COTTEAさんのコーヒー豆通販に衝撃を受けました。
こんなに美味しくて使いやすいサービスは他にないなと。
僕が感動したのは、「徹底的にユーザー視点でサービスが作られている」という点です。
今まで色々なコーヒー豆を買ってきましたが、COTTEAさんはちょっと他の店には無いようなユーザー体験ができるんですよ。
COTTEA(コッティー)について
COTTEAはネットでコーヒー豆が買えるサービスです。
面白いのは、初回購入時に質問に答えていくと、おすすめのコーヒーが3つチョイスされ、無料で届けてもらえるというところ。
無料で届けてもらったコーヒー豆を試飲し、その感想を元に注文する豆を選べるので、自分の好みに合うコーヒーが見つかりやすい仕組みになっています。
COTTEAが優れている点
初回購入時の診断や無料お届けの取り組みが面白いのでそこがフィーチャーされがちだと思うんですが、僕はむしろそれ以外の部分に焦点を当てたいです。
実はCOTTEAさんは以下5つの観点においても唯一無二の存在感を放っているんですよ。
- 美味しさ
- 選びやすさ
- 買いやすさ
- 保存のしやすさ
- 接客の丁寧さ
美味しさ
コーヒーにおいて「焙煎」は味を左右する極めて重要な工程の一つですが、COTTEAさんは日本で唯一の焙煎機を使用しているんだそう。
どんなものかとういうと、スマートロースターと呼ばれる焙煎機で、非常に細かな調整や記録ができるものです。
COTTEAさんのコーヒーがめちゃくちゃ美味しい理由は、個人的にはここにあるんじゃないかなと思っています。
上の紹介動画を観てもわかるように、豆の特性などに合わせて焙煎方法を細かく調整している。
ありがちな「経験と勘」だけに頼る焙煎ではなく、ロジカルで緻密に計算された焙煎であり、それがあの素晴らしい美味しさを実現できる理由なのかなと思います。
選びやすさ
COTTEAさんには16種類のコーヒー豆(現在は全てシングルオリジン)があるのですが、「COTTEA MAP」というユニークなマップが用意されていて、好みの豆を直感的に選ぶことができるように作られています。
コーヒー豆の詳細ページも必要な情報がもれなく記載されていて、豆の特徴がよく理解できる構成です。
すごいなと思ったのは、テイステングノートや品種などの基本情報に加えて、YouTube動画での解説やおすすめのフードペアリングなんかも紹介されている点。
一つ一つの豆をこんなに詳しく解説しているコーヒー屋さんって、他にないんじゃないでしょうか。
豆について詳しく解説されているコーヒー屋さんはとても美味しいことが多いんですが、それはCOTTEAさんも同様でした。
動画で解説されている内容も、これまた魅力的です。
買いやすさ
COTTEAさんでは、コーヒー豆を「豆のまま・粉・ドリップバッグ」の3タイプから選べて、量も「100g・200g・300g・400g」の4種類から選択できます。
そして驚いたのは、16種類ある豆の価格が全部同じということ。
豆の状態なら、100g 810円(税抜)から購入可能です。
これだけでも素敵すぎるんですが、極めつけは爆速配達です。
平日11時までの注文は当日発送。
都内に住む僕の場合は、注文してから1〜2日後に届きます。
もちろん、発送されるのは焙煎したての新鮮な豆(パッケージの裏にも焙煎日がちゃんと明記されています)。
色んな種類の豆を楽しみたい僕にとって、100g単位で買えて爆速で配達されるっていうのは本当に嬉しいことです。
コーヒー豆って鮮度が大事だから不在で受け取れなかったりすると面倒なんですが、COTTEAさんの場合はポストに投函されるサイズで来るから、不在でもちゃんと届く安心感があるんですよね。
もちろん注文する量にもよると思いますが、僕は一度に100g×3種類を注文したことがありますが、これくらいならギリポストに入ってました。
この利便性は、マジで他にありません。
保存のしやすさ
COTTEAさんの豆は上の写真のようにチャック付きのパッケージになっています。そして、絶妙にコンパクトなサイズ感。
これが保存にとても便利なんですよ。
以前はコーヒー豆を容器に移し替えたりしてたんですが、以下の情報を知ってからは、パッケージのまま保存することにしています。
SpecialtyCoffeeAssociationが発表した「The Coffee Freshness Handbook」によると、コーヒーは購入した袋のまま保存した方が長持ちする可能性が高い、と結論付けられています。
ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方
なんでも、容器に移し替えちゃうと酸素が充満した環境に移すことになるので、劇的なスピードで酸化が進んじゃうらしい。
だからパッケージ自体にチャックが付いていてくれると、とても助かるんです。
余談ですが、保存の観点・豆を挽く観点の双方から、コーヒー豆の保存は冷凍保存が良さそうです。
コーヒー豆の保存方法については諸説ありましょうが、科学的には以下のことがわかっているようで。
コーヒー豆を冷凍することで、固体が液体になることなく気体になる昇華という現象が、約16倍遅くなるとされているからです。すなわち、保存温度を下げることで、コーヒーの香りや味わいを長く保つことができます。
