先日、友人が「自分は文才が無いからブログがなかなか書けない」ということを言っていました。
それを聞いて改めて「自分はどうやって書いているかなぁ?」と考えてみると、そういえば僕はブログ開設当初から、わりとユニークな方法でブログを書いておりました。
この方法だと、書いてる途中で迷子になったりせず楽に書くことができるんですよ。
というわけで今回は、僕のブログ執筆のツールと方法をご紹介したいと思います。
友人と同じお悩みを持つ方や、これからブログを書きたい方などのヒントになれば幸いです。
僕のブログ執筆環境
具体的な手順に入る前に、まず僕のブログ執筆環境を簡単にご紹介。
デバイス
今の環境はこんな感じです。
- iPad pro 12.9インチ(第3世代)-Apple
- Magic Keyboard -Apple
- ノートパソコンスタンド-BoYata
iPad proをPCライクに使ってる感じっすね。
これらをスタンディングデスクの上に設置して使っております。
元々はiPadのSmart Keyboardを使っていたんですが、 角度的にやや首への負担がかかる感じだったので、現在は角度を自在に変えられるスタンドを試しているところ。
ツール(アプリ)
執筆に使っているツール(アプリ)は次の2つです。
iThoughtsはマインドマップアプリなのですが、いわゆる通常のマインドマップ的なものとは異なる使い方をしております(後述)。
ライティング方法
さて、具体的なライティング工程ですが、僕の場合はいきなり書き始めるのではなく、3つの工程を経る形で記事を作っております。
- ステップ1構造化
iThoughtsというアプリを使って、見出しや概要といった記事全体の骨子を作る。
- ステップ2下書き
ステップ1で作った骨子を元に、本文を執筆する。
- ステップ3入稿
WordPressに入稿し、画像を設定しながら最終推敲を行う。
なお、ステップ1の前に「アイデア出し」という前段階もありますが、ここだけで深い話になってしまうので今回は割愛。
アイデア出しについてはまた別の機会にでも書きたいと思います。
1. 構造化
ブログ執筆にあたってまず最初にやるのが、企画の骨子作り(構造化)です。
ここではiThoughtsを使います。
構造化する目的はいくつかあるのですが、ことライティングという観点においては、「全体の構造を整理しておくことで、書いてる途中で迷子にならないようにする」という目的があります。
実際に、この記事を書く際に作ったものを例としてキャプチャを貼っていきたいと思います。
まずタイトルから、この記事で言いたいことを一言で記載。
次に、隣の列に見出しとなる要素を書き出していきます。
あとは、大見出しに紐づく小見出しや要素、簡単な概要をメモっていくという流れです。
ここでのポイントは3点です。
- 言いたいことは一つにする
- 細分化は一方向にする
- 書き出し→並べ替えで形作っていく
言いたいことは一つに
タイトルから伸ばす「結局何が言いたいか」の部分は一つに絞ります。
理由は、ここが複数あると構造が複雑になったり、結局何が言いたいかわからなくなったりするからです。
僕の場合、ここに書いたことはリードや最後の大見出しの中で触れるようにしていることが多いです。
細分化は一方向に
タイトル→伝えたいこと→大見出し→細かい要素、というように右方向のみに細分化しているのは、「結局何が言いたいか」の部分に全て紐付いていることがわかるようにする為です。
要素を書き出していくと、なかなか思いつかなかったり、逆に無駄なものが出てきたりするのですが、そんなときは上位要素の「結局何が言いたいか」に立ち戻って考えたり取捨選択していったりする感じ。
マップ状に表すと、各要素が紐づいていることが明確に可視化されるんで、頭の整理がしやすいです。
書き出して並び替える
マップに書いていく要素ですが、最初から綺麗な構成を作ろうとするのではなく、最初は思いつくまま書き出して、それを並び替えていくようにして構成を形作っていきます。
これを高速で行えるのがiThoughts。
キーボードのショートカットキーを活用すると、要素の並び替えや変更が爆速で行えるんですよ。
例えば見出し要素の入れ替えや変更などは、メモ帳やWordでやるといちいち削除したりコピペしたり面倒だと思うんですが、これがiThoughtsなら一瞬です。
2. 下書き
続いてはUlyssesを使って、1で構造化したマップを元に原稿に落としていきます。
すでに構造化が終わって書くべき要素も明確になっているんで、基本的にはスラスラと書いていくことができると思います。
ただし、ここで書きながら構造を少し修正したり、新たな見出し要素を追加したりすることもあります。
実際に書き始めると「やっぱこうなっていたほうがいいな」と気づくこともあるんで、そういうときは書きながら加筆修正していく感じですね。
構造化のキャプチャで書いている表現と、この記事で実際に書いている表現に微妙な違いが生まれているのは、こうして執筆しながら適宜修正をしているからです。
ちなみに下書きにUlyssesを使うのは、
- マークダウン記法が使える
- WordPressと連携させて簡単に入稿できる
といった機能がついているというのが主な理由。
ただしiCloudとの同期が遅すぎるんで、個人的には全く満足していないんですけどね(笑)たまにバグるし…。
Ulysses以外に良さげなものが見つからないので、仕方なく使っている感じです。他にいいツール無いかなぁ。
余談ですが、この下書き時点では画像は入れないです。
画像は入稿時に一手間加えているんで、ここでは画像を入れる箇所だけざっくり決めておくだけに留めております。
3. 入稿
最後WordPressへの入稿ですが、UlyssesとWordPressと連携させているので、数タップで完了します。
ここからは最終推敲といった感じですが、前述の通りこの時点では画像が入っていないので、画像を入れつつプレビュー画面を見ながら微調整していく流れとなります。
微調整と言っても、ここで結構な変更を加えることもしばしば。
実際に画面で見ると、また違った気づきがあったりするもんなんですよね(例えば、ここはスマホだと読みづらいなぁとか、同じ言い回しが繰り返されてるなぁとか)。
この記事も例に漏れず、色々加筆修正しており、最終的にタイトルも下書き時から変わりました。
僕の場合はだいたい5〜6回程度、多いときで10回程度はプレビュー画面で全体を通して読み直し、足りない要素があれば書き足し、不要と感じた要素はバッサリ切るなどしております。
そうやって最終推敲が終わったら記事の完成。晴れてリリースとなります。
最重要ポイントはあの部分
以上、僕の現状の書き方を紹介してきましたが、一番のポイントはやはり構造化の部分だと思います。
構造化部分がしっかりとできていれば、冒頭にあった友人の悩みのように「書けない…」と筆が止まってしまったり、書きたいことが散らかって迷子になったりすることは基本的に無いかなと。
逆にいうと、その構造化部分が一番筆の止まりやすい部分だったりするのですが(笑)
あとは実践あるのみと言ったところでしょうか。
実際、スムーズに書けるかどうかは書き方だけじゃなくて、言葉の出てくるスピード感やタイピング速度など別の要素も絡んでくるんで、上達するには実践とインプットを継続するのが大事だと思います。
僕も、もっともっと早く上手く書けるように、日々執筆に励みたいと思う所存であります。
今回まとめてみて思いましたが、ブログの書き方ってなかなか習うものでもないので、きっと人それぞれ独自のやり方でやっていますよね。
他のブロガーさんがどうやってブログを書いているのか、ちょっと気になってきました。
個人的に、特に気になるのはちゃん貴さん。
あの痛快でテンポ良い文章とユーモアは、一体どうやって生み出されているのか…(笑)
「このツールいいよ!」とか「こんなやり方おすすめだよ!」みたいなものがあれば、ぜひぜひTwitterやコメント欄等で教えていただけたら嬉しいです。
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