2月は「1日1冊以上本を読む」というチャレンジをやってまして、いくつか素晴らしい本に出会えたのでご紹介したいと思います。
そもそもなぜこのチャレンジをやったかというと、最近素晴らしいと思える本に出会えなくて、ちょっと残念な気持ちになっていたから。
感動するような本に出会うのって、なかなか確率が低いんですよね…。
やっぱり良い本に出会うには沢山読むしかないよなぁと思い、思い切って1日1冊以上読むと決めてしまうことにしました。
内心「大変そう」と思っていたんですが、独自のブラウジング読書法というテクニックを編み出しまして、意外と楽に達成できてしまいました。
2月読んだのは全部で40冊。
前半はその中から読んで良かった本4冊を紹介、後半はブラウジング読書についても軽く触れたいと思います。
『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』
すごい本に出会ってしまいました。
この本は、早くも今年読んでよかったランキング上位にランクインしそうな予感。
『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』は、人生でありがちな悩みについて、著名な哲学者・思想家たちはどう考えたのかを、かな〜り分かりやすい形で解説した本です。
哲学というと小難しく感じるかもしれませんが、この本は平易に語られているのでスラスラと読めちゃう。
- 将来、食べていけるか不安
- お金持ちになりたい
- 人の目が気になる
- やりたいことがない。毎日が楽しくない
みたいな、人生で誰もが一度は思ったことがあるような悩みに答える形で哲学者たちの思想が解説されているんですが、回答の一つ一つがめちゃくちゃ深いんですよ。
「SNSでいいね数が気になっちゃう!」みたいな現代風の悩みに対応している章もあったりして、悩みの守備範囲がなかなか広いです。
個人的に、大学時代の哲学の授業がつまらなすぎて、哲学にはあまり良いイメージが無かったのですが、この本は面白すぎました(口コミ評価が高いのにも納得)。
何か迷いや悩みがある方には激しくおすすめですし、悩みがないって方が読んでも、何かしら学べることがある本なのではないかと。
僕はKindle unlimitedで読んだのですが、この本は何度も読み直したいので、紙の本でも買おうかなと思ってます。
うーん。哲学、面白いかもしれない。
『理由がわかればもっとおいしい! コーヒーを楽しむ教科書』
コーヒー関連の本は結構読んでいる方だと思うのですが、その中でも分かりやすさと情報量が圧倒的に優れていたのがこちらの本。
『コーヒーを楽しむ教科書』は、好みの味の見つけ方から、コーヒーの抽出方法、ワンランクレベルアップする為の知識まで、イラスト豊富で分かりやすく解説されている本です。
最初は「初心者向けの本かな?」と思って手に取ったのですが、他のコーヒー本には書かれていないようなトリビアや最新情報、科学的アプローチまで書いてあり、これからコーヒーを始める人もすでにコーヒーが好きな人もどちらも楽しめる内容でした。
個人的には、「ナチュラルやウォッシュド以外にも、アナエロビックファーメンテーションやカーボニックマセレーションといった新しい生産方法が出てきてる」ってところが興味深かったです。
そんなの聞いたことなかったなぁ。豆を見つけたら是非とも飲んでみたい。
ここまでわかりやすくて詳しい本はなかなか無いと思います。
コーヒーの手引きとしては、現状この本が最強なのではないかと(笑)
中でも、本書で紹介されている「井崎流ハンドドリップ術」はかなり美味しくコーヒーをいれられるので、試す価値ありです。
ただの教科書じゃなくて「楽しむ教科書」ってネーミングがまた良いですよね。
その名の通り、コーヒーの楽しみが広がるような1冊でした。
『COFFEE COMPLET』
続いてこちらもコーヒーに関する本。
『COFFEE COMPLET』は、コーヒーを楽しむためのHow toが豊富な写真と共に紹介されているムック本です。
