近ごろよく着ている、ヴィンテージアトリエコートを紹介したいと思います。
アトリエコートとは、昔芸術家や学校の職員などが着ていたワークコートのこと。
以前「ブロガーの仕事着の記事」でcobacoのアトリエコート(現行品)を紹介しましたが、今回紹介するのはヴィンテージもののアトリエコートです。
薄手のコートみたいな感じで、秋の羽織ものとしても非常に重宝しております。
1940’S FRENCH VINTAGE BLACK CHAMBRAY ATELIER COAT “V POCKET“
こちらは1940年代フランスのアトリエコートです。
特徴的なのはこのポケット。
これはVポケットと呼ばれる仕様で、40年代頃までのアトリエコートに見られる希少デザインらしい。
ヴィンテージものですがダメージはほとんどなく、状態はかなり良好。
色は黒と茶色を混ぜたような感じです。
ポケットがデカくて財布やスマホなどの小物も入れやすく、羽織ものとして非常に使い勝手がいい。
外出時に羽織ることもあれば、家の中で着ていることもあります。
会社に着ていったら「オダギリジョーっぽい」と言われました(笑)
生地が厚すぎず薄すぎず、丈感もちょうど良いんで、よく着ているお気に入りの1着です。
1940~1950’S FRENCH VINTAGE BLACK CHAMBRAY ATELIER COAT ADOLPHE LAFONT “BEAUTIFUL PATCH“
続いてこちらは1940〜1950年代頃のフランスのアトリエコート。
この個体の面白いところは、袖やポケットなど一部にリペアが施されている点です。
ボロボロになるまで着られた後、リペアされたのでしょうか。所々に修理をした形跡が見られます。
経年変化とリペアで偶然出来上がった唯一無二のデザイン。なんだか芸術作品みたいな雰囲気ですね。
ちなみにヴィンテージアトリエコートは、このように美しくリペアされたものだと結構な高値で売られているみたい。こういうタイプのものは希少性が高いんでしょうか。
このコートは内ポケットの部分にラベルが残っていて、メーカーは老舗のワークウェアブランドの「ADOLPHE LAFONT(アドルフ ラフォン」。
上で紹介したVポケットのアトリエコートよりも生地が少しだけ厚めで、肌寒い日のアウターとしても使える感じです。
色味はグレー系で少し明るい雰囲気。家でも外でも着ているお気に入り品です。
1930’S FRENCH VINTAGE “VETRA” CHAMBRAY SALT & PEPPER ATELIER COAT
1930年代のアトリエコート。
ところどころにダメージ感があったり、ペンキ跡が残ったりしているなど、結構ハードに使い込まれた1着です。
これぞまさしく本物のワークウェアといった感じ。どんな人が着ていたんだろう、と思いを馳せずにはいられません。
ブランドはVETRA。
このアトリエコートは上で紹介している2着とは違って、ベルトが背面にのみついているタイプです。これもちょっと珍しいみたい。
主に家の中で羽織ろうと思って買ったんですが、薄手のアウターとして外出時もたまに着ています。
まぁここまでヴィンテージの風合いが強いと、ハードなダメージデニムと同じくらい、コーディネートの難易度は高めですが(笑)
個人的にはこのコートを羽織ったときが一番、芸術家になった気分になれるんで、クリエイティビティを発揮したいときに着ております。
ヴィンテージアトリエコートのあれこれ
最後におまけとして、僕が購入した場所や、ヴィンテージアトリエコートの取扱店などをざっとご紹介しましょう。
僕が購入した場所
僕は今回紹介した3着とも、「Maison ma Maniere」さんというお店で購入しました。
軽井沢にある、センスの良いヴィンテージ&セレクトショップです。
公式サイトからネットで購入しましたが、購入時に毎回手書きのメッセージを付けてくれて、非常に気持ちよく買い物ができました。
僕が購入したアトリエコートのアーカイブも残っていて、各アイテムの詳細を見ることができます。ご興味ある方はご覧になってみてください。
ヴィンテージアトリエコートの取扱店
Maison ma Maniereさん以外にも、ヴィンテージアトリエコートの取扱店を紹介しておきましょう。
フレンチヴィンテージの定番アイテムとされるアトリエコートですが、古いものは球数が少なくなってきているようで、どのお店も在庫は少なめ。
欲しい方はこういったサイトを定期的にチェックしておいて、良い個体が出てきたら早めに手に入れた方が良さそうです。
アトリエコートの選び方
アトリエコートの選び方については、こちらの動画がわかりやすくてかなり参考になりました。
個人的におすすめなのは、少し着丈が長めの個体です。ふわっとAラインになって、スタイルが良さげに見えて好き。
多少オーバーサイズで着ても、雰囲気抜群でカッコいいんじゃないでしょうか。
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