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「ミニマリストへのインタビュー調査」にがっつり答えてみたよー

ミニマリストへのインタビュー ミニマリズム

先日、とあるところから「ミニマリストのライフスタイルについて話を聞かせて欲しい」とご依頼を頂きまして、インタビュー取材をお引き受けしました。

インタビューはメールベースで行われまして、複数のご質問に一問一答で回答していった感じ。

軽い気持ちで引き受けたんですが、価値観を深掘りするような鋭い質問が多くてビビりました。

「ブログで公開しても良いですか?」と伺ったところOKとのことだったんで、今回はそのインタビュー内容を公開したいと思います。

インタビュー(一問一答)

インタビューアイキャッチ1

全部で36問ありまして、一部はさらに追加で質問を頂いております。

そのままザザっと質問と回答を並べていきますね。

ではさっそく中身を見ていきましょう〜。

属性について

1. はじめに、差し支えなければ年齢を教えてください。

30代

2. お住まいは現在どちらですか?

東京

3. 持ち物を少なくする、という生活を送り始めてからどのくらいの期間経ちますか。

5年

4. 現在のライフスタイルに変えようと考えたきっかけはありましたか。どんなきっかけでしたか。

ミニマリズムを意識し始めたのは「あるミニマリストの物語」という小説を読んだのがきっかけです。
ただそれ以前によく引っ越しをしていたので、本を読む前から無意識のうちにミニマリズムに似た思想が醸成されていたのかもしれません。

(追加質問)小説を見つけたきっかけはありましたでしょうか?(たまたま見つけた、紹介された、など)引っ越しが多かったことから、ものは少ない方がいいという考えに近づいていったという認識で間違い無いでしょうか。

たまたま、宿泊したホテルの本棚で見かけたのがきっかけです。
ご認識の通り、引っ越しが多かったので少ない方がラクという感覚が無意識にあったと思います。

5. 現在お仕事はどんなことをされていますか。お仕事とミニマリズムの考え方は、お互いに関係していますか。

Webマーケティングです。ミニマリズムは関係ありません。

(追加質問)なければ大丈夫なのですが、ミニマリズムの考え方が仕事に活かされている、などそういった部分で相互にもし関係がございましたら教えてください。

現場の細かい業務に活かせているとは思いませんが、長期的なキャリアを考える上では活かせているかもしれません。自分にとって価値あるキャリアとはどういったものなのか、常に考えています。

ミニマリズムについて

6. 現在のライフスタイルに大きな影響を受けた特定の人物、媒体、思想はありますか。

The minimalistsです。

7. ミニマリストの概念の定義をするとすれば、どういう状態が、ミニマリストであると言えるとお考えでしょうか。

自分にとって価値あるものを厳選して持つことです。

(追加質問)ご自身にとっての価値を言語化するとすれば、どのように考えますか?

喜びや感動を感じられること、でしょうか。

8. ミニマリズムと似たような概念として「断捨離」という言葉がありますが、ミニマリズムとの違いはどのような点だとお考えでしょうか。

うーん、何でしょうね。「断捨離」という言葉を目にしたことはありますが、興味を持ったことはありませんでした。
文字列から推測すると、「断捨離」は単に「捨てるという行為」のことでしょうか?

9. ご自身の中で、納得するミニマリストになったと言えるまでに、移行期間のようなものはありましたか。もしあれば、そこまでのプロセスを差し支えない範囲で教えてください。

特にないです。ミニマリズムの思考が芽生えた時点でミニマリストだと思っていましたし、「自分はミニマリストじゃない」と悩んだこともありません。

(追加質問)どちらかというと、ミニマリズムという考えを知ってから、ミニマリストにライフスタイルを変化させていきましたか、それとももともと少し持っていた考えが、ミニマリズムと親和性が高いと考え後から気がつきましたか。2択という意図ではございませんので、このあたりについてお考えがあればお聞かせください。