この本が素晴らしいのは、美味しいコーヒーが飲めるお店や、ネットで買える美味しいコーヒー豆が豊富に紹介されているところ。
特にネットで買える豆が色々まとまっているのは嬉しい限りです。そういう本って、意外と少ないので。
良さげなカフェや豆を色々知れたので、今年はこの本を参考に色々とコーヒーを開拓していこうかなと。
中でも、こちらの神奈川県厚木市のCAFE鈴木というお店は、個人的にかなり気になりました。
この雰囲気、普通じゃない気配がビンビンに伝わってきます。
『もっと撮りたくなる 写真のアイデア帳』
最近カメラを購入したということもあり、今月はカメラ・写真関係の本も多めに読みました。
『もっと撮りたくなる 写真のアイデア帳』は、その中でも素敵な内容でした。
最初はKindle unlimitedで読んだのですが、紙の本でも購入したくらいです。
こちらの本、テクニック本といえばテクニック本なのですが、前半の20ページくらいは写真を撮る上でのマインド的な話になってまして。
そこが割と名言のオンパレードなんですよ(笑)
- 技術がいくら進歩しても、写真の個性を引き出すのは自分だ
- 写真を撮る行為は、人に感動を伝える行為でもある
- 写真にセオリーはない
などなど。
マインドから入るって他の本には無かった趣向だったので、なかなか面白く読めました。
前半以降は、本のタイトル通り撮り方のアイデアが大量に紹介されている感じ。
全ページを熟読するというよりは、時間があるときにパラパラとめくって楽しんでおります。
1日1冊ルールを実践してみて
さて、1日1冊以上読むのを1ヶ月続けてみたわけですが、この習慣、とても気に入りました。
ひと月の間にこれだけ良い本に出会えたのは久々なので、非常に満たされた気分です。
1日1冊以上を実践するにあたって、本の読み方も少し変えてみたのですが、これが思いのほかいい感じだったので軽く紹介したいと思います。
ブラウジング読書とは
ブラウジング読書というのは、「ネットサーフィンでWebページを見るように本を読んでいく」という読書方法。
僕は主にiPad+スマートキーボード+Kindleアプリの組み合わせで実践しております(スマホや紙の本でも考え方は同じだけど、iPadがやりやすいです)。
この読書法を思いついたのは、
「本を読んでいると疲れてくる瞬間があるのに、ネットサーフィンをいくらやっても疲れないのは何故だろう?」
と疑問に思ったのがきっかけ。
例えばTwitterやブログなんかを読んでいると、結構な文字数を目にしているはずなんですが、不思議と疲れないんですよね。
多分、本は無意識のうちにきっちり読もうと力んでしまっていて、ネットはいい意味で力を抜いてテキトーに読んでいるってところが違う点なのかなと。
であれば、本もネット(ブログ)だと思って、ブラウジング感覚で読んじゃおうというのがこの読書法であります。
不思議なもんで、「これはブラウジングだ!」って意識しながら読むと、なぜかめちゃくちゃ飛ばし読みが上手くなるんですよ(笑)
iPadのKindleアプリは、スマートキーボードの矢印ボタンでページをめくれるようになってまして、Webページを見ているのに近い感覚で、高速で画面を切り替えていけるんですよね。
iPadの大きな画面で全体を見渡しながらガシガシ進められるんで、大事なポイントにはちゃんと気づけるし、どうでもいい箇所は秒速でスルーできちゃいます。
僕みたいにWebが好きな人には相性がいい方法なのかもしれません。
意外と内容を覚えている
ブラウジング読書で、そこそこのページ数でもハイペースで読み終えてしまうわけですが、意外と内容を覚えているのに驚きました。
本って、読み終わったら全然内容覚えてないことってあるじゃないですか。
ブラウジング読書で飛ばし読みなんてしたら、ますます内容が入ってこなんじゃないかと思ったんですが、結果がまるで逆でビビりました。
むしろ、じっくり読むよりも内容を覚えてるんですよ。
不思議な現象ですが、おそらく適度に力を抜きつつ短時間で読み切ることで、集中力が維持されて覚えやすくなっているのかなと。
これは予想外の嬉しい効果でした。
良書との出会いを求めて
