毎月、読んで良かった本をピックアップして紹介していくこの企画。
今回は2023年2月に読んだ本の中から、読んで良かった3冊をご紹介します。
気づけば今月は仕事(マーケティング)に関わる本を読んでいることが多かったですね。
売れないものを売る方法? そんなものがほんとにあるなら教えてください!
「売り方だけを変える」という本書の企画を聞いたとき、何か背骨(フレーム)になる考え方が必要だなと思いました。そこで思いついたのが「5W2Hで売り方を変える」というフレームでした。
引用元:売れないものを売る方法? そんなものがほんとにあるなら教えてください!
僕がこの本を手に取った理由、それは「仕事で売れないものを売らなきゃいけなくなったから」です(笑)
しかもそれは「モノが良いのに売れない」のではなく「モノが悪い上に売れない」というパターンのもの…。
全く良いと思えないものを売らなきゃいけないというなんとも地獄のような状況ですが、仕事なので仕方がありません(笑)
というわけで、何か参考になればいいなと思って見つけたのが本書です。
内容としては、売り込み方を変えることでバカ売れしたという事例が多数紹介されている感じ。
ジャパネットたかたやユニクロみたいな有名企業の例から、コンビニのメイク落としの例まで、「よくこんなに事例を集めたなぁ…」と感心しちゃうくらい、面白い事例が集められていました。
有名商品の裏話的な感じで、普通に読み物として面白いという側面がありましたね〜。
ランダムに紹介されているようで、実は5W2Hという切り口で章立てされており、マーケティング未経験者でもとっつきやすい構成となっております。
まぁ、本書のおかげで実際に仕事で何か成果に繋げられたかというと、そういうことは無いんですけどね(笑)
本の中で紹介されているのはどの事例も「商品自体は良い」という前提条件があるように思いましたが、僕が直面しているのは「商品が粗悪である」というより根本的な問題…。
まずはそこを建て直しにいくのが先かな…と本書を読みながらぼんやり思い始めました。
心に刺さる「物語」の力 ──ストーリーテリングでビジネスを変える
マーケティングで大切なのは、あなたがつくるものではない。あなたが語るストーリーだ。 ──セス・ゴーディン、作家兼アントレプレナー
引用元:心に刺さる「物語」の力 ──ストーリーテリングでビジネスを変える
この本は今月一番の大当たり!
ストーリーテリングの解説本なんですが、「ストーリーとは何なのか?どうすればストーリーをビジネスや生活で利用できるのか?」ということにフォーカスされています。
シンプルで具体的な手法が解説されているんで、すぐにでもビジネスに活かせるんじゃないかと思います。
読み終えて思いましたが、本当に無駄なページが1つもないと思えるほど、全ページが有益と感じました。
- ストーリーをストーリーたらしめる4要素
- 要素をまとめるシンプルな公式
- ストーリーの探し方と選び方
この辺のキーワードで少しでも興味あると思ったら、即買った方がいいですよ。
まぁ僕がこれだけ興奮気味におすすめするのは、この本が仕事だけでなく、ブログ作りにもガンガン使えるからなんですが(笑)
僕は自分の趣味のブログに活かせるとなると、過大に高評価をする傾向にあります(笑)
さすがストーリーテリングの本というだけあって、随所に関連するストーリーが散りばめられているんですが、こんな風に上手くストーリーを使いこなせるようになりたいと心から思いました。
なお余談ですが、著者のキンドラ・ホールさん、去年も新しい本出しているようで。
僕は気に入った著者の本は芋蔓式に読んでいくタイプなんで、この本もちょっと気になります。
読みたいですが、洋書だと読むのに時間かかって大変なんだよなぁ(笑) 早く日本語訳が出てくれないだろうか。
商品を売るな
あなたも気付いているはずだ。今までの営業手法が全く効果を生まなくなりつつあることに。
引用元:商品を売るな
コンテンツマーケティングの入門書です。
2014年発売で割と古い本ですが、見たことがなかった本だったんで読んでみました。
この本もどちらかというと仕事のために読んだもので、「新卒入社者やこれから初めてマーケティングに取り組むって人がインプットに使えそうか」って観点で中身を見ておりました。
さすがに8年も前の本なんで、出てくる事例なんかはちょっと古いです。
「そういや昔、こんな話あったなぁ…」と懐かしさを感じましたね(笑)
ただそれらの事例を改めて俯瞰して見てみると、今だからこそ分かる気づきがありまして、個人的には今後の中長期戦略を考える上でのヒントになりました。
古い本だからといってバカにできないもんですねぇ。
肝心のコンテンツマーケティングの解説部分は、ちょっとツッコミを入れたい部分も無いわけではなかったんですが、全体的にわかりやすくまとまってはいるんで、新人の導入テキストとしても使えそうだなと感じました。
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