(中略)
アメリカ・オレゴン大学のChristopherHendon助教授らが「The effect of bean origin and temperature on grinding roasted coffee」(生産国と豆の温度帯が焙煎豆の挽き目に与える影響)と題した論文を2016年に発表しました。この研究によると、コーヒー豆の温度が低ければ低いほど、粒度分布が狭くなることがわかっています。
ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方
つまり、冷凍保存することで香味や味わいを長く保てるだけでなく、豆を挽く際の粒度のばらつきも少なくなって、より美味しくコーヒーを淹れられるようになるんですな。
なので僕は、コーヒー豆はパッケージのまま無印良品の密封容器に入れて、そのまま冷凍庫で保存するようにしています。
接客の丁寧さ
COTTEAさんのサイトからは、気軽にチャットで問い合わせができるようになってるんですが、この対応も素晴らしく丁寧でした。
COTTEAさんに登録した際、僕の不手際でパスワードを失念してしまったため再発行しようとしたら、なぜかうまくいうかないというトラブルが起きたんですよ。
そのときチャットで相談したんですが、すぐに返事が返ってきてサポートしてくださいました。
その対応がよくあるカスタマーサポートの定型文ではなく、人間味溢れる感じの対応で素敵だったんですね。
このときはまだコーヒーを飲む前だったんですが、この接客を受けた時点で「ここはいい店に違いない」と確信しました(笑)
僕のお気に入り豆
COTTEA、良さそうでしょう?(笑)
豆の好みは人それぞれなんで、もし注文する場合はCOTTEAさんで診断してみて選べばいいと思いますが、現在10種類ほど試した僕が特に美味しいと思った豆を軽く紹介しておきたいと思います。
ちなみに僕は「人生を変えるコーヒーの飲み方」という本を読んでから、浅めの豆を中心に飲むようになりました。
今ではすっかり浅煎り・中煎りの信者なので(笑)、COTTEAさんでも深煎り以外の豆を試してみた感じです。
僕と似たような好みの方にはぜひ。
エチオピア シダモ 浅煎り
まさに紅茶のようにフローラルな印象。
苦い深煎りコーヒーしか飲んだことがない人はちょっとビビるかもしれません。
ケニア キアンジュキ AB 中煎り
美味しい酸味ってまさにこのことだなと。
ケニアは美味しいなぁ。
エチオピア ナチュラル 中煎り
明確にベリー系の風味が感じられる。
エチオピアナチュラルは特に好きでして、複雑な香味がクセになります。
COTTEAのイマイチな点
散々褒めてまいりましたが、COTTEAさんのイマイチな点にも触れておきましょう。
COTTEAさんのサイトでイマイチだなと思ったのが「マイページでの定期便管理が分かりづらい」というところです。
COTTEAさんは最初のお試しサービスは無料なんだけど、何もしないと10日後に自動的に定期購入に切り替わります(悪用なんかを防ぐ、という意味合いもあるそうなので、これに関しては致し方ないかなと)。
なので、定期購入したくなければマイページから定期購入をしない設定にする必要があるんですが、その設定がちょっとわかりづらいんですよね。
こんな感じで定期購入の頻度なんかを設定できるようになってるんですが、選択肢がわかりづらい。
シンプルに定期便を利用する・しないって選択肢があって欲しいですね。
「1回のみ」という選択肢も謎で、1回のみなら普通に商品ページからカートに入れて買うのと変わらんので不要です…。
発送日に対応していないはずの日曜が選択できてしまうのも良くないかな(試しに日曜を選択して発注してみましたが、月曜に処理されました)。
僕は一応Webマーケターなんで、その辺の見る目は厳しめですw
でもまぁ、気になるところといえばそれくらいですね。
逆に言うと、上記以外の点においては、特に不満点は見当たらないかな。
飲むその瞬間まで
ということで色々と書いてきましたが、全体を通してクオリティが高いサービスなので、美味しいコーヒー豆を買いたいって方にはぜひおすすめです。
なお、コーヒーの淹れ方については「クレバードリッパー」がおすすめとのこと。
普通のハンドドリップでは味の変動が大きいし、フレンチプレスは飲んだときのざらつきや後片付けが大変。
クレバードリッパーなら誰でも簡単に焙煎士が追求した味を楽しめて片付けが楽というのがおすすめの理由だそうです。
僕もそう思います。
個人的には、ハンドブロウのケメックスを使用して井崎メソッドで淹れるスタイルが気に入っておりますが、これからコーヒーを始めたい方などにはクレバードリッパーが良いかもです。
パッケージにはクレバードリッパーでの美味しい淹れ方も記載されています。この辺りも素晴らしい配慮ですよね。
飲むその瞬間のことまで、ユーザー視点で考えられている。
心地よいユーザー体験が気に入ったので、コーヒー豆はしばらくここで買おうと思っています。
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