ジョージ・ジェンセンのヴィヴィアンナという腕時計を購入しました。
ミニマリストにぴったりな腕時計で、非常に満足度が高かったので、ご紹介します。
ジョージ・ジェンセンの腕時計ヴィヴィアンナ(Vivianna)
こちらが購入した腕時計。

バングルと時計が一体化したような、非常に美しいデザインです。
見るからにミニマルなこの時計、実はコンセプトがめちゃくちゃカッコいいんです。
詳しく解説していきます。
ジョージ・ジェンセン(Georg Jensen)とは?
ジョージ・ジェンセンはデンマークのブランドで、主にジュエリーなどを製造している企業です。
ジュエリー以外にも、腕時計やホーム製品、ダイニング用品も扱っています。
ホームページを見て分かる通り、シルバーで非常に洗練されたデザインのアイテムが多い印象です。
ヴィヴィアンナの全容

ヴィヴィアンナには、秒針もインデックスもなければストラップもありません。一切の装飾が削ぎ落とされています。
それでいて、他にないデザインで抜群の存在感がある。
なぜオープンエンドのバングル型になっているのかというと、「時間に縛られない」というのをデザインで表したみたいなんですね。
これについてデザイナーのヴィヴィアンナさんのコメントがめちゃくちゃカッコいいんですよ。
「時計は当時、時間を測るものに過ぎませんでした。しかし私は人は時間に支配されるべきではないと思い、そういう概念を覆したかったのです。時計は、人を時間で縛り付けるのではなく、人を時間から解放するものであるべきと考えたのです。」- デザイナー ヴィヴィアンナ トールン ビューロ ヒューベ
時間からの解放、この言葉が心にぶっ刺さりました。
いや、腕時計って時間を確認するものじゃないですか。
それを時間からの解放というコンセプトで作ってしまうとは。そんなこと普通は考えつかないです。
これは時計でもあり、ジュエリーでもあり、そしてアートでもある腕時計だと思います。
これを理解したとき、なぜバングルなのか、なぜ秒針が無いのか、なぜ鏡面でちょっと時間が読みづらいのか、その理由がわかりました。
着用するとこんな感じ。


