New「新たなシェービング道具」を公開

洗練を極めたクラシックシェービングギア、BSCのシェービングボウルとブレードバンクを試す

シェービングボウルとブレードバンク クラシックシェービング

お気に入りのクラシックシェービング用品ブランド「ByronShavingCompany」から新しいアイテムが登場したので、購入してみました。

購入したのは、新しい形のシェービングボウル(泡立て器)とブレードバンク(使用済みカミソリ入れ)です。

デザイン・使用感ともに大満足のクオリティ。これらは今、クラシックシェービング業界で最も美しく機能的なアイテムなんじゃないかと思っております。

発売されるのをずっと待っていた

クラシックシェービング用品

以前、ByronShavingCompany(以下BSC)のLather Masterというシェービングボウルを紹介しました。

簡単に爆泡を作れて見た目もカッコよく、かなり気に入っているアイテムです。

そんなBSCの商品ラインナップに新たに追加されたのが、Lather Churn(シェービングボウル)とDisposal Containment(カミソリ入れ)です。

シェービングボウルとブレードバンク

実は、Lather Churnの存在は1年くらい前から知っていました。

YouTubeで紹介されていてカッコいいアイテムだなと思っていたのですが、当時はまだ試作品段階だったのか、購入することはできない状態だったんですよね。

トレーに乗せたシェービングボウル

そこからBSCの公式オンラインサイトを定期的にチェックしつつ、販売されるのを心待ちにしていたのですが、最近になってようやく発売されているのを発見。

お目当てはこのシェービングボウルだったのですが、同時にカミソリ入れもNewアイテムとして登場しており、これもまた僕好みの秀逸なデザインだったので一緒に購入してみることにしました。

シェービングボウルとブレードバンク

ちなみに以前Lather Masterを買ったときはEtsy経由で購入したのですが、今回は公式オンラインから購入しています。

公式オンラインは、以前は住所入力が日本に対応しておらず購入することができなかったのですが、その後修正されたみたい。

現在は日本の住所入力に対応しており、日本からも購入可能となっています。

Lather Churn(泡立て器)

トレーとシェービングボウル

こちらが今回GETしたLather Churnです。

Lather Masterと同じく、内側にシリコンゴム製のグリッドが付いていて、これにより効率的に濃密な泡を作ることができるようになっています。

Lather Churn側面
側面はこのような感じ。
Lather Churn底面
底の部分はシリコンゴムになっており、ラザリング(泡立て)の際に滑らないようになっている。この仕様はLather Masterと同じ。
Lather Churn内側のシリコンゴム
内側は凹凸のあるシリコンゴム製になっており、これのおかげで濃密な泡が作れる。

なお、Lather Masterの内側のシリコンゴムは取り外し可能となっていますが、Lather Churnのシリコンゴムは固定されています。

2つのシェービングボウル比較

このアイテムの良いところは、ずばりデザイン性です。

Lather Masterはシンプルなお茶碗のような形状をしており、無駄がなく非常にミニマルなデザインです(上の写真左)。

対してLather Churnは普段見かけないような独特の形状をしており、ちょっとしたデザイン性の面白さを感じます(上の写真右)。

Lather Churnのこの個性的な形状が、クラシックシェービングの為だけに作られた特別なアイテムであることを感じさせてくれます。

Lather Churnと手

ステンレス部分の上部は少しミラー仕上げに近いような質感、下部はサテン仕上げのマットな質感になっており、この質感のコントラストもまた美しい。

使っていないときも、置いてあるだけで絵になるようなカッコよさです。

Lather Churnの重さ
重さは270g。手に持ったときのずしっとした重さも丁度いい。Lather Masterは240gなので、Lather Churnの方が少し重い。

使い勝手はもちろん良く、Lather Masterと同様に短時間で濃密な泡を作ることができました。

Lather Churnにシェービングソープを入れる

ちなみに上の写真で使っているヘラは燕振興工業のバターナイフです。ソープを直接ブラシで取るより衛生的だと思うんで、僕はいつもこれを使ってソープを取っています。

Lather Churnを使ってブラシで泡立てる
ほんの少し水を加えて泡立てると、一瞬でモコモコの泡が生成される。
ブラシについた泡
泡がきめ細かく、まるで生クリームみたいに濃密。
泡と手
このトロけるような濃密泡でシェービングしてみな。飛ぶぞ。

