New「銀を10秒でピカピカにする」を公開

黒く変色した銀製品を10秒でピカピカに復活させる方法

黒く変色した銀製品を10秒でピカピカに復活させる方法 小物

僕は純銀製のアクセサリーや小物をいくつか愛用しているんですが、こういったシルバーアイテムは時と共に黒く変色していきます。

個人的には黒くくすんだ風合いも嫌いではありませんが、今回は以前から気になっていた液体シルバークリーナーを使って、シルバーアイテムをピカピカに復活させてみたいと思います。

黒ずみを取り除く方法はいくつかあるんですが、今回紹介するシルバークリーナーを使うのが、最も手軽でクイックに輝きを取り戻せる方法です。

今回クリーニングする銀製品

黒くくすんだシルバーアイテム

今回メンテナンスする銀製品は次の5つです。

5つの対象アイテム
  1. アンティークシューホーン(1906年製)
  2. アンティークレターオープナー(1906年製)
  3. アンティークヴェスタケース(1915年製)
  4. ジョージジェンセン イヤーカフ
  5. トムウッド リング
アンティークシューホーン

アンティークシューホーンは5〜6年前に購入したイギリス製の古い靴べら。

革靴を履く際に愛用しているんですが、これまで特にメンテナンスはしてこなかったので、持ち手の銀の部分が黒く変色しています(これはこれでカッコいいけど)。

アンティークレターオープナー

アンティークレターオープナーは4〜5年前に購入したもので、シューホーンと同じく1906年製のイギリス銀製品です。

封筒入りの郵便物を開ける際に使っていますが、シューホーンほど手に取る頻度は高くなく、その影響もあってか全体的にくすんでしまっています。

アンティークヴェスタケース

アンティークヴェスタケースは両刃カミソリのケースとして使っています。

ヴェスタケースの裏面
裏面のくすみが目立つ。

1年ちょっと前に購入したものですが、結構くすみが目立ってきました(特に裏面)。

ジョージジェンセンのイヤーカフ

ジョージジェンセンのイヤーカフは去年のクリスマスにプレゼントしてもらったもの。

くすんだイヤーカフ
わかりづらいですが、中央付近がちょっと黒ずんでいます。

使用頻度が高く、使っていくとゴールドっぽく変色していくのが気に入っているのですが、ある日これを外すのを忘れてお風呂に入ってしまったら黒い変色が起きてしまいました。

トムウッドのリング

最後はトムウッドのリング。クッション・ブルーホークアイという石が付いたモデルです。

確か6〜7年前くらいに購入したもので、そこまで変色はしておらず磨かなくても良さそうですが、石つきのこういったリングでもピカピカにできるのか、試しにやってみようと思います。

10秒浸して、クロスでサッと磨くだけ

コノシュアーのシルバークリーナー

クリーニングに使用するのは、コノシュアーのシルバークリーナータウントークのシルバーポリッシュクロスの2点です。

コノシュアーのシルバークリーナーは、中身が液体になっていて、銀製品を10秒ほど浸すだけで黒ずみが取れます。

コノシュアーのシルバークリーナー中身
中身は液体。専用トレーが最初から中に入っている。

ちなみにいくつかのメーカーからシルバークリーナーが出ていますが、コノシュアーを選んだ理由は容量が丁度よかったからです。

コノシュアーのシルバークリーナー裏面の説明書き
コノシュアーは、ちょうどシューホーンやレターオープナーの柄の部分を浸けられるくらいの大きさだったので、大きさ的にちょうどよかった。

主成分は、酸化チオ尿素、界面活性剤、芳香剤。

銀製品が黒く変色するのは、空気中の硫黄化合物と反応して硫化銀が発生するのが原因なのですが、この硫化銀を分解するのが酸化チオ尿素。これによって銀本来の輝きを取り戻すことができるんですな。

実際にやってみましょう。

手袋を装着

念の為、ゴム手袋を着用して作業を進めます。

シルバークリーナーにアクセサリーを浸ける

本体の中にはトレーが付属していまして、ここにアクセサリーなどを置いて浸けられるようになっています。

10秒ほど浸してから取り出すと、黒ずみが綺麗に取れています

10秒後に取り出したイヤーカフ
10秒浸けて取り出した直後。この時点ですでにめちゃくちゃピカピカになっている。

あとは水洗いして水気を拭き取り、シルバーポリッシュクロスでサッと磨いて仕上げたら完成。

シルバーポリッシュクロス
シルバーポリッシュクロスで銀製品を磨く

Before・Afterはこちらです。

アンティークシューホーンクリーニングBefore・After
アンティークシューホーン。
綺麗になったアンティークシューホーン
複雑なデザインで細かい溝も多いが、全体的に綺麗になった。
アンティークレターオープナークリーニングBefore・After
アンティークレターオープナー。
綺麗になったアンティークレターオープナー
白飛びするレベルのピカピカに。
アンティークヴェスタケースクリーニングBefore・After
アンティークヴェスタケース。
綺麗になったアンティークヴェスタケース裏面
くすみが目立っていた裏面もキレイに。
綺麗になったイヤーカフ
イヤーカフもキラッキラな風合いを取り戻した。

見違えるほどピカピカになりましたね〜。

ちなみに1回だけでかなり綺麗になりますが、黒ずみやくすみがひどいものには、洗浄→すすぎ→乾燥をして5分ほど間を開けて、繰り返し洗浄をすると効果的とのこと。

綺麗になったアンティークシューホーンを手に持つ

シューホーンとレターオープナーは、2回洗浄を行いました。

注意点としては、シルバーを液体に浸けると特有の臭いが発生するんで、換気をしながらやることをおすすめします。

石つきのシルバーリングは綺麗にできるか?

綺麗になったシルバーアイテムとトレー

コノシュアーのシルバークリーナーの説明書きには、石や宝石付きのアイテムには使えないと書いてあります。

↓石付きの場合は、以下のような洗浄力が弱いデリケートクリーナーの使用が推奨されています。

しかしせっかくなので、シルバークリーナーでトムウッドの石つきの指輪に使ってみたらどうなるのか試してみました(真似しないでください)。

結果、トムウッドのリングに関しては綺麗になりませんでした

石の部分にダメージなどが無いのは良かったですが、シルバーの部分も全然変化が見られないんですよ。

トムウッドのクリーニング結果1
シルバークリーナーに浸けた後。石の部分に変化は無し。
トムウッドのクリーニング結果2
シルバー部分は綺麗になると思ったが、全く変わらなかった。
トムウッドのクリーニング結果3
他の銀製品とは違って、ピカピカにならない。

トムウッドのリングはスターリングシルバー925製ですが、実は表面を強化し変色を防ぐためにホワイトロジウムプレーティングが施されています。

おそらくこれが原因で、酸化チオ尿素が反応しなかったのではないかと思います。

石にダメージが発生するかと思いきや、シルバーが綺麗にならないという予想外の結果となりましたね。

変色を防ぐ処理が施された銀製品に関しては効果が無いことがわかったので、シルバークリーナーを使用する際はご注意ください。

定期的にクリーニングしようと思う

綺麗になったシルバーアイテムとトレー横から

今回初めてシルバークリーナーを使ってみましたが、手間なくとても簡単でした。

これなら黒ずみが気になった時に気軽にクリーニングできます。

手のひらに乗せたリングとイヤーカフ

くすんだシルバーアイテムが輝きを取り戻すと、なんとも清々しい気持ちになりますね。

アンティーク製品は黒ずんでもカッコいいので頻繁にはやらないと思いますが、イヤーカフのように装飾品として身につけているものは、定期的に綺麗にしていこうかなと思います。

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