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2023年8月読んでよかった本【自由をつくる、お金サイコロジーなど】

2023年8月読んでよかった本【自由をつくる、お金サイコロジーなど】 読書シリーズ

毎月、読んで良かった本をピックアップして紹介していく読書シリーズです。

今回は2023年8月に読んだ本の中から、読んで良かった3冊をご紹介します。

先月読んだ本と関連のある本がラインナップされております。

自由をつくる 自在に生きる

自由をつくる 自在に生きる

ただ、そういったものが「支配」であるという認識が大切だ、ということをいいたいのである。この「自覚」こそが重要だと考える。支配だと気づくことで、その傘の下にいる自分を初めて客観的に捉えることができる。

引用元:自由をつくる 自在に生きる

先月読んだ「創るセンス 工作の思考」と同時期に書かれたという1冊。気になったんで読んでみました。

想像以上に深い話でめちゃくちゃ良かった。

趣旨としては「もっと自由に発想し自由に行動しよう」ということなんですが、本書を読むとそれがいかに難しいかに気付かされます。

それはなぜかというと、人は「自由を制限する支配」の中で生きているからです。

例えば、空腹や眠気といった肉体的支配や、時間の支配や、常識・思い込みの支配などなど。

中にはブロガーにとってドキッとしてしまう、こんな指摘も…。

しかし、ブログを書くことが日常になると、ついブログに書けることを生活の中に探してしまう。人が驚くようなものを探している。写真に撮って人に見せられるものを見つけようとしている。たとえば、1年かけてじっくりと考えるようなもの、10年かけなければ作れないようなもの、そういった大問題や大作ではなく、今日1日で成果が現れるような手近な行為を選択するようになるのだ。  知らず知らず、ブログに書きやすい毎日を過ごすことになる。  これは、「支配」以外のなにものでもない。

ちなみにこれは、別にブログを書くなってことではなくて、そういうものに常に支配されていることに気づくことが何より重要ということです。

本書を読んでから、「あー、これは○○の支配だな〜」と気づくことがちょこちょこ増えてきました。

この本はどんな人におすすめかと言われるとちょっと難しいんですが、個人的には「自分は自由に生きてるぜ!」と思っている人にこそおすすめしたい本だなと思いましたねー。

サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

サイコロジー・オブ・マネー

この逸話から得られる教訓は、決して富裕層にだけではなく、あらゆる収入レベルの人に当てはまる。つまり、お金を得ることと、それを維持することは別物なのだ。

引用元:サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

先月読んだ「DIE WITH ZERO」は「お金は使わないと意味ないじゃん」ってスタンスだったのに対して、本書は「使わなくてもそれで安心や自由が得られるならいいじゃん」ってスタンスで書かれている本です。

どっちの主張もわかるんだけど、「どっちかじゃなくて、その両方のバランスが大事じゃん」ってのが両方読んで思った僕の感想。

「貯める」と「使う」はそれぞれ別のスキルであって、どっちかではなく両方ともバランスよく勉強し、身につけ、実践した方が良さそうですね(これに加えて「稼ぐ」のスキルもあるかもしれない)。

個人の志向に合わせて、意図的にうちどれかへ多少重きを置くのは良いと思います。

でも何も考えずどれかに偏りすぎた場合、不本意な人生になる可能性が高いんでしょうな。

マネーリテラシーって奥深い世界ですねぇ。

ちなみに「貯める」系の本でおすすめなのは本書を含めこの辺。

「使う」系の本なら以下あたりがおすすめです。

一番伝わる説明の順番

一番伝わる説明の順番

サマライズは、文章を短くシンプルにすること。  クリスタライズは、本質を表すキーワードを選び取ること。これらがしっかりできていないと、「文章は短くなっているけれど、何を言いたいのかがさっぱりわからない」という残念な結果に終わります。

引用元:一番伝わる説明の順番

ちょっと人に勧められたので読んでみた本。

タイトルの通り「人に物事をわかりやすく説明するにはどうすればいいか」ということが解説されています。

すごく基本的っちゃ基本的な内容なんですが、こういうことを1からちゃんと教わる機会って意外と無かったんで、改めて意識したいなーと思いました。

これを読んでよかった理由は、この本を読んだことで仕事が1つ終わったからです。

ちょうど仕事でちょっとした資料を作らなきゃいけないものがあったんですが、本書を読みながら、大体の構成と中身が脳内で完成しました。

脳内で完成すれば、あとはそれを形に落とすだけなので、僕の中ではほとんど仕事が終わったような感覚なんですよねー。

電車の中で、おそらく30~40分ほどで読み終えたのですが、同時にやらなきゃいけない仕事も片付いてしまい、読後は清々しく得した気分でした。

基礎と侮らず、読んでみるもんですねぇ。

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