ただ、使いやすさはほんの少しだけLather Masterの方に軍配が上がります。

Lather Churn黒背景

Lather Masterの内側の直径が約13cmであるのに対し、Lather Churnの直径は約10.5cm。

外側を含めた外径自体は同じなんですが、Lather Churnはリムがある分、内径が小さくなっているんですよね。

10.5cmでも十分な大きさなのでそんなに困ることはないと思いますが、ブラシの大きさによっては使いづらいことがあるかもしれません。

Lather MasterとLather Churnの比較
大きいブラシを使う場合、ラザリングをするときに、ブラシがボウルのフチにカツンカツンと当たってしまう可能性あり。

この点、Lather Masterはフチにブラシが当たってしまうことがないので、ガシガシと大きくブラシを回してラザリングすることが可能です。

Lather Churnの方が少し価格が安いのですが、この価格差は大きさの違いによるものでしょう。

大きめのブラシでガシガシブラシを回して泡を作りたい人にはLather Master、コンパクトで装飾性のあるボウルを求める人にはLather Churnがおすすめです。この辺は好みですね。

Lather Churnに入れたシェービングアイテム

どちらを選んでも満足度は高いと思います。実際、僕はどちらも気に入っていて、気分で使い分けています。

市場存在するシェービングボウルの中で、この2つが群を抜いて優れているのは間違いないでしょう。

Disposal Containment for Used Razor Blades(カミソリ入れ)

ブレードバンクとトレー

こちらは一緒に購入したブレードバンクです。使用済みの替刃を貯めておける入れ物ですな。

ブレードバンクと手

ステンレスの本体に、トップとボトムのシリコンキャップがついたシンプルな構造。中央には謎のおっさんのロゴが入っています。

ブレードバンクとロゴ
真ん中のおっさんロゴ、どことなくミニマログのアイコンと似た雰囲気を感じました(笑)

今まで使用していたのは、ミューレの陶器製のブレードバンクです。

ミューレのブレードバンクとの比較

ミューレのもので特に不満はありませんでしたが、強いて言えば中に入れた替刃を取り出しづらいのが難点ではありました。

ミューレのブレードバンクの難点
底面のキャップを取り外して中身を取り出せるが、安全面への配慮から、このキャップは簡単には外せないようになっている。

BSCのブレードバンクはキャップの取り外しが容易にできるようになっており、中身を空にするときも手間がかからないように設計されています。

ブレードバンクに替刃を入れる
刃は普通に入れやすい。
ブレードバンクの上下のシリコンキャップを外す
3つのパーツで成り立つシンプル構成。

素材はステンレス+シリコンの組み合わせなので、落としたりしても陶器のように破損することがありません。この堅牢性があれば、何十年も使い続けられるでしょう。

大きさ的にはミューレのブレードバンクと同じくらいだから、おそらく200枚くらいは貯められるんじゃないかと。満タンになったら、自治体によって定められた方法で破棄すればOKです。

ブレードバンクから替刃を取り出す

両刃カミソリユーザーにとって、カミソリ用のゴミ箱って必需品になると思うのですが、なかなか好みのデザインのものが見つかりません。

そんな中で、やはりBSCのブレードバンクはデザイン性が頭一つ抜けているなと思いました。

シェービング棚とシェービング用品

シェービング用品はブラックとシルバーの組み合わせで統一しているんですが、上の写真のように道具を並べたときに、美しさが際立ちます。

ちなみに棚として使っているのは山善の隙間トローリー。

ミューレのブレードバンクも良かったですが、今後はこちらのBSCのブレードバンクに切り替えて使っていこうと思います。

ミューレのブレードバンクに500円玉を入れる
ミューレのブレードバンクは捨てずに500円玉貯金箱にでもしてみる。これでクラシックシェービング貯金でもしてみようかな(笑)

洗練させていく楽しさ

シェービングボウルとシェービング用品と手

クラシックシェービングを1年続けて、徐々に道具が洗練されてきました。

スキルを磨き、好みを見つけ、道具を揃え、独自のクラシックシェービングの世界観を作っていく。

このプロセスが面白くて、引き続きクラシックシェービングにハマっております。

ブレードバンクとトレーと手

シェービングのメインアイテムはカミソリホルダーやシェービングソープなどですが、このようにシェービングボウルやブレードバンクといったサポートアイテムをこだわって選んでみるのもまた楽しいものです。

トレーに乗せたシェービングボウルとブレードバンクと手

特にラザリングは、クラシックシェービングの質を大きく変える重要な工程だと感じていて、だからこそボウルに少し投資してみようという気になりました。

よい道具は使うたびに満足感や喜びを与えてくれるものですが、BSCのアイテムは僕にとってまさにそういう存在となっています。

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