毎月、読んで良かった本をピックアップして紹介していくこの企画。
今回は2022年5月に読んだ本の中から、特に良かった3冊をご紹介します。
今月はゴールデンウィークがありましたが、お休みの日はWeb関係の書籍を中心に読んでまして、スキルアップに勤しんでおりました。
コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則
マーケティングの神様、フィリップ・コトラーのマーケティング戦術本。
2017年に出版された書籍なんでちょっと今更感あるんですが(笑)、やっと読みました。
コンテンツマーケティングやソーシャルCRMといったトレンドに対応した内容になっていまして、仕事でこの辺に携わる人にとっては深い学びが得られる内容になってます。
個人的には購買行動率(PAR)とブランド推奨率(BAR)の考え方や、デジタル時代における3つの主要セグメントの話は結構考えさせられることが多かったですねぇ。
所々なんか既視感あるなぁと思いながら読んでたんですが、多分色んなマーケティング本が本書を参考に書かれてるからでしょうか。
「あぁ、あの本の元ネタはこれだったのか」と気づくところが結構ありました。
実は最近、この本の続編(?)とも言える「コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略」が発売されてまして、こっちもなかなか面白そうな内容みたいなんですよね。
こっちは来月あたりにでも読んでみようかなと思っております。
UXデザインの法則 ―最高のプロダクトとサービスを支える心理学
タイトルの通り、心理学の観点からUXデザインを考える本。
UXデザイン系の本は仕事にもブログにも活かせるんで、定期的に読んでおります。
僕はデザイナーではありませんが、仕事でもWebサイトのUIUX改善にはよく携わっているんですよ。
本書は使い勝手の良い心理学の原理に絞って紹介されていて、事例も豊富に取り上げられているんで、まさに実践的なガイドって感じでした。
ヤコブの法則の章では、2018年のSnapchatの大失敗事例が紹介されていましたが、「そういやそんなことあったなぁ」と懐かしくなりましたね(笑)
成功例だけでなく失敗例も紹介されていて学びが多かったです。
この本は手放さずにずっと手元に残しておきたいなぁ。
仕事やブログに使えそうなサイト改善のアイデアもいくつかひらめいたんで、さっそくサイト作りに活かしていきたいと思います。
入門Googleアナリティクス4: 1時間でGA4の基本的な使い方を習得
Googleアナリティクス4(以下GA4)のライトな解説本。
ご存知の方も多いと思いますが、「ユニバーサルアナリティクスが2023年7月にサポート終了し、GA4に移行する」というニュースを受けて、今のうちにGA4を使いこなせるようになっておこうと思って手に取りました。
GA4はかなり前から設置だけはしていたんですが、面倒くさくて何もいじらずに放置してたんですよねぇ…(笑)
本書はよく使うであろう機能に絞って解説されていて、逆に中級以上のテクニカルな機能の解説は潔く切り捨てられているんで、本当に初心者向きの本です。
とはいえ基本を習得するには十分な内容で、読みながら画面をいじくればとりあえず主要機能は使えるようになるんで、入門書としては最適かと。
ググって調べるのも良いですが、まだ良質な解説記事があまり出回っていないようなので、手っ取り早く理解したいなら本書を読んじゃった方が早いと思いましたねー。
僕は本書を入り口として一通り主要機能を理解した後、
- レポートスナップショットのカスタマイズ
- UAで計測していたカスタムイベントの移行
- データ探索からの詳細分析、テンプレ作成
- Google OptimizedでのABテスト
など書籍では解説されていない部分を追加学習し、さらに理解を深めていきました。
現在はほぼ何でもできるようになったんで、ブログの方はもうGA4に完全移行しちゃっております。
移行期限はもう少し先になりますが、早めに慣れておくに越したことはないと思うんで、「まだ何もしてない」って方は本書から手をつけてみるのがよろしいのではないかとー。
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