後者だと思います。前述の通り、元々ものが少ない方がラクという感覚は持っていましたので、だからこそ小説を読んで強く共感できたのだと思います。

10. そこまでの過程の中で、心理的な葛藤、もしくはライフスタイルを取り入れるのに障壁などはありましたか。もしあれば、どのような葛藤・障壁があったのか教えてください。

特に無かったですね。

11. 現在、大まかに普段の持ち物で持っているもの、家の中にあるものを差し支えない範囲で教えてください。

家具、家電、雑貨、消耗品など、リストアップしたらなかなか膨大な量になるんじゃないでしょうか。

価値観について

12. 日常生活の中で、何か新しくものを購入する際の基準は何かありますか。

「本当に欲しいのかどうか」です。

(追加質問)こちらの欲しいという感情をもう少し深ぼるとすれば、どういう価値観になると思いますか。

根底にあるのは好奇心でしょうか。これは面白そうだ、これがある未来を見てみたい、などといった気持ちが湧き上がってきたときに、欲しいと感じると思います。
「本当に欲しいのかどうか」というのは、その欲しさ度合い・好奇心の強さを推し測る為の問いです。
心の底から本気で欲しければ、どんな手段を使ってでも、借金をしてでも今この瞬間すぐに手に入れるはずです。
そうでないなら、欲しいといってもその程度のレベルのものということです。

13. 現在のライフスタイルに変化する以前で、購買時に持っていた基準はありましたか。

質が良さそうなものを選んでいました。

14. 現在の生活で、最も費用をかけているもの、ことはありますか。

食事、運動、睡眠に関することには費用を掛けていると思います。

15. ご自身にとって普段の生活、または人生において「本質的に必要なもの」はどのようなものだと感じますか。

健康、お金、人間関係ですかね。

16. それを判断するとき、何か基準はありますか。

三段のピラミッドで考えています、下のベースが健康、真ん中がお金、上が人間関係です。
これは、下層の基盤ができていなければその上層も崩れていくということを表しています。
仮に健康・お金・人間関係の全てに問題が起こっていれば、まずピラミッドのベースとなる健康から改善に着手します。

17. 逆に、自分にとっての無駄なものを省くのもまたミニマリズムの一部分ではないかと考えました。ご自身が考える、社会の中でのあまり必要ではないと感じるものはどのようなもの・ことですか?

「これは社会の中で不要である」とは考えないですね。社会ではなく、自分の状態を基準に考えています。
例えば「車が必要かどうか」は、どこに住んでどんなライフスタイルを送りたいか、という自分の今の状態によります。

ライフスタイルの変化について

18. 現在のライフスタイルに変えてからよかったと感じていることはありますか。

あります。まず、健康・お金・人間関係において、質・量が向上しています。
それから、情熱を持てることに取り組む時間が増えました。

(追加質問)それぞれ、何か具体的なエピソードがあれば教えていただけますでしょうか。

それぞれ一例を挙げます。

  • 健康:食事、運動、睡眠を改善したことで、定期的に悩まされていた頭痛がなくなった。
  • お金:消費、投資、貯蓄のバランスが整ったことで、家計が健全化(黒字化)した。
  • 人間関係:職場、仕事関係以外の人たちとの交流が増え、これまでにない充実感が得られている。
  • 情熱を持てること:「書くこと」が好きだということに気づき、ブログを始めた。

19. 現在、生活していて最も幸せに感じていることはどんなことですか?

日々成長を感じていることでしょうか。

20. 逆に、生活にミニマリズムを取り入れたことで少し困ったと感じたこと、または後悔したことはありますか?

