毎月、読んで良かった本をピックアップして紹介していくこの企画。
今回は2022年3月に読んだ本の中から、特に良かった4冊をご紹介します。
3月は海外ドラマの「ブレイキング・バッド」を観まくっていたんで、その分読書が減ってだいぶ積読が溜まっちゃいました(笑)
お茶の科学 「色・香り・味」を生み出す茶葉のひみつ
お茶を研究して50年のお茶博士による、お茶の解説本。
最近は健康の為に透明急須でお茶を淹れて飲んでいるんですが、淹れ方や茶葉の選び方をもう少し詳しく知りたくて読んでみました。
お茶に関する本は他にも読みましたが、この本が一番深く分かりやすく解説されていて、気に入りましたねー。
お茶もコーヒーと同じように奥深い世界だということがわかり、終始「へぇ〜」と感心しっぱなしでした。
この本はひたすらマニアックな内容が続きますので、お茶を極めたいマニア向けの内容という感じがします。
もうちょいライトに学びたいって方は、「日本茶のすべて」など雑誌系の本から入るのがおすすめです。
<新版>日本語の作文技術
ロングセラーの文章術本。著者は元新聞記者の方です。
僕もブロガーとして文章を書いている身なんで、執筆スキルアップの為に読んでみました。
軽い気持ちで読み始めたんですが、内容があまりにも高度かつ深すぎて度肝を抜かれましたね。
文章のわかりづらさの要因や、わかりやすく書く為のコツが丁寧に解説されているんですが、こういうのを知っちゃうと今まで自分が書いてきた文章がいかにダメか思い知らされました。
何も考えず、適当に文章を書いている自分が恥ずかしくなります…。
なぜもっと早く読まなかったのか…。
何かしら文章を書くことに携わっている人であれば、本書は必読ではないでしょうか。
あ、でも読んだからといって、文章がスラスラ書けるようになるということは無いのでご注意ください。
逆に、ルールを意識しすぎて何も書けなくなる可能性すらあります(笑)
本の中でも述べられていますが、そこまで完璧主義にならず、自分で書いた文章がなんか変だなぁ〜と思ったときだけ、本書を参考に点検してみるくらいの使い方がちょうどいいかもしれません。
僕も今後は本書に書かれていることをちょいちょい意識しつつ、より洗練された文章を書けるように努力していきたいと思います。
物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術
有名な神話理論(ヒーローズ・ジャーニー)を応用した、物語の創作術を解説している本。
僕もいつか物語を創作したいと思っているので、勉強の為に読んでみました。
読む前から面白そうな予感しかしませんでしたが、やはりめちゃくちゃ面白かったです。
まるで大学の講義を受けている感じで、ガシガシとメモを取りながら夢中で読み進めましたねー。
本書で紹介されている内容は、創作術であると共に鑑賞術でもあるとも思いました。
なので、単に映画や小説が好きって人にとってもかなり楽しめる本なんじゃないかと。
映画や小説を読み解く「新しい視点(ツール)」が得られる感じなんで、2倍も3倍も物語を楽しめるようになります。
実際、僕も今ハマっている海外ドラマの「ブレイキング・バッド」を本書を参考に自分なりに分析してみたんですが、緻密に計算された設定があることに気づいて感動しました。
今まで気づけなかった観点で物語を見れるようになり、これだけでも人生の楽しみが増えた気がします。
こんな収穫があるとは、予想していませんでしたねー。
あとはこのツールを我が物にして、深い物語を創作できたら最高です。
旬の食材がまるごとわかる本
最近は旬の食材を食卓に取り入れるというルーティンを試していまして、旬の食材を知るために購入した本。
この本には旬の食材がひと目でわかるカレンダーが付いていて便利でした。
買い物をするときはいつも同じような食材を選びがちだったんですが、旬の食材を取り入れるようにすることでバリエーションがグッと広がりましたね〜。
おかげで、これまで買ったことのない野菜や果物も積極的に買うようになりました。
カレンダー以外にも、食材ごとの効能がざっと見渡せるようになっていたり、「実は冷凍野菜ってめっちゃいい」みたいなトリビア的知識が散りばめられていたり、読み物としても良かったです。
旬の食材は美味しいし栄養価も高いし、良いこと尽くしなんで、引き続き旬を取り入れる試みは継続していきたいと思います。
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