400、レンズは主にソニーSEL35F18です(一部接写ではSEL30M35を使用)。
①購入初期
購入初期は、カメラの操作に慣れる為にとにかく何でもいいからシャッターを切ってみる、といった感じで写真を撮っておりました。
家の中はもちろん、会社帰りに写真を撮ったり、休日にカメラを持って外に出かけて適当にパシャパシャと撮っていた感じ。
家の中で色々撮ってみたり。
仕事終わりに写真を撮りながら帰ってみたり。
BARで練習させてもらったり。
②購入から2〜3ヶ月後
「光って重要だなぁ」と思い始めて、主にライティング(照明)を工夫するようになってきたのがこの頃。カメラに関する本もいくつか読みました。
初期に撮っていた写真とはまた違った表情で撮れているものが多くなったように思います。
お気に入りアイテムを色々と撮影してみたり(コロナで外出できなくなり物撮りが増えた)。
散歩がてら外に撮りに行ったり。
③購入から半年後(現在)
カメラや三脚の扱いにもだんだんと慣れてきて、狙った写真を撮れるようになってきました。
「こういう写真にしたいから、この設定で撮ろう」みたいに、ほんのちょっとだけど操作が分かってきた感じ。
特定のモチーフで撮ってみたり。
調理過程を撮ってみたり。
好きなものを撮影してみたり。
購入初期からの変化
自分の中で結構大きな変化だと思っているのは、「このような写真にしたい」という意図を写真に反映できるようになってきたことです。
例えばこのイルカの写真なんかは、撮る前からこういう写真にしたいというイメージがあって、イメージ通りの写真になるように狙って撮ったもの。
こういったブログに掲載している写真なんかは、ほんのちょっと暗めでしっとりした雰囲気に仕上げているものが多めですが、これもブログ全体のデザイン・トーンに合わせるため意図的にそうなるように仕上げています。
初期の頃はどう仕上がるか分からずパシャパシャ撮っていただけなので、意図を多少反映できるようになってきたのは成長と言えるのではないかなと思います。
新しい気づき
上で意図的に撮る写真について述べましたが、偶発的に撮れる写真の面白さにも気づきました。
例えばこちら。
これは水族館で透明標本を撮影したものですが、ピントは合ってないし、シャッタースピードが悪かったのかライトとの兼ね合いで黒い線が入ってしまっています。
撮ったときは上手く撮れなかったなぁと思ったのですが、見返してみるとこれはこれで幻想的な感じがカッコいい。お気に入りの1枚になりました。
もしかしたら、初心者だからこそ撮れた写真なのかもしれません。
全く意図して撮ったものではありませんが、このように偶然によって心惹かれる写真が撮れるというのもまた、写真の面白さなんだなぁと気づかされました。
写真は奥が深いですねぇ。
個人的に楽しむ
僕は自分が良いと感じたものを好き勝手に撮っているだけなので、もしかしたら上手な人に教えてもらったり、セオリー的なこと学んでちゃんと実践していれば、もっと上達していたのかもしれません。
ですが、個人的なカメラの楽しみ方としてこれはこれで良いと思っています。
僕は出来上がった写真だけでなく、
- その写真を撮る過程で試行錯誤すること
- それによってスキルが向上していくこと
- そして思考や感性が変化していくこと
などといった、自分自身の変化そのものを楽しんでいるような気がします。
だから誰かと競争するわけでもないので、急ぐ必要はないし、誰かに認めてもらう必要もない。
引き続き、自分の中で楽しめる個人的な趣味として、マイペースにやっていきたいなと思います。
最近は似たようなテイストの写真を撮ることが多かったんで、次の半年ではこれまで撮ったことのないようなテイストの写真にも挑戦していこうかなと。
さて、また半年後はどんな変化があるのか。今からとても楽しみです。
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