「不要だと思って捨てたけど、やはり必要だった」といったことはありましたね。
往々にして起こりうる、正常なプロセスだと思いますが。

周囲との関わりについて

21. ご家族、ご友人にはご自身のライフスタイル、価値観を公言していますか。

わざわざ公言はしていませんが、知っている人は知っています。

22. 周りの方と消費に関する意識のずれを感じたことはありますか。またそれにたいしてストレスを感じたことはありますか。

一人一人価値観が異なるのは普通であると思うので、それに対してストレスを感じることはありません。
むしろ、マーケターとして興味深く観察しています。

23. 現在同居している方はいますか。

いません。

24. (同居人がいる場合)その方とはライフスタイルや考え方の違いに関して相互理解は得られていますか。あるいは、その方とは似ている価値観を共有していますか。

25. (同居人がいない場合)将来パートナーと暮らすなど暮らしが変化した場合、一緒に生活する方との価値観の違いがあったときなどに関するご意見を教えてください。

譲れるもの・譲れないものなど、お互いに価値観を理解し合えるよう努めると思います。

社会について

26. 環境問題に対して具体的な問題意識を持っていますか。また、ライフスタイルと、環境問題意識には相互に関係はありますか。

具体的ではなく抽象的な問題意識にとどまります。
また、環境問題解決のために今のライフスタイルになったわけではありません。

27. ライフスタイルの変化がきっかけでその意識は変化があったと思いますか。

変化は無かったと思います。

28. 大量生産・消費型の社会に対してなにか考えがあればお聞かせください。

大量生産・消費型というのが具体的にどういったものを指し、それに起因する事象として具体的に何が起こっているのか、詳しく知りません。

コミュニティと発信について

29. ミニマリストの方のコミュニティはありますか。あった場合、参加はされていますか。

そういったコミュニティは沢山あると思いますが、特定のコミュニティには参加していません。
ブログやSNSでゆるい繋がりがある程度です。

30. (コミュニティに参加していれば)どんな目的を持って参加していますか。

31. 他のミニマリストの方との交流はありますか?あれば、どのくらいの頻度で交流をしていますか。

ブログやSNSでのコメントのやり取りといった交流であれば、日常的に行っています。

32. ミニマリズムという考え方をより多くの人へ広めようという意識はもっていますか。

特にそういった使命感は持っていません。

33. ミニマリスト、ミニマリズムに関する発信はおこなっていますか?(おこなっていれば)発信を始めたきっかけを教えてください。

おこなっています。
以下小説を読んだのがきっかけです。

(追加質問)こちらの小説に関して詳しいところがわからないので恐縮ですが、具体的になにか感化されたところなどがあればお聞きしたいです。

この小説の主人公が物語の中で、先人のミニマリストからブログを勧められて、ブログを開設するんです。
僕もそれと全く同じことをやっています。

34. 現在おこなっている発信の目的や意図を教えてください。

①近接性にとらわれずに新しい人々と出会うこと、②ライティングスキルを向上させること、③自信をつけることです。

35. 発信することであった反響、ご自身の影響などがあった場合教えてください。

上記①②③いずれも実現できています。
副産物として、思考力の向上もあったかもしれません。

今後について

36. 現在のライフスタイルをこの先もずっと続けようと考えていますか。

「現在のライフスタイル」というものを広義に捉えれば、Yesです。
ミニマリズムの思想をベースとするとか、常に改善・変化させ続けていくという意味においては、続けていきたいと思います。
逆に「◯時に寝て◯時に起きる」とか「◯◯を食べる」とか、そういった狭義のもので言えばNoです。
自分の状態に合わせて変化させ続けているので、例えば5年後は5年後の自分に合ったライフスタイルを送っていると思います。

インタビューを終えて

インタビューアイキャッチ2

インタビューのやりとりは以上です。

終わってみると結構なボリュームになりましたね〜。

インタビューに答えていくことによって自分の中でより思考が整理された部分があり、個人的には非常に有意義な体験でした。

実は元々こういった一問一答みたいな記事はいつか作りたいなぁと思っていたので、今回実現できて良かったなと。

先方にとって、僕の回答が調査の役に立ったのかどうかは不明ですが…(笑)

もし「これどういう意味やねん」とか「これについても聞きたい」みたいなものがあれば、ブログのコメント欄やSNSでメッセージ頂けましたらお答えいたしますので、お気軽にお寄せ頂けると嬉しいです〜。

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