毎月、読んで良かった本をピックアップして紹介していくこの企画。
今回は2021年2月に読んだ本の中から、特に良かった3冊をご紹介します。
2月は少し忙しかったので、読んだ冊数はいつもより少なかったものの、運よくとても面白い本に出会えました。
不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる
僕の好きなパレオさんの新刊。
アンチエイジング法について理論から実践まで細かく網羅されており、食・運動・睡眠・肌など、重要項目が分かりやすくまとまっておりました。
パレオさんのブログは全て読むようにしているので既知の情報もありましたが、このように本で体系化してもらえると、スッと頭に入りやすいです。
驚いたのは、以前有料メルマガで紹介されていた「推奨オリーブオイル」や「推奨プロテイン」なども惜しげなくまとめられていた点。
めちゃくちゃ価値の高い1冊だなぁと思いました。
「苦痛と回復のサイクルで若返る」という理論の部分は納得度が高く、かなり有用なことが書いてあるので、健康に気を遣っている方には是非とも一読をおすすめしたい。
さっそく、本書で紹介されていた「冷水シャワー」「地中海料理」など新たな習慣をいくつか実践しています。
ファスティングもそのうち試してみようかなぁ。
とてつもない数学
文系の僕がめちゃめちゃ興奮した本。
良書すぎて、すでに今年読んで良かった本上位にランクインしそうな予感がしております。
天才数学者のエピソードから、美術や建築に隠れた法則、テクノロジーの裏側で使われている数学まで、あっと驚くような話がまとめられていてかなり面白かった。
Amazonで見てみると「数学の美しさを実感できる」と記載ありましたが、まさにその通りで、数学のアーティステックな美しさと不思議さに触れることができる1冊でした。
文章が非常にわかりやすく、魅力的なエピソードが次々と出てくるので、数学に全く興味がない人でも楽しみながら読めると思います。
むしろ数学に苦手意識がある人こそハマるかもしれない。
個人的には特にラマヌジャンの天才すぎるエピソードや、ベンフォードの法則で粉飾決算を一瞬で見抜く方法などが興味深かったですねぇ。
それにしても数学がこんなに面白い世界だったとは…。学生の頃にこの本に出会っていたら、人生変わっていたかもしれません。
有限と微小のパン
森博嗣さんのS&Mシリーズ10冊目にあたる小説。
1冊目の「すべてがFになる」から読んでいた僕にとってはむちゃくちゃ胸熱な展開で、シリーズラストに相応しい内容でした。
本書をいきなり読んでも普通に楽しめるとは思いますが、100%楽しむには少なくとも「すべてがFになる」は読んでおいた方が良さそうです。
あとちょっと注意点としては、とんでもなくページ数が多いってところですかね(笑)
僕はKindleで買って読んでいたので、読み終わった後に気づいたんですが、本の厚さで言ったら国語辞典に匹敵するレベルだったみたい。
でもね、こんなに分厚いのに、全然長さを感じさせないくらい面白かったんですよ。
去年から読んでいたS&Mシリーズ、遂に読み終わってしまいましたが、全巻最高でした。
次はVシリーズでも読んでいこうかと思っています。
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