以前、お気に入りの財布としてPINTのミニマムレザーケースを紹介しました。
気に入ってずっと愛用していたのですが、昨年、飲み会に行った帰りに落としてしまうという大失態をやらかしてしまして…。
財布を落としたのは人生で初めてだったのですが、これをきっかけに新たな財布を購入することとなりました。
人生初、財布を落として学んだこと

財布を落として、1つ学んだことがあります。
それは「薄すぎて軽すぎる財布は、落としたときに気づきづらい」というデメリットがあるということ(笑)
PINTのミニマムレザーケースはその薄さと軽さが気に入っていたのですが、そのミニマムさが仇となりました。
普通にパンツの前ポケットに入れていたのですが、飲み会で座っているときに落としたみたいです。おそらく足を組んだりしたタイミングで、スルッとポケットから落ちてしまったのだと思います。

ポケットに入れているか入れていないかわからないくらい薄くて軽いから、落ちたことに気がつかなかったんですよね。
帰りの電車に乗ろうとしたときに財布が無いことに気づいて、慌ててお店に戻って探したところ、テーブルの下に落ちていました。
無事に回収は出来たものの、かなり肝を冷やしました。
もう少し大きくて、小銭が入るものに変える

そこで僕は思ったのです。「また落としたりしないように、もう少し厚めで小銭が入る財布に変えよう」と。
財布はミニマムであればあるほど正義だと思っていましたが、一度紛失したことで考えを改めました。

もう少し厚みがあって存在感のある財布だったら、ポケットから落ちたときに気づけたはずです。
財布みたいに大事なものは、ミニマムにしすぎず、ある程度存在感があった方がいいのではないかということですな。
また、PINTの財布には小銭入れが付いていなかったので、基本的に小銭は持ち歩いていませんでした。

しかし、財布に少し小銭を入れておけば、重みで存在感を感じられるし、もしかしたら落としたときに音が鳴って気づきやすくなる効果もありそうです(笑)
というわけで次に買う財布は、PINTの財布よりもちょっとだけ大きくて、かつ小銭入れが付いているものを選ぶことにしました。

そこで新たに購入したのが、ブルックリンミュージアムのミニスナップウォレットです。この財布は、以前ブログのコメント欄で教えていただいて知りました。

カラーや素材のバリエーションが豊富にあって、公式サイトから確認できるものだけで50種以上。
加えて、楽天などでTOMORROWLANDの別注版なども販売されています。

僕が選んだのはカラークロコダイル(ナイルクロコダイル)のブラック。クロコダイルならではの迫力ある表情がカッコいいです。
リアルレザーなので1点1点表情が違いますが、僕が入手した個体は下部から上部に向かって綺麗に模様が小さくなっていく感じの作りになっていました。

今まで使っていたPINTの財布より、ほんの僅かに大きくて厚みがあるサイズ感。


これもミニ財布の部類なんですが、面白いのがそのデザインです。
「紙幣・コイン・カードを全て持ち運べる」という機能に加えて、「会計時のスマートさ」まで考えて設計されています。

このミニスナップウォレットには、紙幣ポケット1つ、コインポケット1つ、カードポケット3つが付いていますが、紙幣ポケットは二つ折りにしたお札が綺麗に収まるように設計されています。
小さい財布は、一般に紙幣を三つ折りや四つ折りにして入れるタイプが多いと思います。

これまで使ってきたPINTの財布でも、このように折りたたんで紙幣を持ち歩いていました。
しかしこうすると、お会計をするときにクシャっと折り目がついた紙幣を出すことになり、見栄えが良くありません。

ブルックリンミュージアムのミニスナップウォレットはこの点が考慮されており、2つ折りの紙幣が綺麗に収まるサイズに設計されています。

紙幣ポケットのマチ無し・ホックやファスナー無しですが、ポケットの下部が紙幣を挟み込むように縫われているので、抜け落ちることがありません。


領収書や映画のチケットなどを、一時的に収納しておく場所としても便利です。
また、本来の使い方ではありませんが、ここにカードを入れることも出来ました。

何枚も入れるとさすがに落下のリスクがありそうですが、1〜2枚程度であればちゃんと固定されて問題なく持ち歩けそうです。
コインポケットも工夫されていて、カブセの部分の縫い付け方を工夫することでボリュームが最小限に抑えられています。

デザインの詳細については、公式サイトの解説記事がわかりやすかったので参考に貼っておきます。


未来を見据えた選択

「早く財布なんて持ち歩かなくていい世の中にならないかなぁ」なんて思っているのですが、まだまだそうはならなさそうです。
ただ、持ち歩かなきゃいけないカード類は確実に減ってきています。
電子マネーやクレジットカードはスマホがあれば使えるようになってきているし、僕が通っているジムの会員証や図書館のカードなども電子化されて、持ち歩く必要がなくなりました。

また、今年はiPhoneへのマイナンバーカード機能搭載やマイナンバーカードと運転免許証の一体化が行われる予定のはず。
これが実現すれば、ますますカードは減り、僕が物理カードとして持ち歩かなければならないのはクレジットカード2枚(個人用と家族用で使い分けている)と会員証1枚(まだ電子化されていないやつ)の合計3枚だけになります。

ブルックリンミュージアムのミニ財布を選んだもう一つの理由が、この未来を見据えた点にあります。
カード入れポケットが最小限の3つというのが、僕のこれからの用途に合致していました。
いざとなれば真ん中の紙幣ポケットにもカードを入れられるので、これくらい最小限の形が、まさにベストだと思ったのです。
良い財布の存在感

ブルックリンミュージアムのミニ財布は、存在感はあるけど邪魔にならない絶妙な大きさで、使い勝手も良くて気に入っています。

前述の通り紛失対策としてコインを数枚入れていますが、これによって嵩張ることもないし、重すぎると感じることもありません。

色んなカラーバリエーションと価格帯がある中で、あえてちょっと高めなものを選んだのは、自分への戒めといったところでしょうか(笑)
「良い財布を持っている」という緊張感で、もう落とすようなことはないはず(そう祈りたいw)。
革のエイジングも楽しみつつ、これからこの財布を愛用していきたいと思います。
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