ちなみにスペック的なところですが、素材はステンレス、駆動はクオーツ。
電池交換はジョージ・ジェンセンの店舗にお願いすればやってもらえます。
日常生活防水(5気圧)なので、防水の面はそんなに強くありません。水場での扱いには注意が必要です。
本来はウィメンズの時計っぽいんですが、サイズ展開がL(17cm)まであり、ユニセックスで男性でもつけることができます。
ヴィヴィアンナを知ったきっかけ
この腕時計を知ったのは、電車の中でめちゃくちゃお洒落なおじさんが着けているのを見かけたことがきっかけでした。
僕は元々、時計屋さんに足繁く通ったり何冊も本を読んだりするほど腕時計が大好きなので、街中や電車の中で人が付けている時計をよく見ています。
この時計を初めて見かけたときは、見たこともないデザインと独創的な雰囲気に度肝を抜かれました。
「何だあれ…!!」と目が釘付けになったのを覚えています(笑)
どこの何というブランドの時計なのか、そのときは全く知らなかったのですが、強烈に印象に残りました。
その場でググって調べてみたのですが、何せ名前もブランドもわからないのでなかなか見つけられず。
結局、わからないまま月日が流れたのですが、ある時ネットを見ていたら偶然この時計を発見。ジョージ・ジェンセンというブランドのものであることを知りました。
今どき腕時計は必要か?
「スマホがあるし、腕時計って要らないよね」という声を聞くことがあります。
確かにそうなんですよね。時間を確認する為だけであれば、腕時計じゃなくてもいいと思います。
僕も一時期、腕時計不要論者だったんですが、今では腕時計には「時間を確認する以外の価値」があると思っています。
他の高級時計を買わなかった理由
実は、高級時計が欲しくて5年くらいずっと悩んでいたことがあります。
購入の候補として考えていたのは、ロレックスのエクスプローラー1、ジャガールクルトのレベルソ、カルティエのタンクなどです。
なぜ5年も悩んでいたのかというと、色んな観点で本当にベストなものは何かを考えていたから。
- 資産価値(リセールバリュー)
- ファッション性(見た目)
- ムーブメントの質
- 周りから見られたときの印象
などなど、色々な観点で考えれば考えるほど、何がベストなのかよくわからなくなりました。
そのうち、本当にこの時計に惹かれているのか、ブランドに憧れているだけなのか、よく分からなくなってきて、結局購入に踏み出せずにいました。
そうこうしている内にミニマリストに目覚めてしまい、「そもそも腕時計っていらないよねー」という考えに至り、腕時計をしなくなってしまいました。
腕時計を外して気づいたこと
腕時計を外して良かったことがあります。
それは、「今まで過剰に時間を気にしていた」と気づけたこと。
それまでの僕は、いつも時間に追われている感覚があり、頻繁に時間を気にしていました。
仕事のときだけでなく、友人や恋人と過ごしたり、自分の趣味を楽しんでいるときですらそうです。
でも実際、腕時計をしなくなって時間を確認する頻度が減っても、仕事や生活には何の支障も出なかった。
今まで過剰に時間を気にしすぎて、大切な今の時間に集中していなかったな、と反省しました。
でも逆に、腕時計を外してマイナスだったこともあります。
それは、手首に何も付いていないことで、ファッション的に寂しい印象になってしまうこと。半袖を着た夏場なんかは特にそうです。
「ミニマリストのくせにファッションとか言ってんじゃねぇ!」と言われそうですが(笑)
いいんです、僕はお洒落が好きなのです。ミニマリストだからといって、身につけるのは白のTシャツと黒のパンツだけ、みたいなファッションは嫌なんです。
「じゃあバングルやブレスレットなどアクセサリーつければ良いじゃん」と思われるかもしれませんが、それはそれで難しいんですよ。
なぜならバングルやブレスレットなどのアクセサリーは「装飾」であり、本来は必要性が無いものだから。上手く取り入れないと違和感が出たりダサいと言われてしまいます。
実際に昔、バングルを着けて彼女に見せたところ、「チャラい。似合わない」と一蹴されました(笑) 選ぶの難しすぎる…。
そこで活躍するのは、やはり腕時計です。腕時計は「時間を確認する」という機能的な側面もあるので、ファッションに自然に取り入れやすい。
というわけで、腕時計の「時間を確認する以外の価値」とはずばりファッション性。
「腕時計は時間を確認するためではなく、あくまでファッションとして身につけるもの」というのが僕の考えです。
僕がヴィヴィアンナを着ける理由

ずっと迷っていた高級時計ではなく、ヴィヴィアンナを選んだ理由は2つ。
1つはファッションアイテムとして秀逸だから。
時計なので自然な形でファッションに取り入れることができ、かつジュエリーと時計が融合した独創的なデザイン。
それに全体がシルバーなので、あらゆる色の服と合わせやすい。
ファッションアイテムとしてめちゃくちゃ秀逸だと思います。
そしてもう1つは、大切なことを思い出させてくれるアイテムだから。
それまで時間に縛られまくっていた僕にとって、「時間からの解放」というヴィヴィアンナのコンセプトはぴったりです。
今の大切な時間に集中することが大事、ということをいつでも思い出させてくれるものとして、毎日身につけたいと思えます。
この時計を着けるようになって、「時計お洒落ですね〜」と、時計をきっかけに会話が始まることが多くなりました。
ヴィヴィアンナは僕にとって完璧な腕時計です。
以下の記事でも着用写真などを多数紹介していますので、よろしければぜひ。
コメント
はじめまして。私も時計が好きで腕時計だけは例外的に何本も集めていたのですが、この記事を参考に全てを処分し、viviannaを購入しました!実はモーザーのコンセプトウォッチを狙っていたのですが、より自己表現ができる素敵なアイテムに出会うことができました。ご紹介いただきありがとうございました!引き続き応援しています!
はじめまして!コメントありがとうございます!!
なんと!viviannaご購入されたのですね!!このブログが少しでもお役に立てたのなら、大変嬉しく思います!!
ちなみに僕もH.モーザー悩みましたw 好みが近いかもしれません!
ブログにコメント頂けるのが一番嬉しいので、この記事買いて良かったな〜と心から思いました!
引き続きよろしくお願いいたしますー!