New「シェービングソープガイド」を公開

ラザリングボウルの最高峰|ByronShavingCompanyの「Lather Master」

ラザリングボウル クラシックシェービング

クラシックシェービングで使っているラザリングボウル(泡立て用のシェービングボウル)を紹介したいと思います。

僕が使っているのはByronShavingCompanyの「Lather Master」。

ただのボウルではなく、ラザリングに特化したクラシックシェービング専用ボウルです。

普通のボウルとラザリング専用ボウルは全然違う

ラザリングボウルとシェービング道具

ラザリング(泡立て)には、ボウルの中で泡立てる方法や、顔や手のひらで泡立てる方法がありますが、個人的におすすめなのはボウルを使って泡立てるボウルラザリングです。

理由は以下の3つ。

  1. 専用ボウルを使うことで効率的に泡立てができる。
  2. ボウルにお湯を溜めてブラシに吸水させることができる。
  3. ボウルという道具自体を楽しむことができる。

クラシックシェービング関係のブログや書籍を見ていると「シェービングボウルは何でも良い。100円ショップのものでも良い」などと書かれていることが結構多いです。

ラザリングボウルと泡立てたシェービングブラシ

確かに「泡立てるだけ」であれば、どんなボウルを使っても良いでしょう。

しかし、良質な泡をスピーディーに作るのであれば、やはりラザリング専用ボウルを使うのがおすすめ。使ってみるとわかりますが、普通のボウルとは使用感も出来上がる泡も全然違います

そこで紹介したいのが、ByronShavingCompanyの「Lather Master」です。

ByronShavingCompanyの「Lather Master」

ラザリングボウル上から

こちらが愛用のラザリングボウル、Lather Master。アメリカ製で、デザイナーのジョン・リーチ氏によってデザインされたものです。

公式サイトから買おうと思ったら購入フォームが日本の住所入力に対応していなかったんで、僕はEtsyのByronShavingCompanyページから購入しました。

仕様数値
高さ73mm
直径131mm
ボウルの深さ50mm
台座ベース50mm
重量170g
スペック表

日本のお茶碗を彷彿とさせるフォルムで、ステンレスとシリコンを組み合わせて作られています。

ラザリングボウル横から
表側はステンレス、内側はステンレスとシリコンの2層構造。
ラザリングボウル台座ベース
台座部分もシリコンになっていて、手で持った時にしっかりとグリップできる。

直径は約13cmで、シェービングブラシでラザリングするのにちょうど良いサイズ感。これくらいの直径があると、ブラシをガシガシ回しても泡が溢れなくて使いやすいです。

最大の特徴は内側についたシリコンインサートで、内側の凸凹によりソープと水が効率よく撹拌され、短時間でモコモコの泡を作ることができるようになっています

取り外せるシリコンインサート
シリコンインサートは磁石でくっついているので、このように取り外し可能。

ちなみにこのシリコンインサートはネオジウム磁石でボウルにくっついており、取り外し可能。実はこれには意外な利点があります(詳細は後述)。

マジック・ザ・ラザリング

ラザリングで泡立った様子

1分で贅沢な泡の山を作れる」というのがこのLather Masterのウリです。

この謳い文句は本当でした。

やり方は簡単で、アーモンド1粒大くらいのシェービングソープをボウルの底につけ、しっかり目に絞ったシェービングブラシでシャカシャカとかき混ぜるだけ。

シリコンインサートにソープをつける
こんな感じでシェービングソープを底にくっつける。シリコンだからソープがペタッとくっ付きやすい。
ブラシで泡立てる
水気を絞ったブラシでシャカシャカする。シリコンは適度な摩擦があり、かなり泡立てやすい。
急に泡立ち始めた様子
すぐに大量の泡が発生。ここまで正味1分も掛かっていない。

