室内でサボテンを育成するための環境を構築しました。
僕が住んでいる賃貸マンションは、ベランダに植物を置けるスペースがありません。なので、植物はどうしても室内で管理する必要があります。
そこで作ったのが今回ご紹介するスマート植物育成棚。使用アイテムとその全容をご紹介します。
完成した植物育成棚がこちら
さっそく、完成した姿がこちらです。
使用アイテムは以下の通りです。
- ライト「BARREL AMATERAS(アマテラス) 10W」
- ダクトレール「ヤザワ ライティングダクトレール 1000mm + 無印良品 壁に付けられる棚幅88cm」
- ソケット「Pispoer ライティングバー用スポットライト E26口金」
- 電源制御プラグ「Amazon純正 スマートプラグ」
- ベンチ「51works MBT-02 古材ベンチ」
- 温湿度計「DULTON マグネット付き温湿度計 MEXICO」
それぞれざっとご紹介していきます。
1. BARREL AMATERAS(アマテラス) 10W
長い間、室内では植物を育てられないと思っていましたが、今や太陽は買える時代。
植物育成用LEDライトというのものがありまして、色んな種類が出回っているのですが、僕が調べた限りではこのAMATERAS(アマテラス)LEDライトがスペック的に最も優れておりました。
植物の育成に必要な「PPFD(光合成光量子束密度)」と「植物育成波長」が最適化されており、かつ鑑賞性にも優れた光の設計。こういうのは他にありませんでした。
写真じゃ全く伝わらないと思いますが、めちゃくちゃクリアで美しい光で、かつ全然眩しくなくて驚きました。ライトの光でこんなに感動したのは生まれて初めてです。
2. ヤザワ ライティングダクトレール 1000mm + 無印良品 壁に付けられる棚幅88cm
こちらが元々持っていた無印良品の壁に付けられる棚。
この無印の棚のヘリに、ネジでダクトレールを取り付けました。
このダクトレールはコンセントに繋げられるタイプのものです。
僕は1000mmタイプを買いましたが、もう少し短い500mmタイプもあります。
無印の棚は、壁に付けられるフックを用いることで自由な場所に取り付けることができます。
つまり、棚の設置位置を変えれば、ライトの高さを柔軟に変えることができます。
頻繁に高さを変えるイメージはありませんが、万が一ライトの照射距離が近すぎて植物の葉焼けなどが起きた場合は、高さを変えることで対処できるという安心感があるので、この手法を採用しました。
ダクトレールは電流流れる部分が剥き出しの為、ここに触れたりホコリが溜まると危ないんで、別途ダクトレール用カバーを購入して対処しています。
ちなみに棚に取り付けるためのネジ選びも地味に難しかったんですが、こちらがジャストサイズでした。
3. Pispoer ライティングバー用スポットライト E26口金
あくまで植物を目立たせる為に、装飾性が無くシンプルに黒1色のものをチョイスしました。
僕は1000mmのダクトレールに5つ取り付けました(6つ入りなので、1つは予備としてストックしています)。
ダクトレール、ソケット、ライト全てを黒で統一できて、なかなかスタイリッシュに仕上がりました。
4. Amazon純正 スマートプラグ
LEDライトはスマートプラグをかませることで、ライトのON・OFFを自動化しました。
朝の指定時刻に自動で点灯し、夜は指定時刻に自動で消灯。スケジュールはスマホのアレクサアプリで簡単に設定できます。
もちろん、スマホから遠隔操作で、好きなときにON・OFFすることも可能。Alexaのスマートスピーカーがあれば、声でも操作できます。
植物用ライトの自動制御でよく出てくるのが以下のようなゴツい見た目のタイマーなのですが…。
個人的には今回購入したスマートプラグの方が好みです。見た目がスッキリするし、遠隔操作もできるので気に入っています。
5. 51works MBT-02 古材ベンチ
部屋を圧迫しないよう背の低い棚を使いたかったので、ベンチを棚代わりに使うことにしました。
色々探した結果、一目でカッコいいと思ったのがこの51worksさんのベンチ。
ぶっとい古材にアイアンの組み合わせが何とも無骨でカッコいい。また、僕が求めていたサイズ感としてもぴったりでした。
余談ですが、この51worksさんの対応がめちゃくちゃ丁寧で、電話で色々と細かく仕様を説明頂き、とても安心感がありました。また機会があれば利用したいと思っています。
6. DULTON マグネット付き温湿度計 MEXICO
これはただの飾りとして購入(笑) サボテンデザインの可愛い温湿度計です。
裏面にマグネットが付いており、ちょうどベンチのアイアン部分にくっ付けることができました。
こういったアナログの温湿度計があると、一気にそれっぽい雰囲気が出て気に入っております(笑)
これはあくまでも飾りなんで、そのうち温度と湿度をスマホに自動記録できる温湿度計でも買おうかなぁと考えております。
通気性の確保について
光の他に担保せねばならないのが、通気性です。
サボテンを育てるためには風通しも重要とされているため、ここも少し工夫をしました。
まずベンチ(棚)の置き場所は通気口の真横をチョイス。
この通気口を少し開けておくことによって、多少風が通るように配慮しました。
さらに写真には写っていませんが、対面にはサーキュレーターがあり、室内空気を循環させています。
こうして通気性を確保することによって、「風通しが悪くて根腐れしちゃった!」みたいなことが起きるのを回避しております。
アート起点での構想
僕がサボテンに興味を持ったきっかけは、サボテンにはアートに似た美しさ・面白さがあると感じたからです。
だから僕が目指したのは、どちらかというと植物園ではなく美術館でした。
- 厳選した少数のサボテンのみを置く
- 電源コードは極力見えないようにする
- 部屋にごちゃごちゃ感や圧迫感を与えない
といった点にこだわって作ったつもりです。
構想段階では、InstagramやPinterestなどでイメージを探しまくりました。
その中でも特に素敵だなと思った画像がこちらの2枚。
どちらもめちゃくちゃ素敵ですが、よく見ると両方ともレールのようなものにLEDライトを取り付けています。
調べたらそれが「ダクトレール」だということがわかり、これなら美しくライティングできそうだなと思ったのでダクトレールを使うことに決めました。
ダクトレールの設置方法には頭を悩ませたのですが、ちょうどいい製品は売ってないからDIYするしかないという結論に至り、無印の壁に付けられる棚を活用しました。
結果、部屋に小さな美術館が出来たみたいで、極めて満足度の高い仕上がりになりました。
植物と暮らす
サボテンは今のところ問題なく生長しているっぽいです。順調に育ってくれるといいなぁ。
部屋に植物があるとやはり癒されますね。
お気に入りのサボテンを眺めながら飲むお酒はまた格別で、これは室内で育成しているからこそ味わえる体験だなぁと思います。
家で過ごす時間がまた一段と好きになりました。
このベンチにはMAX5つのサボテンを飾れる想定ですが、焦らずゆっくりと、本当に良いと思ったものを買っていきたいと思います。
実はお部屋のデッドスペースが他にもあって、ここも別途植物を飾れるような仕組みを検討中。
こういった部屋づくり系は「植物のある暮らしシリーズ」ということで、不定期に連載していこうと思います。
コメント