毎月、読んで良かった本をピックアップして紹介していくこの企画。
今回は2021年9月に読んだ本の中から、特に良かった3冊をご紹介します。
9月はちょい忙しくて冊数としてはそれほど多く読めなかったんですが、人生にインパクトを与えるような良書を引き当てました。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
言わずと知れたベストセラー本ですが、今さらながら読みました。
「なぜもっと早く読まなかった…!」と後悔するほど、めちゃめちゃ良い本でしたね。こりゃベストセラーになりますわ。
僕は主にKindleで読書していて、気になったところに随時ハイライト(蛍光ペン)を引いているんですが、ここ最近で最もハイライトを引いた箇所が多かったような気がします。
それだけ学びや共感できるポイントが多かったということです。
本書の概要はざっくり言うと、「長寿化に伴って、教育→仕事→引退みたいな従来のよくイメージしがちな生き方は通用しなくなるよ」って話なのですが、自分の将来に少しでも不安がある人は本書を読むと何かしら得られるものがあるんじゃないでしょうか。
お金だけでなく、友人関係や知識や健康なども「資産」と捉えて、人生戦略としてそういった資産をどう管理し活用していくべきかが考察されています。
こういう「生き方・ライフプラン」みたいなものは個人的にも常に考えているテーマなので、改めて頭の中が整理された気持ちですねー。
僕が常に胸に刻んでいる生活の裏テーマとして「未来の自分に責任を持つ」というのがあるんですが、これと一言一句同じ言葉が本書に出てきたりしてビビりました。
また中身が良いということもさることながら、僕が本書を読んで良かったと思う最大の理由は、この本を読んでいる最中に新たなプロジェクト(ビジネスプラン)を思い付いたという点にあります。
日々脳内でぼんやりと構想していたことが、読書中に突然クリアになって降り注いできたと言いますか。
思考と情報が結びついて、たま〜にこういうハッとする体験があるのが読書の醍醐味の1つだと思っていますが、まさにそれが起こった感じですね。
やりたいこと・やるべきことが具体化したので、早速行動に移していきたいと思います。
あと偶然にも、10月にこれの続編本がリリースされるみたいですね。
「実践編」とあるから、前作を読んで「そんなこと言われても結局何したらいいか分かんない!」となった人向けでしょうか?
こちらも発売されたら読んでみたいと思います。
本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ
料理研究家・コウケンテツさんのエッセイ。
僕は特に料理がしんどくなったわけではないのですが(笑)、よくコウケンテツさんのYouTubeチャンネルでレシピを参考にしているので、なんとなく読んでみました。
よくある薄い内容のエッセイかと思いきや、全体的に家族との関わりという観点から料理との向き合い方が語られていて、予想に反して深い内容で良かったです。
「手間暇かけて作った料理よりカップ麺の方が美味しいと言われる」など家庭での苦労話が豊富に語られていて、きっと世のパパさんママさんは激しく共感できる内容なんじゃないかと。
なんだか紹介されているエピソードが切なすぎて、「そりゃ料理が好きでもしんどくもなりますわな…」と思わずにはいられませんでした。
料理研究家ですら、家庭ではこんなに苦労しているんですね…。
そういった悩みに対する、上手いかわし方・考え方が紹介されているんで、料理で悩んでいる人はこの本でかなり心救われるんじゃないでしょうか。
Kindle Unlimitedで0円(2021/10/02時点)だし、料理に対する心理的ハードルがグッと下がる読後感が得られるんで、このタイトルにちょっとでも惹かれるなら一読の価値はあると思います。
ザ・ファブル
最近ハマったアクション漫画。
映画化で少し話題になっていたので読んでみました。
プロの殺し屋が一般人になりきって生活する(でも色々トラブルに巻き込まれる)みたいな話ですが、アクションシーンだけでなく思わずプッと吹き出しちゃうようなコミカルなシーンも多く、笑いました。
読書のいい箸休めになった感じ(笑)
これはマガポケっていう漫画アプリで読んでるんですけど、これが無料で読めるとは良い時代になりましたなぁ。
今気づいたけど、Amazonプライムでも3巻まで無料で読めるんですねー。
バイオレンスな表現も多々出てくるので苦手な人は注意ですが、アクション系の映画がお好きな方は楽しめるのではないかと思います〜。
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