Able Carry(エイブルキャリー)さんの「Daybreaker 2」というリュックを紹介します。
Able Carryといえば、感じる重さを軽減する無重力バックパックで話題のブランド。僕も以前、無重力バックパック(Daily Plus)のレビューを書いたことがあります。
今回レビューするのは、以前書いたものとはまた異なる特徴を持った、軽くてコンパクトな大容量モデルのリュックです。
公式さんからのサプライズ
冒頭に紹介した「Daily Plus」のレビュー記事。
これは僕のブログ記事の中でも特によく読まれている記事なのですが、ありがたいことに公式のAble Carryさんもこの記事を読んで下さったみたいで、直接ご連絡を頂きました。
そのメッセージにはちょっとしたサプライズがあって、「良かったら他のモデルも試してみないか」というご提案を頂いたんですよ。
こういう商品提供でありがちなのが「貰ったからには褒めなきゃいけない」みたいな流れですが、Able Carryさんの提案はちょっと違いました。
「提供だからといって100%肯定的な内容じゃなくていいから!改善して欲しい点は遠慮なく書いてOK!」とのこと。
さすが、本気でものづくりをしているブランドは言うことが違いますな。
というわけで今回はAble Carryさんから、ウルトラライトモデルの「Daybreaker 2」をご提供頂きました。
実はこれ、以前買おうかどうか迷ったモデルなんですよね。
3週間ほど使用してみて特徴がわかったので、Daily Plusとの比較も交えつつ、使用感をレビューしていきます。
Able Carry Daybreaker 2
こちらが超軽量・大容量モデルの「Daybreaker 2」。
全容がわかる紹介動画が出ているんで、参考までに貼っておきます。
このリュックの最も特徴的な点は、「容量がデカいのにコンパクトに感じる」ってところです。
以前購入したDaily Plusとスペックを比較するとこんな感じ。
項目 | Daybreaker 2 | Daily Plus |
---|---|---|
容量 | 約25L | 約21L |
重量 | 約660g | 約1210g |
寸法 | 約 高さ50 x 幅26 x 奥行き19 cm | 約 高さ49 x 幅29 x 奥行19 cm |
質感 | 柔らかい | 硬い |
Daybreaker 2はDaily Plusよりも4L分ほど容量が大きいんですが、不思議なことにDaily Plusよりも小さく感じます。
Daybreaker 2には骨格となるような硬いフレームが入っていなくて、質感としてはかなりフニャフニャ。中身が空だとぺしゃんこになります。
本体が柔らかすぎて、中身が入っていない状態だと自立させることができません。
ただその分、重量はDaily Plusの約半分で、リュック自体がめちゃくちゃ軽い仕上がりになっています。当然、背負い心地も軽やか。
Daybreaker 2とDaily Plusを背負い比べるとこんな感じです。
容量的にはDaybreaker 2の方が大きいはずなのに、コンパクトに見えますよね。
このスマートさがDaybreaker 2の最大の強みと言えるでしょう。
例えば電車に乗るときなんかに、リュックを身体の前で担ぐことがあると思うんですが、邪魔になりづらいのは圧倒的にDaybreaker 2です。
ただし当然ながら弱点もあって、リュックについているポケットはDaily Plusに比べて少なく、背中に当たるクッション部分もこれといって特別なギミックは無し。
使い所のわからないポケットもあったりして、Daily Plusほど洗練された多機能感は無い感じですね(Daily Plusの方が最新モデルで価格も高いので、当然っちゃ当然かも)。
無重力リュック vs 矛盾力リュック
Daily Plusが重さを軽減する「無重力リュック」だとしたら、Daybreaker 2は軽くてコンパクトなのに大容量な「矛盾力リュック」と言えるでしょう。
Daily Plusより小さく見えるのに収容力が大きいという、ちょっと脳がバグりそうな矛盾。
正直、実際に使ってみるまでは「リュックは2つも要らないよなぁ」とか思っていたんですよ。どちらのリュックも多少違えど、大体は似たようなもんだろう、と。
しかし実際は、両者とも明確に違う個性を持ったリュックだったんで、案外明確に使い分けができることがわかりました。
Daybreaker 2が役立つシーン
Daybreaker 2は、アクティビティ用リュックって感じ。
ポケットやクッションが少なめなので電子端末や沢山の小物を持ち運ぶのには適さないものの、ウェアやスポーツ用品などざっくりしたものを持ち運ぶのにぴったりです。
僕はジムに行くときにこのDaybreaker 2を使うようになりました。持っていくのはウェアと少量の小物くらいなんで、このサイズ感が丁度いいんですよね。
また、
- 混雑した場所に行く
- 狭いロッカーを使う
- 天気が悪い
などといったシーンでも重宝しています。
スリムなボディなので、例えば電車に乗ったときなどに抱えるのがラクですし、狭めのロッカーにもすっぽり収納できるのが良い。
背負ったときに後ろに出っ張りすぎないので、雨天時に傘の中に入れやすいです(多少濡れても大丈夫な素材ではありますが)。
Daily Plusが役立つシーン
対してDaily Plusは、デジタルワークシーンにマッチするリュックって感じ。
PC、タブレット、カメラなど、ガジェット類を持ち運ぶなら断然Daily Plusが使いやすいです。
PCやタブレット用のスリーブがついていますし、ケーブル類や小物を入れられるポケットも多数ついているので、モノを整理して入れやすいんですよね。
重さを軽減する構造で背負っていても疲れづらいんで、リュックの中身がちょっと重たくなっても問題なし。
なので僕の場合、仕事のときや複数のデバイスを持ち運ばなきゃいけないときはDaily Plusを使うようにしております。
ジムへ行くときの相棒
上述の通り、Daybreaker 2は主にジム用リュックとして使っているんですが、僕にはこの使い方が非常にハマりました。
週5~6でジムに行っているから、使用頻度も高め。
今通っているジムのロッカーがちょっと狭めなので、これまでDaily Plusを使っていたときはかなり窮屈だったんですよね。
それがDaybreaker 2に変えたところ、めちゃくちゃ広々とロッカーを使えるようになって快適すぎました。
リュック自体がぺったんこになるんで、ロッカー内のフックに吊り下げれば全然邪魔になりません。
たったそれだけのことなんですが、ジム利用時の快適性はかなり向上しました。
また、最近はジム用のシューズも買おうとしているんですが、Daybreaker 2ならシューズも余裕で入りそうです(多分、Daily Plusだとちょっと厳しい)。
シューズをどうやって持ち運ぼうか悩んでいたんで、これは嬉しい。
使う前は、リュックを使い分けるって発想自体が無かったんですが、利用シーンに合わせて使い分けると快適なもんですね。
これからもジムへ行くときの相棒として、Daybreaker 2を愛用していきたいと思っています。
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