この読書習慣、大変気に入ったので、今後も継続していこうかなと。
素晴らしい本に出会えたら、またブログで紹介していきたいと思います。
ブラウジング読書で、今年は沢山の良書に出会えそうな予感。
どんな出会いや発見があるか、とても楽しみです。
おまけ:2月読んだ本一覧
自分用の記録の意味も込めて、読んだ本を羅列しておきます。
- カメラ1年生 デジタル一眼カメラ編 (たのしいカメラ学校の教科書)
- チョコレートの手引
- カメラとレンズのしくみがわかる光学入門
- 今すぐ使えるかんたんmini SONY α6400 基本&応用撮影ガイド
- 医者が教える食事術2 実践バイブル 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方70
- もっと撮りたくなる 写真のアイデア帳
- 学研カメラムック 最新版デジタル一眼30日でマスター
- 静物写真のルールブック
- 完全版 写真がもっと上手くなるデジタル一眼撮影テクニック事典101+
- 人生の教養が身につく名言集
- ココ・シャネル 女を磨く言葉
- 淑女のルール
- すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法
- 『花をながめて大切なことに気づく100の言葉』(宮永千恵, 北村佑介 著)
- 『暮らし上手特別編集 心地いい日用品[雑誌] エイムック』(暮らし上手編集部 著)
- 『& Premium特別編集 心地のいい部屋に、整える。』(マガジンハウス 著)
- 『Dr.クロワッサン 重だるいがすっきり! 万能鶏むねスープ Dr.クロワッサン』(エダジュン, 赤澤純代 著)
- 『すてきな靴が一歩ふみ出す自信をくれる』(横田 真由子 著)
- 『美的のルール お嬢さま講座シリーズ』(加藤ゑみ子 著)
- 『パリ流おしゃれアレンジ! 自分らしく着こなす41の魔法 (中経の文庫)』(米澤 よう子 著)
- 『必ず感動する言葉が見つかる座右の銘2000 (中経の文庫)』(幸運社 著)
- 『美人な「しぐさ」』(中井信之 著)
- 『OZmagazine (オズマガジン) 2020年 03月号 [雑誌]』(オズマガジン編集部 著)
- 『& Premium特別編集 土曜の朝と日曜の夜の音楽。 & Premium特別編集』(マガジンハウス 著)
- 『一流の人はなぜそこまで、靴にこだわるのか?』(渡辺 鮮彦 著)
- 『最上級のライフスタイル』(加藤ゑみ子 著)
- 『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる Business Life』(馬渕 知子 著)
- 『名画に見る男のファッション (角川文庫)』(中野 京子 著)
- 『自分らしい暮らし 小さいおうち編 PLUS1 Living BOOKS』(主婦の友社 著)
- 『運命を変える 偉人の言葉』(リベラル社 著)
- 『買わないおしゃれ パターンから考える無駄にならないワードローブの選び方』(Mパターン研究所 著)
- 『実践! 50歳からのライフシフト術 葛藤・挫折・不安を乗り越えた22人』(大野 誠一, 豊田 義博, 河野 純子, ライフシフト・ジャパン 著)
- 『AI時代対応 大人の知的習慣 「複合力」こそが究極の効率化である』(齋藤 孝 著)
- 理由がわかればもっとおいしい! コーヒーを楽しむ教科書
- 『Coffee Complete雑誌 エイムック』(ムック編集部 著)
- 『Adjust my Home vol.1: 部屋が散らかり始めた時に読む本』(イルマタル 著)
- 『自分らしい暮らし PLUS1 Living BOOKS』(主婦の友社 著
- 『Pen (ペン) 「特集:ひとり、籠(こも)る宿。」〈2020年3/1号〉 雑誌』(Pen編集部 著
- 『言葉ダイエット メール、企画書、就職活動が変わる最強の文章術』(橋口幸生 著)
- 『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』(小林昌平 著)