毎月、読んで良かった本をピックアップして紹介していく読書シリーズ。
今回は2023年11月に読んだ本の中から、読んで良かった3冊をご紹介します。
先月「マッスルエリート養成バイブル」という筋トレ本を読んだのですが、今月も引き続き筋トレ系の本を読んでおりました。
理想の身体を賢くつくる インテリジェント トレーニング
トレーニングで大事なのは、筋肉をつけ、柔軟性を上げ、心肺機能を高めるだけではない。最も大切なのは、心の健康状態に気がつくことだ。
引用元:理想の身体を賢くつくる インテリジェント トレーニング
ダニエル・クレイグ初め、有名なハリウッドスターの身体作りをサポートしているフィットネスコーチが書いた本。
「007 ノー・タイム・トゥー・ダイ」撮影時にダニエル・クレイグがやっていたトレーニングや、「インディ・ジョーンズ」撮影時にハリソン・フォードがやっていたトレーニングなど、映画の舞台裏を覗けて面白かったです。
朝3時や4時からトレーニングしていたり、多忙の合間を縫って効率を重視してトレーニングしていたり、俳優さんって見えないところで途方もなく努力しているんだなぁと改めて尊敬。
5-2メソッドというトレーニング方法が紹介されているんですが、これはめちゃくちゃキツい(笑) みんなこうやって身体作りをしていたのか…。
ちなみにこの本、単に俳優のトレーニング方法を紹介するだけでなく、脳やメンタルのケア方法についても重点的に解説されていて良かったです。
僕はこれを読んで、トレーニングに対するモチベーションがさらに上がりました。
よし、ジェームズ・ボンドみたいな身体を目指すことにしよう。
筋トレ大全 究極のカラダを手に入れる シンプルで科学的なメソッド
だから、新しいことを学ぶとき、それを深く理解して実践するためには、まずキーワードの定義を正しく知る必要があります。それがゴールに到達する第1のハードルなのです。見聞きする言葉がほとんどわからないなら、どうやって伝えられる情報やコンセプトを十分に理解できるでしょう。
引用元:筋トレ大全 究極のカラダを手に入れる シンプルで科学的なメソッド
「科学的根拠に基づいたトレーニング」というコンセプトで、筋トレ周りの知識をみっちり詰め込んだ辞書みたいな本。
かなり骨太な本で、筋トレやダイエットにまつわる間違った俗説や、正しい運動の仕方、休息の仕方など詳細に解説されています。
筋トレだけでなくダイエットの解説パートもガッツリ入っているので、ダイエットしたいって人にも役立つ内容かと。
個人的に良かったのは栄養パートで、1日に必要なカロリー摂取量と主要栄養素を計算できたのが良い収穫でした。
カッティング(減量)・メンテナンス(維持)・リーンバルキング(太らず増量)の3パターンごとに、それぞれ必要なカロリーとタンパク質・炭水化物・食物脂肪の量を知ることができました。
今までちゃんと計算したことは無かったんで、これを機に日々の食事を見直してみようかなと。
英語をそのまま訳したような感じで、若干読みづらいところもありましたが、必要な知識がぎっしり詰まった良本だと思いました。
ダイエットやトレーニングに興味ある人にはぜひおすすめ。
道なき未知
まず、何を考えれば良いのか、を考える。これが大切であって、この思考をいつも持っているかどうかが、その後の人生を決めるだろう。すぐには効果は表れない。十年後くらいに違いが出てくるはずだ。逆に、現在どうも面白くない生活だという場合は、十年まえに考えなかった結果だといえる。
引用元:道なき未知
森博嗣エッセイ。元々、雑誌「CIRCUS」で連載されていたエッセイなんですが、CIRCUS休刊にともなって一旦終了。4年後にBEST T!MESで連載が再開し、それらのエッセイを1冊にまとめたものです。
タイトルにある通り「道」になぞらえて、生き方のヒントになるような話が48回分収録されています。
森博嗣エッセイを読むと、いつも新しい発想や視点や気づきがあって楽しい。
読んでいるといつも何かしら、プライベートや仕事に活かせる閃きがあるんですよねぇ。
他のエッセイ本と内容が被る部分もありましたが、それでもやはり面白かったです。
僕は電子書籍で買ったんですが、書店で見かけたら装丁がカッコよかったんで、紙で買ってもよかったかもなぁ。
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