あっという間に爆泡が完成します。マジック・ザ・ラザリングです(特定世代にしか通じないギャグ)。まさに魔法のごとし。

水分量はお好みですが、個人的には少なめがおすすめです。

水分量を少なめにすることで、市販のシェービングソープとは格の違う、ねっとりクリーミーで濃厚な泡を作ることができるんですよね。

個人的には泡が濃厚であればあるほど、上手くシェービングできるんで、水は少なめをおすすめしたいです。

泡というか、クリームやヨーグルトみたいな質感が近い。

普通のボウルで同じ泡を作ろうとしても、なかなか上手くいきません。

普通のボウルでも水を加えていけば泡立ちますが、時間が掛かるし、ちょっと水っぽくなってしまいます。

シリコンインサート無しでラザリング
試しにシリコンインサートを取り外して、普通のボウルの状態でラザリングを試みました。もっと水を加えないと全然泡立たん…。
水っぽくなった泡
水を加えていくとこんな感じで泡立つ。でもこれは見た目じゃ伝わりませんが、かなり水っぽくてゆるい泡になっています。

普通のボウルと使用感が違い過ぎて、Lather Masterを使ったらもう普通のボウルには戻れません。

シリコンインサートの意外な利点

シリコンインサート単体

使ってみて分かったのですが、取り外し可能なシリコンインサートは、入浴時に髭剃りする際にとても便利です。

僕はいつもシャワーを浴びる際、シリコンインサートにソープをくっつけておき、ボウルの方にお湯を入れてシェービングブラシに吸水させています。

ヘラとラザリングボウル
シリコンインサートの方にソープをくっ付けておく(シリコンインサートは取り外す)。
お湯に浸したブラシ
ボウルの方にはお湯を為、ブラシに吸水させておく(アナグマ毛ブラシの場合)。

こうしておくと、シャワーを浴びて髭を柔らかくした後、ボウルのお湯を捨ててシリコンインサートをセットすればすぐにラザリングを開始できます。

一度浴室から出てシェービングソープを取ってきて…みたいなことをする必要が無いので、めっちゃ楽なんですよねー。

こういう使い方を想定して作られたものなのかは謎ですが(笑)、僕はこのやり方が非常に気に入っています。

ラザリングボウルで変わるシェービング体験

泡とラザリングボウルとシェービングブラシ

クラシックシェービングって、使う泡の質で得られる結果がだいぶ変わるなーと感じています。

もし最初にLather Masterではなく普通のボウルを買っていたら、僕はクラシックシェービングを続けなかったかもしれません。

それくらい、Lather Masterでは別格の泡が作れる。

ラザリングボウルとクラシックシェービングツール

クラシックシェービングを紹介している記事や本で「ラザリングボウルにこだわれ!」ってアドバイスは一切見かけませんでしたが、実は替刃選びやソープ選びと同じくらい、ボウル選びは重要なんじゃないだろうか?

シェービング体験をより高いレベルに引き上げる為にラザリングボウルに投資するというのは、僕は良い選択だと思います。

コメント

  1. まりも より:

    いつも楽しく拝見しています。
    私は髭剃り(シェービング、とはとても言えないので敢えてこう書きます笑)に無頓着なのですが、そんな私がミニマログさまの一連のシェービングの記事をとても興味深く読ませていただいています。自分にとってはまあまあ面倒なこの行為をこれほど優雅な愉しみに変えてしまえるなんて…!
    シェービングの記事に限らずミニマログさま全般においてですが、まず凝り性っぷり(客観的なスペック等の情報+エモーショナルな推しポイントの記述の両方の充実度たるや!)が素晴らしく、かつ独りよがりさが皆無なのが私はたまらなく好きです。何気ない習慣に丁寧に愛(=偏愛)を込めることが、意外なほど日々を豊かにするっていうことを教えていただいています。

    • MINIMALOG(ミニマログ) MINIMALOG(ミニマログ) より:

      >まりもさん
      とても嬉しいコメントありがとうございます…!!
      シェービングについて、最近はさらに新たな発見がありました。
      スキルが上達していくにつれて、最初は知覚できなかったような微妙な違いが色々とわかるようになってきました。
      替刃の個性やソープの特性なんかが感じられるようになり、ますますシェービングが楽しくなっております。
      スキルを磨いた先に、さらにこんな楽しさが待っていたとは…。まるで秘境を見つけたような気分です(笑)
      昔は髭剃りが面倒くさく「脱毛しようかな」と考えた事もありましたが、今では髭があって本当に良かったなと思っています。
      コメント本当にありがとうございます!!